大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

大府小学校分離新設校 答申の報道

2009-10-20 23:29:29 | 未分類

台風直撃の前日、慌しい台風対策に追われる中、最後の新設小学校検討協議会が開かれ、結論が出たとうかがっていました。
答申書を近日中にまとめ、正式に答申されたら新聞報道もあるだろうということで、それまで日記掲載を控えておりました。

大東町に新設することがこれでほぼ決まり、用地の取得など具体的に動き始めます。先日、予定地の前を通りましたが、すでに旧フットワークの事務所・倉庫は解体され、売地の看板が出ていました。
中学校敷地内の提案が出てきたときには、保護者のみなさまもかなり気を揉んでいました。全ての説明会を傍聴に出向き、個別に市民からお声をいただいたり、ある面、市民も私も経験値を積むことになったとも言えます。

さて、日曜日に和光市役所に事業仕分けの傍聴に行ったときに、入り口に「中学校学区選択制説明会」との表示がありました。和光市も新宿副都心から15分と通勤至便で、まだ人口が増えているしマンモス学校の課題も抱える、まさに同じ悩みを持つ自治体。
張り紙に思わず、市民のフリをして会場に入って説明を聞かせてもらえないかしら、と行ってみましたが、やはり余所者が混ざりこめる雰囲気ではなく断念・・・(友人から、「他の自治体議員です、参考に聞かせてください、ってハッキリ名乗って聞かせてもらえばよかったのに」と笑われました)

和光市では、過大になる中学校を、弾力的に学区を選択できるように、制度を設けたようです。
和光市立学校選択制実施委員会
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_6102/_6103/_6104/_6105/_6106/gyo_machi_3_1_124.html
委員名、会議録、会議資料まで公開されています。(大府市とは公開のレベルが違いますね)
案を提示し、パブリックコメントも実施されました。
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_6102/_6103/_6104/_6105/_6106.html
和光市の取組みの成果がどうなるかはまだわかりません。
学区選択制は、子どもが増えて教室が足りない場合のみの考え方ではなく、人口減少で学校に空き教室が出ている地域でも取組みされているようです。

大府小学校については、今後用地などトラブルがなければこのまま進むことになるでしょうが、一連の説明会の折に何度も「学区の見直し」の意見が市民から出ていたのも事実。
事業仕分けの傍聴に行った和光市で、もうひとつ情報を得て帰ることができました。




怒涛のような週末のご報告2?フォーラムに事業仕分けに大学受講に

2009-10-20 22:47:32 | 未分類

土曜日(17日)
7時前の新幹線で上京。
四ツ谷の弘済会館で行政経営フォーラム例会
http://www.pm-forum.org/
一コマ40分お話させていただきました
紹介ブログ 江戸川区議 上田令子氏
http://blog.livedoor.jp/edomam/archives/2009-10.html#20091018
フォーラム会員 多田氏
http://blog.goo.ne.jp/kucctada/d/20091018
初めてお目にかかった方々ばかりでしたが、よい交流の機会となりました。
またまたずうずうしいオバチャン地方議員のネットワークは拡大しつづけるのであります・・・・^^

政党籍のある議員さんに「党所属国会議員(支部長)と地方議員(支部所属)の関係は、選挙互助会に過ぎず、それぞれの立場からの政策提言・修正の場が持たれていないのでは?」と単刀直入にお聞きしたところ、そのとおりとのお答え。
確認をとらないまま推測で政党批判をしてはいけないということで、これでウラがとれました・・・
県職員経験者さんにも、「特に知事選の翌年なんかに顕著みたいな気がするけれど、本当に市町村に必要な事業なのかな?と思うようなものが、県が半分負担するから半分は自治体負担ね、とこう押し付けられることがある。県と市との関わりをどう思いますか?」とこれまたツッコミ質問をしてしまった・・・
いやどちらさまにも、苛めるつもりはなかったんです、ハイ。

懇親会、道端で立ち話を挟んで、議員3名 立候補予定者1名 いずれ出馬も考えたい1名 の5名で2次会。
おのぼりさんで不案内なオバチャンが迷子になりそうで危うく見えたか、紳士な議員さんにホテル近くまで案内していただく。


日曜日(18日)
午前
和光市事業仕分け傍聴。
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_5684/_5699/gyo_50_1/jigyoshiwake21.html
仕分け人に今日だけ福嶋浩彦氏が参加していらした。強行軍だけど和光市に来て良かった。
福嶋氏の班でわける事業が、自分にも関心の高いものだったのでほとんど3班の会場で過ごす。
他にも以前お世話になった仕分け人の方々のお顔があったので、アイコンタクトでごあいさつ。
何度も顔を合わせている友人市議とも会場で偶然合流。昨晩の紳士町議も会場で再会。
それぞれのまちの課題を共有しつつ情報交換しつつの傍聴とはなんと贅沢。

午前の部を最後まで傍聴してしまったうえ、和光市役所立ち去り間際に立ち話をしてしまったため駆け足移動。
市役所前にタクシーがいないから駅まで徒歩。距離はたいしたことないけど、なんせ次が詰まっていて移動時間を稼ぐためにもタクシーを呼び止められるとよかったのだけど・・・
紳士町議が有楽町線もご同道くださった。

法政大学大学院政策創造研究科「自治体政策における議会の役割」に駆け込み。
http://chiikizukuri.gr.jp/blog/2009/08/10171018.html
午後の部に5分ほど遅れて入室。2コマのみ受講。
さすがに疲れてきて集中力に欠ける・・・
資料は2日分通したものをいただけたので、帰りの新幹線で目を通すことにしようとファイルを抱えて帰途に。

家に辿り着いたのは午後8時近く。さすがに私にはご飯作る気力が残ってない。私が出張のときにいつも家事を代行してくれている娘も、朝早くから弟の弁当作りをし、地域のお祭りのお手伝いにも出向きだったので、これ以上甘えられない。
ということで、家族で中華やさんに行き5人分6000円ナリ。
いつも家族のことが最後になっちゃう母ちゃんでゴメン。




怒涛のような週末のお会計?政務調査費は使ってませんが。

2009-10-20 22:27:41 | 未分類

さて、前の日記に続き、更新が遅れた分をフォローする記事をば。
怒涛のような週末をざっくり掲載。んでもって、お会計も掲載。
(怒涛のような内容を一挙掲載なので、これまた長文です)
まずはお会計。

17日(土)
東海道線&新幹線 10260円
参加費 運営委員につき 0円
懇親会費       3000円※
二次会        2000円※
朝食・昼食・翌日朝食など 2970円※
宿泊   6500円※

18日(日)
麹町ー和光市  230円
和光市ー水道橋  230円
タクシー(和光市、水道橋) 1370円
昼食、飲み物代など 800円※
新幹線・東海道線  10260円
和光市傍聴 無料
法政大学受講料  5000円

以上2日間合計 42620円

さて、わたしの費用対効果としてこの金額はどうか?
私は「額に見合う成果はあった」と思う。
微妙なのは法政大学。内容のよしあしじゃなくて、疲れて集中できなかったから。自分にどれだけ落とし込めたか、やや残念な気がする・・・・

政務調査費は例によって使っていません。というか、自由度が低くて正直「使えん」・・・
事前申告制の政務調査費では、当日になって「仕分け傍聴行こうっと」ということができない。
懇親会でも後ろめたく思わないで飲み語りたいですし。

定額支給の旅費条例では、1泊14000円で日当2600円がつきます。つまり1泊2日で19200円が領収証ナシで支給されるきまりです。では今回の私の上京では・・・※合計は15270円。懇親会に2次会まで含めても4000円ほどおつりが出ますね。合法的にポケットマネーができる潤沢なきまりだと改めて検証(爆)
旅費条例について一般質問したときの議会報告チラシはこちら(PDF)第6号裏面です。
http://tokuko.takaba-jp.com/newsletter/REPORTNo.6.pdf



長くなるので記事を分けます。次の日記に続く。




和光市事業仕分け傍聴に思う

2009-10-20 22:05:55 | 未分類

日曜日は帰宅してからさすがにダウン、昨日はプロバイダのトラブルで更新ならず。
2日経ってしまいましたが掲載します。
土曜日に行政経営フォーラムで、四ツ谷でお話しさせていただき、
その晩は麹町に宿泊。翌日曜日は法政大学の政策創造研究科の講座を申し込んでいましたが、和光市の事業仕分けも傍聴したい・・・大学の講座カリキュラムが、午後だけでもよいかと妥協できたので朝から和光市へ。
麹町にホテルを取ったのも、法政大学の水道橋に行くにしても(JR中央線)、和光市に行くにしても(メトロ有楽町線)どちらにも便利だから、と想定してのことでした。

私は事業仕分けを2007年から着目していて、今年は仕分け人もさせていただいています。そのようにしばらく見てきて関わってきてのレポートです。(かなりの長文です。別の場所に投稿したものを転載していますのでご容赦ください)

和光市会場で一緒になった、あちこちの自治体議員さんと仕分けの内容や様子を見ながら議論しながらの傍聴でした。


事業仕分けのスタイルは、
構想日本からの仕分け人のみで仕分けする場合(全員が外部評価者・スタンダード)
構想日本+市民評価者のチーム(今回和光市、近畿エリアでもこれが多いのかな?)
構想日本チーム+傍聴市民判定(富士見市)
このように大別できるし、どのようなスタイルで行うか=実施の目的の一部でもある
と、自分としては見ています。

納税者かつ主権者であり、当地に住み受益者でもある市民が、どのように事業に値札をつけたものを見て、どのように仕分けのさまと結果を受け止めるのか

執行していく実務者であり、予算編成を行う実務者であり、市民に常に向き合い説明責任を負う市職員が、
シートを作成し仕分けの準備資料を用意する段階で、自ら何を見つけるか
仕分けの事業説明にはじまる仕分け人との対峙で、何を感じ考えるか
結果をうけて、どう反映していくか

これらが前向きベクトルで展開されれば、実際に事業をどう組みなおしたかということに加えた、大きな成果につながると考えています。
市民の監視の目と、職員の仕事の組み立て方・意識が変われば、今回仕分け対象にならなかった事業にまで効果を及ぼすことができる。
全事業仕分けが、現在の手法では厳しいだけに、一度の仕分け開催で得られる果実は最大限であってほしいと思います。
ただ、この理想型には「市民にどう関心を喚起するか」の入り口のハードルが高いのですが、現在国政の関係で「事業仕分け」が注目されていますのでこの追い風にも期待したいところです。
和光市駅からタクシーで市役所に行きましたが、タクシー運転手さんは、市役所で仕分けを行っていることをご存知ありませんでした・・・

和光市の仕分けには、仕分け実施済み自治体の部長さんが私服で傍聴においでになっていました。自分の自治体が終わってやれやれとなった後も、他の自治体の仕分け傍聴に足を運ぶ。職務への責任感を拝察したように思います。
会場で数人の自治体職員からも声をおかけいただきました。複数自治体の傍聴を重ねておいでとのことで、富士見市で仕分け人をした私を覚えていてくださったようです。休日にあちこちの自治体に足を運ぶ熱心さに頭が下がります。


事業仕分けを実施にこぎつけるには、首長の判断と決意が大きいと見ています。
一方、二元代表(と制度上言われる)である議会はどう見ているか?

議員の予算要望で実施に組み込まれている事業もあれこれありますよね?(わたしは予算要望という方法に懐疑的な議員で、しておりませんが)
いわゆる「議会対策」として、削るに削れない事業(いち事業とまではいかずとも、要望によって太らされた事業)は、
事業選定でピックアップできるのか、ピックアップして改善(廃止)指摘されたら議員は引き下がってくれるか?
また、仕分け全体に対して、仕分けを行う予算を可決したにも関わらず、実施後にクレーム。
「予算・決算審査で、職員外かつ市民目線の評価は議員である我々がしている、仕分けの必要性と結論に疑問」と。
和光市のロビーや廊下で、あちこちの自治体職員さんにお会いして聞きましたが、
「議員の予算要望で切れない予算こそが問題。職員はこの経済情勢と税収で、できないものはできない、とある面割り切って仕事をせざるを得ないと認識している」との声があったのは事実です。


わが大府市での開催の道は遠く、起こり得ないように感じていますが、それでも職員に、仕分けを行う「大変さもあるけれどもその先にある果実」について、話すきっかけがないものかと思っています。