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自然からのたより

四季の生き物たちの命の輝きを写真でお伝えします

生シマフクロウを触った

2015-03-31 05:43:39 | 道東探鳥記
2月14日、15日には根室バードフェスティバルが開催され、10種類のツアーが予定され交通手段を心配しなくてよかったので参加しましたが、残念ながら爆弾低気圧のおかげで、全てキャンセルになりました。
13日の前夜祭で「森のカムイ シマフクロウ 保護と課題」というテーマでシマフクロウのお話を伺い、生シマフクロウを触らせていただきました。
このシマフクロウは発育不全で自然に返せないので研究所で飼っている個体で人慣れてしていました。これだけでもわざわざ出かけた甲斐がありました。
環境省が道東にシマフクロウ用の巣箱を設置し、その利用状況と雛の生育状況を監視し、60日以上経っても巣立たない雛は様子をみて人間の管理下で育てているのだそうです。

猛禽類医学研究所の渡辺先生とシマフクロウのチビです。



チビは2歳、4kg弱でやや小さいそうです。



腹の羽は薄茶色で羽軸だけが茶色です。魚をとるため足に羽はありません。



静かにじっと見つめます。黄色の目がかわいいです。



翼の羽には複雑な模様があります。翼の羽を触った感じは硬くしっかりしていました。



渡辺先生の言うことをしっかり聞いています。



触られても平気!



嘴を触って意思疎通をしているようでした。



こうやって。



まじかで見ると大迫力。



翼を広げると大きいですね。



翼の羽の模様は表と裏では違います。



いつも首を傾げて。



シマフクロウの大使としてのお役目ご苦労様でした。



■ 道東プチ情報

シマフクロウは夜川で魚を採り、川づたいに飛びます、もしそこを道路が横切っていたら車にはねられてしまいます。交通事故で死んでしまう個体も多いそうです。
そこで橋に棒と旗をつけ、ここはもっと上を飛んでもらうようにしました。



これはシマフクロウのための旗なのです。


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