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自然からのたより

四季の生き物たちの命の輝きを写真でお伝えします

2012-10-24 04:42:01 | 観光
近所で能舞・能管コンサートがあったので行ってきました。
大河ドラマの平清盛にちなんで「平家物語」の女性たちの時代に翻弄される姿を主題にした能でした。
まったくの素人に、「能はミュージカルである」という説明に驚き、納得させられました。
能は指揮者に統率されずに、自分たちのリズム感のぶつかりあい、かけあいで音を紡いでゆく総合芸術なのだそうです。
(この日は短い時間だったので、ほんのさわりを見せていただきました)

古民家には舞台がしつらえられて、庭には行燈あんどんが。



古民家の前庭。



能舞台へ誘導する行燈の列。



十五夜を想定しての月見の飾り。



能舞台に描かれている松の絵は鏡板の松かがみいたのまつと呼ばれます。
松の絵は、一本の幹に二本の枝が基本構図で、漢字の「久」を逆さまにして裏返した形だそうで
背後から太陽の光が差しかかると舞台上に「久」の影が浮かぶのが決まりだったそうです。



行燈に火が灯され。



幕開けの連管の儀れんかんのぎ。長屋門から能管という横笛のはりつめた音が響き渡りました。



うたい



舞。



能のお話を聞き、700年の歴史の一端に触れ、日本の心を再確認しました。



上弦の月が庭を明るく照らしていました。


最後にこの場を準備、企画してくださった主催者の方々に御礼申し上げます。

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