自然からのたより

四季の生き物たちの命の輝きを写真でお伝えします

チャイロスズメバチの乗っ取り

2024-09-12 00:00:06 | 昆虫
チャイロスズメバチ(全身茶色)はキイロスズメバチ(顔や腹が黄色)やモンスズメバチ(顔や腹が黄色)の巣を乗っ取る社会寄生バチです。
ちょうどモンスズメバチが巣を作っているときに、チャイロスズメバチの女王が侵入し、モンスズメバチの女王を殺して、乗っ取ったようでした。
モンスズメバチの働きバチはキイロスズメバチを奴隷として労働力を利用し、チャイロスズメバチの働きバチを育ててもらいます。次第にモンスズメバチの数は減少し、チャイロスズメバチだけになります。
それぞれのハチの色が異なるので、観察は容易でした。こんな情景をリアルタイムで見れて納得できました。虫友のHさんから情報をいただきました、ありがとうございました。

この過程はハチ目アリ科のアリの巣の乗っ取りと全く同じだったので、驚きました。

撮影 2024.07.25~08.03


7.25  乗っ取った後の巣



右にモンスズメバチの働きバチがいます



7.31  数日すると、巣の入り口に構造物ができました



モンスズメバチが見当たらない



8.03  下にモンスズメバチの働きバチがいます。多分この巣で生まれたのでしょう



モンスズメバチの働きバチは巣を作っているようです


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イチモンジカメノコハムシ幼虫の奇妙な動作

2024-09-11 00:00:51 | 昆虫
イチモンジカメノコハムシ幼虫が背中の殻を上下に移動させていました、何のためと思いましたが、「うんこがへんないきもの」という本を読んでわかりました。
背中のものは、自身の糞で、せっせと盛っては乾かし、乾かしては盛るをくりかえし、不思議な形になります。これを「糞冠」というそうです。
幼虫はこの糞冠を傘のように広げて威嚇したりするそうです。

撮影 2024.07.31



背中の殻を持ち上げました







だんだん降りてきます



するともう一度持ち上げて






そろそろ次の脱皮が始まるのでしょうか


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ナガヒョウタンゴミムシ

2024-09-10 00:00:53 | 昆虫
田んぼの渕に座って眺めていたら、いろいろな虫たちがやってきました。田んぼのお掃除屋さん、ナガヒョウタンゴミムシもいました。顎も立派でした。

撮影 2024.07.25



















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ハイイロゲンゴロウ

2024-09-09 00:00:14 | 昆虫
水の張られた田んぼで、ハイイロゲンゴロウがスイスイと泳いでいました。ゲンゴロウ自体も最近は目にしていないので、とても楽しめました。

撮影 2024.07.25
















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イチモンジカメノコハムシ幼虫

2024-09-08 00:00:29 | 昆虫
イチモンジカメノコハムシの幼虫ですが、上の黒い物は今まで脱ぎ捨てた繭の殻と糞からできています。一応これで下の弱そうな部分は隠れているので、安心なのでしょう。
成虫になるとすっかり見違えるようになります。7月から8月にかけて、ムラサキシキブの葉上でよく見られます。

撮影 2024.07.25













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