田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

跨線橋

2010-05-16 15:08:51 | 私の歳時記
レトロな鉄骨造の跨線橋  JR新前橋駅の近く、上越線と両毛線が通る線路上に架かっています。
全長40m少々、幅約3m。鉄骨表面には赤さびが発生しています。

新緑若葉の季節の訪れと共に、利用するようになりました。
それまでは、この跨線橋の南方150m程にある、駅構内に繋がっているペデストリアン・デッキ風の跨線橋を通っていました。

この跨線橋に惹かれたのは何故?

通行量は圧倒的に少なく、人とすれ違うのは稀で、のんびりゆっくり歩いて行けるのです
私は駅を利用している訳ではないので、せかせか急ぐ必要もありません。

素材こそ鉄骨で冷たい感じのようですが、トラス構造を連ねた、接合ボルトの露出した手造り感、
近くに建つミラーガラスの壁面をもったビルとの対比で、その存在感が一層増します。
古くても綺麗、美しい!
しかも素朴でやさしくて郷愁漂う――そんな跨線橋が好きになりました。

   

この跨線橋、電車好きな幼子が母親とよく来ています。階段の中ほど辺りが絶好のポイントのようです。
この日は幼稚園の年少さん位の男の子が、おばあちゃんと二人遊びに来ていました。
橋の上を、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。電車が通ると『 おばあちゃん! おばあちゃん! 』と歓声が上がります。

橋の上を歩くと、足の裏に心地よさを感じ、春の陽気も手伝ってか幸せな飛翔感に満たされました。

   
  
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