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気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

そろりとろり俳句の道(16)~夜長

2023年11月06日 | そろりとろり俳句の道

横浜みなとみらい※写真/

【俳句ポスト】は、松山市が運営する俳句投稿サイトです。

選者は中級以上部門は夏井いつき先生、初級者部門は家藤正人先生です。

9月の兼題は【夜長】でした。

【夜長】秋(時候)傍題➜【長き夜】

俳句歳時記

秋分を過ぎると、昼よりも夜の時間が長くなりはじめ、夜なべなどがはかどり、灯火で読書をするにもふさわしい。

🔶実際にもっと夜が長いのは冬至の前後であるが、このころになると夜が長くなった感慨が強まる。

例句:【一つ置く湯呑の影の夜長かな/深見けん二】

     

妹の句:【煌々と灯り紛れる夜長人】(初級者部門/入選)

妹の句にお借りした写真は【横浜みなとみらい】です。

近くなのに(歳のせいか)この頃めっきり、夜のみなとみらいには出かけなくなりました。

今でも、夜長人をのみ込んで、キラキラと光っていると思います。

夜の長いこの季節・・・たまには、夜に出かけてみたくなりました。

私の句:【坊守逝き別れの檀徒長き夜】(初級者部門/入選)

「坊守(ぼうもり)」とは寺院の番人、浄土真宗の僧の妻。

近年の制度では、女性住職の夫や、配偶者でない親族が務めることもある。※goo辞書

ちょうど9月のお題「夜長」の締め切りの頃、菩提寺の奥様が亡くなられました。

優しく、いつもニコニコとしていて、小柄で綺麗な奥様でした。

このところ心臓の具合が悪く、家(寺)で養生をされていました。

お彼岸の法要に来られた住職が「もう長くはないかもしれませんから、その時はご連絡します」と仰っていました。

そして数日後に、連絡があり、夫と私はお通夜に行きました。

お焼香する檀家さんたちの列も長く、住職と若住職おふたりの「お経」も長く続き・・・私も庭灯ろうの辺りでずっと立っていました。

その時に詠んだ句です。

でも後で読み返すと(坊守)とか(檀徒)とか使ったことで、よく分からない句になっている様な気がします。

今度(10月のお題)は【霜】です。

ここ何日か11月には思えないほど、気温の高い日が続いています。

霜の降りるのはどのくらい先になるのでしょうか?


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (なおとも)
2023-11-06 22:55:52
こんばんは!
初めての言葉を覚えとても勉強になりました。
難しい言葉ですが、気持ちやその雰囲気は伝わってきます。宗派により、使われる言葉が違うのも、日本語の豊かさを感じます。
妹様の句は浪漫があり、映像が浮かびます。
姉妹で同じ趣味で本当に羨ましいです。また、楽しみにしています。なおとも
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Unknown (tomo69163)
2023-11-07 05:28:32
おはようございます。
長き夜のお話におはようでは趣向が違いますね😆
粗忽者で恐縮です。
近年、コロナがあって尚のこと長き列をして別れを惜しむ事を忘れていました。

坊守逝き別れの檀徒長き夜

私はこの長きに
列のことも思い出の数々も重なってきて、何故かとても大事なことを忘れていたように気付かされました。ましてや檀家、檀徒。
こんなにたくさんのことが短い言葉から伝わってくる感じるとはすごいと思いました。
俳句や短歌、憧れますが全くの無知で見当違いな事を書いていたらほんと😱ごめんなさい🙇
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Unknown (naramama)
2023-11-07 09:09:18
なおとも様
おはようございます!
コメントありがとうございました。(^_^)

この兼題の結果発表は、ちょうど日光旅に行っていた週にあり、ブログにするのが遅くなりました。
正直、今回は「没」かなって思っていました。(;^ω^)

句を載せる写真は手持ちがない場合、無料フォトサイト等で探すのですが、
妹のものは、おっしゃる通り映像がすぐ浮かび直ぐ探せたのですが、自分のものはなかなか探せませんでした。
なおともさんに気持ちや雰囲気が伝わったようで、嬉しいです。

妹とは同じ母で繋がっている「結束」でしょうか?( ´∀` )
ナラママ
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Unknown (naramama)
2023-11-07 09:50:04
tomo様
おはようございます!
コメントありがとうございました。(^_^)

わけのわからない句を作ってしまったかな?と反省しきりだったのですが、
tomoさんに読み取って頂けて、嬉しいです。

今まではお寺での法要後(お盆とか)食事会があったのですが、
その時、奥様は誰隔てなく、いつもニコニコとして、檀家さん達を接待し住職を補佐されていました。
そんな奥様が、私は好きでした。
病気になってからは住職が介護され、自宅(寺)で過ごされていました。

コロナ禍の規制がなくなり、通夜、お葬式ができて良かったと思います。
列席して、最後のお別れをしたいのは私だけでは無かったと思いました。
多分、世の中は「楽」の方へ流れているので、今後簡素化すると思いますが、昔の風習は長い年月を経て出来上がっているだけに無下にすることもないような気がしています。
今後も好きだった人にお別れできるといいなぁと思っています。(;^ω^)
ナラママ
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