気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
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春彼岸~供養・墓参り

2024年03月20日 | 日記

わが家の墓地は横浜市営の墓地で、126,000平方メートル、14000区画に及ぶ広大な墓地だ。

もともとは義母の実家の墓地であったが、義母が亡くなった時に、長姉が独身ですでに亡くなっていたためわが家で引き継いだ。

義母は5人姉妹の中で、唯一男子を生んだ3番目(私の主人とその弟)その他の姉妹が生んだ子はすべて女子!

今は男女の差別をしてはいけない時代だが、その頃は「男の子=跡継ぎ」の風潮だったので、義母の両親は夫が生まれた時には大変喜んだらしい。

義母は実際には6人姉妹で実は生後6カ月で亡くなってしまったもうひとりの女子がいたらしく、墓改めの時に小さな可愛い骨壺を見た。

6人の子が全部女とは…それは男の孫(夫)の誕生におじいちゃんは喜んだはずだ。

でも義母は「そのおかげでこんなに我儘に育ってしまった」と息子(私の夫)のことを、いつも言っていた。

夫の我儘な性格はこんなところからもきているらしい!

     

去年、奥様を亡くされたご住職も例年通り供養にいらっしゃった。

今年は米寿だとおっしゃっていた。

ということは88歳、この日もバイクでみえたが、今年免許更新するらしい。

「高齢者の認知試験が通るかが心配だけれどね!」と言っていたが、やる気満々だった。

今年は同窓会にも出席するらしい。(ちなみに出身地は信州)

「もう10人もいなくなったけど( ゚∀゚)アハハ…」ともおっしゃっていた。

でも、奥様を亡くされシュンとされているのかと思っていたので元気で何よりだった。

以前住職が「半日陰でもよく育つから…」ともって来られたエゾノリュウキンカが庭のあちこちに咲いている。

黄色に輝いてとても綺麗だけれど、草のように増えるようだ。

「暑さ寒さは彼岸まで」とはよく言ったもので、このところ寒暖の差が激しい日が続いたけれど確実に春に向かっているようだ。

庭のあちこちに花を見るようになった。

墓前で、義父母も生前、悩みの種だった隣りの廃屋を孫が整理し我が家の土地としたことを報告した。

仕事を持っていた私に代わりに、息子は義父母にもよく面倒をみてもらっていた。

本当に感謝している。

今度の彼岸は実家の墓参りに行けなかったので、昨日、供物として果物セットを弟のところへ送った。

実家の墓参りと、伯父家(もう跡継ぎはいない)の墓参りを済ませたと言っていた。

これに関しても弟妹にはいつも感謝している。

折を見てそのうちに実家の墓参りにも行こうと思っている。

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