気がつけば思い出Ⅱ

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はじめての俳句🖊12~花は葉に・・・

2021年06月09日 | 喜代の俳句

※KWORKさん/写真AC

職退きてよりの幾月花は葉に

季語:花は葉に(葉桜):夏

桜は花が散ると葉が出始め、五月には美しい緑が広がり、空を覆うようになる。

日の光に溶けた葉桜はことに美しい。※俳句歳時記

提出した句:【花は葉に職退きて幾月か】

作品の背景:退職して何か月かが経ち、花の咲いていた季節は終わって葉が多くなってきた。
退職した自分も変化しているのだろうか。

先生の添削:退職されたというご自身の環境の変化と、「花は葉に」という季語がうまく調和しているように感じました。

季語の選択がいいですね。

中七の「職退きて」のリズムがもう一つのように思いますので、職を退いてからの幾月、という形でまとめてみてはいかがでしょう。

【職退きてよりの幾月花は葉に】

添削後の句は(職退きて→上七)が字余りで、全体でみると七・七・五となり五・七・五の定型から外れている。

テキストを読み返して調べてみると(字余り)と(字足らず)の例句が幾つかあった。

その中からそれぞれ一句。

字余り

【此秋風の持て来る雪を思ひけり】(このあきかぜのもてくるゆきをおもいけり)(上七) 高浜虚子

字足らず

【兎も片耳たるる大暑かな】(うさぎもかたみみたるるたいしょかな)(上四)芥川龍之介

定型のリズムを前提にしながらも、定型にこだわらない、またあえてこの(破調)を愉しんでいる句者もいるらしい。

でも定型もおぼつかない私にはこのような句は、まだまだ…難しい…。

      

退職して11ヶ月経った。

二三軒先にママ友(息子達が小・中学校・野球チームとも一緒)がいる。

彼女は私より七歳年上だけれど、まだママさんソフトのチームに入っているような体力のある元気な人だ。

ただこのごろ耳の具合が悪く電話が聞き取りにくなり苦手となったということなので(以前より携帯は苦手)

仕事をしていた時は、目と鼻の先の家なのになかなか行けなかったので、直接会おうと思い行ってみた。

以前は、少しの時間ももったいなくて「なんでメールしないのだろう」とそんな風に思っていた。

今コロナなのでマスクをして外だったけれど、やはり顔をみて話すのっていい。

ご主人が毎日パソコンでアクセスしているのに、まだコロナワクチン接種の予約が取れていないらしい。

ご主人も耳が聞こえづらくなっていて電話予約は駄目らしいので、どうしたものかと言っていた。

一緒に住む娘さんに相談してみたらと提案をしたけれど、うまく取れただろうか?

電話ではわざわざ話さないことも(しかも聞きづらくなったらなおさら)顔をみると話せることもあるので(特に我々の時代は)

これからは時間があるので時々訪れてみようと思う。

      

彼女の家の庭にはとても綺麗な花びらのアジサイが何種類も咲いていた。

「庭が広くて羨ましい」と言ったら、「草取りが大変よ」って言っていた。

確かに!。しかもこんな風に咲かせるのには手入れも大変かもしれない。

お隣にいただいた白いアジサイの挿し木が成功したら、今度これらのアジサイを貰って

挿し木にしてみようかな…庭は狭いから鉢植えにでも…。退職後は欲深くなった。

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