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気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

俳句🖊47~冬薔薇(ふゆそうび)

2024年02月19日 | 喜代の俳句

【冬薔薇ひと花凜と咲き続く】

※花と植物の俳句歳時記

季語:【冬薔薇(ふゆそうび/ふゆさうび)】→(冬)

傍題:冬薔薇(ふゆばら)・寒薔薇(かんそうび)

薔薇が冬に入ってからも名残りの花を開くさま。

例句:【冬さうび咲くに力の限りあり/上野章子】

🔶変色した葉を木枯らしで落としながらも、輪をつめた花を開こうとするけなげさを想うとせつなくなる。

→【薔薇】そのものは(夏)の季語

     

けさ、起きて温度計を見ると、なんと20度!

二月の気温ではない!

昨夜、就寝時に雨音がしていたので、寒いと思い、起きて早々につけたエアコン(暖房)を切ることになった。

昨日も暖かかった…暖かいので少し庭に出ていたら、むしろ「暑い!」くらいだった。

暑さ寒さを繰り返し春になるというけれど…こう気温の高低差があっては敵わない。

今週末には低くなり、2度から6度になるらしい。

刀は作る工程において熱したり冷やしたりを繰り返すこと(焼き入れという)により強度が増すらしいが、齢七十を超えた身は、間違えばボッキリと折れそうだ。

忘れているくらい前から(多分1月上旬から)ずうっと…蕾だった薔薇が咲いた。

冬に咲く花は強いと思う。

良いお天気の日もあるけれど雪、風、雨、天候は気ままだ!

夏の間かなリ長く蕾のままでいたハイビスカスがもう少しで咲くという手前で「ぼたっっ!」と落ちてしまった。

昨年の暑さに耐えきれなかったのだろう。

去年頑張ったハイビスカス🌺

なので、この薔薇が咲いた時は嬉しかった。

しかも何日も咲き続けている。

今日の雨にも散らなかった。

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俳句🖊46~去年今年(こぞことし)

2023年12月31日 | 喜代の俳句

【去年今年隠居暮らしも早や四年】

季語(新年):【去年今年(こぞことし)】

※俳句歳時記

元旦の午前零時を境に去年から今年に移り変ること。

年の行き来がすみやかなことへの感慨がこもる。

🔶「去年も今年も」という意ではない

例句:【去年今年変らぬ杖の置きどころ/村越化石】

     

大晦日の朝は、ポツ、ポツとした雨音で目覚めました。

けれどさほど寒くは有りません。

2020年7月に退職して、のんびりとした暮らしが4年目に入りました。

今年も夫と青森、妹と日光、そして千葉・茨城のひとり旅と、何度か旅行することができました。

俳句を載せた写真は、「白鳥が見たい」との念願が叶った茨城県北浦の白鳥です。

仕事をしている時は「忙しい」が口癖だった私に、俳句をしたり、旅に出たりと…そんな時間が残っていたことへの感謝の年だったような気がします。

体力があるうちに「来年もまたどこかへ旅したいなぁ~」と思っています。

     

今年も、不定期で話題も定まらないこの拙いブログを訪れて下さった皆様、ありがとうございました。

私も、皆さまのブログにお邪魔して、いろいろなことを学び、知り、ワンニャン達には癒されておりました。

ほんとうにありがとうございました。

来る年もよろしくお願い致します。

皆さま、良いお年をお迎えくださいますよう~

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俳句🖊45~狂ひ花

2023年10月13日 | 喜代の俳句

【狂い花なぜ咲いたでも嬉しいよ】

季語(冬):【帰り花/かへりばな】➜傍題(返り花・忘れ花・狂ひ花・狂ひ咲き)

※俳句歳時記

小春日に誘われて咲く季節外れの花のこと。

俳句では桜を指す場合が多いが、山吹・躑躅など、ほかの花についてもいう。

例句:【足跡のここに途切れし狂い花/出口善子】

      

学校帰りの孫が「お隣の桜が咲いている」とラインで写真をママに送ってきた。

その話を聞いて、お隣さんからは「いつでも写真を撮ってよい」との了解を得ているので、見に行ってみた。

やはり咲いていたので、塀の外から写真を撮っていると「梅もボケも咲いているよ!」と、お隣さんが庭に招き入れてくれた。

晴れの花

ボケの花(ボケがちょっとぼけた!

みんな「狂い咲き」に間違いない。

植物も、今年の気候異常についていけなかったのだろうか?

     

 

秋に咲き始め、春まで咲くという種類の桜もあるらしい。

紅葉とコラボする【十月桜】写真素材 - フォトライブラリー photolibrary

けれど、れっきとした春の桜🌸が、こういった季節外れに咲くのは(狂い咲き)とか(帰り咲き)といい、その現象は【不時現象】と呼ぶそうだ。

参照/Art-sentei.com

花芽は夏頃までに作られその後休眠に入り、この時、花芽は冬の低温に耐える為に葉から休眠ホルモンを出し蕾に蓄えられ、

来年の春まで花芽を固くして咲かないようにしておき、蕾の中のホルモンが全て消費された時の春に、蕾が成長し花を咲かせるサイクルになっています。

台風によって葉を急に失ったり、害虫により葉を食害される影響によって葉が急に無くなってしまうことで、

そのシステムが狂わされ異常が発生したかのようになり、花が咲くことになります

そうか、天候が異常だったため、システムが狂わされた結果、花が咲いたのか! 

私はもう、狂い咲きも無理だろうな…

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俳句🖊44~紅蜀葵

2023年08月21日 | 喜代の俳句

咲いて散りまた咲いて散る紅蜀葵(こうしよくき)

季語:【紅蜀葵(こうしよくき)(夏/植物)】別名(もみぢあふひ)

※俳句歳時記

北米原産のアオイ科の多年草の花。

葉は掌状に三~五深裂し、七月ごろ緋紅色の大きな花を開く。

例句:【沖の帆にいつも日の照り紅蜀葵/中村汀女】

     

コロナで発熱し、3日間ほどはベットで過ごし、熱も下がったその後の1週間も、他の人にうつしてはいけないので、ほとんど部屋から出ませんでした。

そんな時(そんな日)の朝早く、まだ家人が寝ている間、部屋の掃き出しからそぉ~っと庭へ出て、モミジアオイの花が咲いているのを、確かめるのが楽しみでした。

そのひらひらとした緋赤色の花びら(花弁)が好きです。

モミジアオイは一日花!

昨日咲いて(開いて)いたものが萎み、そして今朝、新たなもう一輪が開いています。

そんな僅かなことが嬉しかったのです。

部屋から見えるところにはハイビスカス🌺も咲いていました。

ハイビスカスも一日花で、咲いて散りを繰り返し、こちらも好きな花で以前はこちらしか知りませんでした。

ハイビスカスの定義は広く、フヨウやムクゲ、そしてモミジアオイも含まれるそうです。

でもモミジアオイの花弁はひとひらごとに離れていて、何となく儚さを感じます。

儚そうでもって、強い緋赤色…そんなところが好きな所以かもしれません。

落ち葉も(薄紅色の茎も)奇麗です。

名前通り「モミジ」のようです。

拾って仏花の添えにしています。

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俳句🖊43~長崎忌

2023年08月06日 | 喜代の俳句

長崎平和祈念像・平和の泉(1992/6/6写)

 

※俳句歳時記

季語:長崎忌(夏)行事 ➡【原爆忌】の傍題(原爆の日・広島忌・長崎忌)

昭和二十年八月六日。

広島市に世界最初の原子爆弾が落とされ、最初の四か月間で十三万人以上の人命が失われた。

八月九日には長崎にも投下され七万人余りの人命が失われたと推定される。

両日を「原爆忌」といい、八月六日を「広島忌」、九日を「長崎忌」という。

広島では平和祈念公園で平和記念式典が行われ、長崎でも平和公園で平和祈念式典が行われる。 

例句:【首上げて水光天に長崎忌/五島高資】

     

【長崎忌生まれた日よと母が言ふ】

句は昨年7月、俳句ポスト365に投句したもので(第276回初心者部門入選)

使用した写真は31年前、長崎旅行時の写真です。

お題が出た時に、確か長崎には行ったことがあると思い引っ張り出した古い古い写真です。

私の誕生日は終戦後5年経った八月九日で、

「あなたの誕生日は長崎の原爆記念日よ」と、私の幼い時に母がいつも言ってました。

そのことを詠んでみました。

     

空港(羽田)関係の会社に派遣されていた平成4年長崎にハウステンボスというテーマパークができ、派遣社員も社員旅行へ連れて行ってくれました。

会社に社員旅行という風習が残っていたころです。

私にとってはそれが、初の飛行機搭乗でした。

原爆関係の写真を探していて、その旅行時の懐かしい写真がいくつかでてきました。

長崎に一泊して、福岡空港から羽田空港まで帰ってきた記憶があります。

とても楽しい旅行でした。

31年後の今、ハウステンボスはどのようになっているのでしょうか?

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