そらいろのたね

そらいろのたね、という名作絵本があります。
きつねと、男の子が模型飛行機とそらいろのたねを交換したら
そらいろのたねから家が生えて、みんなで楽しくしていると
そのうちがうらやましくなって独り占めしようとしたきつねが
痛い目に合う話なのですが。

最近書くことにはまっているムスメ。
そらいろのたねで、劇ごっこをしたあと、

「ねえ、このあと、きつねさんはどうなったのか書いてみない？」

と提案したら


「きつねはひとりでおうちにかえっておかあさんにちりょうしてもらいました」

という説明と、絵を描いた。

ああ、かわいい。幸せだな、わたし。

グループのみんなも、
きつねがかわいそうな状態のままにしている子はいなかった。
みんな、お母さんに慰めてもらったり
病院でお医者さんが診てくれていい子になったり

失敗しても、立ち直れる、やり直しができる、というココロは
いつ、こどもから消えていっちゃうんだろ。