今朝は子どもたちが語学学校でみんなでZOOに行くのだということで、
おにぎりを作って送っていった。
そのあと、ダーリンと合流して、ついに!借家の契約に。
なんとか、これならまあいいか、という物件を見つけ、
(広いけど古くて高いので値切ったんです)
契約にこぎつけたのです。ネコも可。
一つ安心。
そのあと、学校に申込みに行こうと思ったら
やっぱりまだ夏休みでオフィスが開いていなくて
そっちはできなかった。
でも、目星をつけていた学区内の家が見つかったので
ほんと、よかった。
こないだ下見に行った日は大雨だったので
雨漏りチェックはできた(笑)
でも私しか見てないの。いいのかしら。
11時ごろイランちゃんと別れて、
買い物や洗濯や日々の雑事を済ませて
そろそろ迎えに行こうかな、と思った3時前、
携帯が鳴った。
「はいもしもし」
「かーちゃん~」
電話の向こうからまぎれもなくオニイの情けない声。
「どしたの?」
「電車降りそこなってみんなとはぐれた~。今、ビクトリアマーケットにいる~」
「どうやって電話かけてるの?」
「そこら辺の人に借りてる」
「とにかくそこ動かないで。今から探しに行くから。電話かしてくれた人に代わって?」
しどろもどろにお礼、迷子になってしまったこと、そこから動くなと言っていることを話すと、
ビクトリアマーケットにいるから迎えに来てやってね、と言ってくれた(らしい)ので、
慌てて車に乗るんだけど、あわててるからナビがなかなかセットできない。
4回目の入力でやっと行き先が定まり、震えながら出発。
思えば朝、トラムカード(路面電車の回数券みたいなもの)と一緒に
何かの時のために、と思って
MOM’s mobile と書いて、番号を渡しておいたのが役立ったらしい。
あ、と思いついて、学校にも電話。
ホテルのフロントにも伝言を残し、
会社の名前とか思い出していうかもしれないから、イランちゃんにも電話しながら
はやる気持ちを戒めて安全運転で
ビクトリアマーケットに向かう。
電車に詳しくないから、動物園から乗ってきたトラムを乗り過ごすとどの駅に着くのかがわからない。
駐車場を探してうろうろするうち、語学学校の事務の方から電話が入り
「見つけました」
体中の力が抜ける。
「学校で落ち合いましょう」
「顔が見たいんですけど」「では学校で」
学校には私の方が先に着く。娘が友達と一緒に心配そうに待ってる。
先生が、ごめんなさい、と言ってくれるけど、
一番悪いのはムスコだと思うな、と謝ってしまう、日本人。
冷静に考えると、電車降りてから人数確認しても、
間に合わないじゃーん。とは思うけど、
離れた座席で何かを読みふけっていたムスコが
行動が遅れたのまで見てろって言っても無理だよねぇ。
やっと息子が帰ってくる。
「頑張ったね。大変だったね。」
と言ったら、悲壮な顔をしていたムスコが、私の肩に顔を伏せて涙を流す。
心配だったでしょう、泣いちゃった?
今までは泣いてないよ。
どうやって電話かけたの?
テレフォン、テレフォン、って言いながら、かーちゃんの携帯番号書いてある紙を見せた。
最初に女の人が立ち止ってくれたけど携帯持ってなくて、
その人が周りの人に声かけてくれて
黒人の人が、アイフォンみたいなので、かけてくれた。
そうだったの。すごくすごく頑張ったね。
最初に乗り過ごして失敗しちゃったのは論外だけど
それからはほんとよく頑張ったね。すごいじゃん。
優しい人に会えてよかったね。
マーケットに紛れ込んで、今頃挽肉として売られてるかと思ったよ。
それはないでしょ。でもさー、
結構長いこと待ったよ。一時間くらいかな?
(実際は20分弱です)
心配だった?
まあね。本当はかーちゃんに見つけてほしかったな~。
文句言える立場かいっ!
かーちゃん白髪が増えたかもよ。
気を付けてよねー。
疲れたね~。チョコレート飲みに行こうか。
・・・・・・・・・・
マジ疲れたよ~。よくぞご無事で。
でも心臓に悪いよ~(涙)
もう二度と止めてくれ~。
無事だったから言うわけだけど、
ほんといい経験をしたと思います。
晩御飯に、オニイの大好物のお刺身を用意しておいてよかったな。
sashimi、といって、マーケットにあったんだよ。
あと、大根のきんぴら風と、ブロッコリー炒めと豆腐の味噌汁。
うまっ!やったっ!おかわり、ある?
残念、ありませーん。
ふぅぅぅ。私の手の中から今はまだ、出て行かないでね。