先日保育園にチビを送りに行った帰り、園の正門前に、首輪なし、リードなしのチワワがいた。ちょうどその日は「子育て支援なんとかかんとか」がある日で、園庭にある支援センターには、2歳児くらいの子どもとそのハハが集まって来ていた。
よちよち歩きの子どもたちにじゃれ付くチワワ。案の定、中の一人が怖がって大泣きになった。慌ててチワワをすくい上げた私を睨みつけたおかあさん。(あたしの犬じゃないって・・・・)さて、その後。この犬、どうしよう
近所の家をピンポンしてみたんだけど、お留守のようで、ホントどうしよう
と悩んだ。私の手の中でチワワはとてもおとなしく、暖かく、かわいらしい。怖がってないし、なにやらうれしそう。紐もないし、ここに放って行くのは問題外のようだし(ちいさいったって犬ですから。保育園の前だし)どうしようどうしようどうしよう。仕方ない、いったんつれて帰ってポスターでも貼りに来るか~
と決心し、車にむかう。
すると、「犬返してね」との声がする。振り向くと園児と見まごうばかりの、小柄な杖をついたおばあさんがいらした。少し耳が遠くていらっしゃるのか、すこし、昔に返っておられるのか、あまりきちんとは会話が成り立たなかったのだが、察するところ、おばあさんが散歩に連れてきて犬の方が先に行ってしまった、ということのようだった。
散歩の途中のおばあさんを、私は目の端にはとらえていたけれど、まったく犬とは別行動だと思っていた。だって、離れていたんだもん。犬を呼ぶそぶりも見えなかったし、リードも首輪もない犬が散歩中とは思わなかったし。大体、近所のうちピンポンしてるの、見てたでしょうがー、おばあさん~(泣)いやー、危うく犬さらいするところでした。だけど、おばあさん、(とその家族の方)、けっこう問題のあるオサンポスタイルだと思いますー。