①四国八十八ヶ所霊場観自在寺「干支東西南北」紹介
②四国八十八ヶ所霊場観自在寺「栄えかえる」を紹介
③四国八十八ヶ所霊場観自在寺「南予七福神」を紹介
④四国八十八ヶ所霊場観自在寺「十二支守本尊」の紹介
⑤四国八十八ヶ所霊場観自在寺「お忘れぽっくり地蔵」の紹介
四国霊場・四十番札所・観自在寺・十二支守本尊

千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)子年生守り本尊
千手千眼観世音菩薩、千臂千眼観世音菩薩ともいい、略して千手観音。千手観音の一般的お姿は、頭上に11面か27面をつけ、額に縦方向に一眼がある。手は42臂で合掌印の手の他の40を彫ったものが多い。羂索、三鈷、宝弓、宝珠など40近くの持物を持つ。奈良の唐招提寺金堂千手観音像は実際に千本の手がある。

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)丑年・寅年生守り本尊
「虚空」とは無量の意で広大無辺の福徳・知恵の功徳を蔵する菩薩。梵名アーカーシャガルバ。五仏座像を付けた五仏宝冠を頂き、左手に福徳の如意宝珠か宝珠を乗せた蓮華をもつ。また、右手に知恵の宝剣を持つお姿もある。虚空蔵求聞持法の本尊は左手に宝珠乗せた蓮華をもち、右手は与願印を結ぶものが多い。

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)卯年生守り本尊
実在した人物で舎衛国のバラモンの子といわれ、仏典編纂に関わった。妙吉祥、妙音菩薩ともいい、智慧を司る菩薩。髻を結い、瓔珞(ようらく)、腕釧(わんせん)、臂釧(ひせん)等の装身具で飾り、条帛を着け、右手に剣、左手に経巻を持つ。

普賢菩薩(ふげんぼさつ)辰年・巳年生守り本尊
梵名サマンタブバドラ、漢訳して普賢といい、文殊菩薩の智慧に対し仏の慈悲行を表す。普賢菩薩像は白象上又は六牙の白象上の蓮台に合掌して座す。白象はすぐれた力を表し、六牙は六波羅蜜、六度を表し布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の仏道修行を勧める。文殊菩薩像とともに釈迦の脇侍として祀られる。

勢至菩薩(せじぼさつ)午年生守り本尊
梵語ではマハーストハーマ・プラープタといい「大勢至菩薩」「得大勢」ともいい、智恵の光明が強くて一切を照らし、人々を救うとされます。勢至菩薩は阿弥陀如来の脇侍として観世音菩薩と三尊でまつられ、単独で祀られるのはまれです。髻を結い、その前に水瓶を付けています。軽い合掌形が一般的。瓔珞(ようらく)、腕釧(わんせん)、臂釧(ひせん)等の装身具で飾り、条帛を着けるのは観音像と同じ。

大日如来(だいにちにょらい)未年生・申年生守り本尊
意味はヴィルシャナ「光り輝き、遍く照らす」の意味。
摩訶毘廬遮那(まかびるしゃな)如来、遍照尊、遍照如来ともいい、奈良の大仏「毘廬遮那仏」が発展。大日如来には「金剛界大日如来」と「胎蔵界大日如来」とがあり、「金剛頂経」から出た金剛界大日如来は、胸前で左手の人さし指を立て拳を作りその人さし指を右手の拳で包み込む智拳印を結んでいる。

不動明王(ふどうみょうおう)酉年生守り本尊
右手に険を持ち、左手にけん索(ひも)を握り、体は豊満ですが目も歯も怒った姿です不動使者ともいい、五大明王、八大明王の主尊、大日如来に仕える。

阿弥陀如来(あみだにょらい)戌年生・亥年生守り本尊
無量光、無量寿と訳し、無量光如来(無限に十方世界を照らす量りしれない光をもつ如来)、無量寿如来(寿命が無量である如来)、尽十方無碍光仏ともいう。「無量寿経」によると、阿弥陀如来は想像を絶する昔、インドの国王であったが王位を捨て出家、法蔵(ほうぞう)と名乗った。法蔵は一切の人々を救い浄土に往生させたいと四十八の本願をたて、長い間修行して西方極楽浄土の教主、阿弥陀如来となられた。
このようにいろいろと調査してみた。これからの参拝が楽しみ