記録日記~ステージ4からのがん治療~

父の癌発覚から治療に至る経過を綴っています。
2013年3月よりアービタックスによる治療を行っています。

未来は確かに存在する。明日は確かに存在する。

2008年11月24日 23時21分03秒 | 3 抗がん剤治療2クール目

11月24日(月)

前置きしておくと、父が今の父だから言えることなのかもしれません。
もっと、重症の末期のがんだったら、それでも、
こんな言葉が出るか、正直今の私にはわかりません。

 

父はすでに、年越しよりもっと先の未来計画を立てていました。

抗がん剤治療を4クール行った、その後のこと。

抗がん剤治療の後には放射線治療が始まります。
父が説明を受けた話では、週4回の治療を30週行うとのこと。
順調に抗がん剤4クールが終わり、そんなに間を置かず放射線治療を始めるなら、
来年の2月から。
30週だとコンスタントに継続して8月いっぱいまでかかります。

父ははじめ、「雪が溶けたら仕事を始めよう。」と思っていたらしく、
放射線治療をカレンダーで計算してみると、雪解けなんて無理で。

うまく言えないけど、いろいろな気持ちがわき上がる。

父の見通しより、治療が長くなるのは父を思うと残念。
でも、(生きていく上でも大切だけれど)父自身にとっても大切な仕事を
すでに父が視野に入れていることはうれしいこと。

QOL。生活の質。
人間が人間らしく生きるということ。

今、その人が置かれている状況によって、
そのQOLをどこに置くかや感じるかは違うでしょう。

健康であることも大きな一つ。
健康をなにより求めている人にとっては、
健康は大きな宝物。
今の父にもあてはまります。

父も家族もそう願っている。

うれしかったのは、父がさらに上のQOLを求めていること。
がんに患っていなくても、
私から見た、66年生きている父にとってのQOLの基準は、
やはり仕事、働くことではないかと思っていたわけで。
そこに視野を向けている父の思いがうれしかったわけです。

病を越えて、父は父である。
自分の価値観を大切に生きている、尊敬すべき存在。

 

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2 コメント

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Unknown (ソフィア)
2008-11-30 12:00:33
はじめまして、ソフィアと申します。
いきなりコメントをさしあげて失礼かとは
思いましたが、気になることがあったので
書き込みさせていただきますね♪

父が食道癌になり、放射線化学療法を
やっています。
放射線の治療なのですが、父の場合
抗がん剤と並行してすすめました。
1日1回の照射を全部で30回でした。
前半後半の間に2週間の間が空いたので
父の場合は2か月かかりましたが、
もしかしたらtaenagaさんのお父様も
30週なのではなく、30回なのでは・・・
と思った次第です。
今度先生とお話をする機会がありましたら、
ご確認されてみるといいかも知れません。
30回なら、2か月弱で終わりますし、
そうしたらお父様も早くお元気になられますよね♪

どうも失礼いたしました。
ソフィアさん (taenaga)
2008-11-30 22:33:08
初めまして。
コメントありがとうございます。
父は放射線を30週として計算していましたが、
どっちだろうと思い、ドクターが書いた治療方針の説明用紙を見直してみました。

単語でしか書いていませんが
「放射線」「1,5ヶ月」「週に4回」
と書いてありました。
ソフィアさんのいうとおり30回かもしれませんね。
半年と1,2ヶ月なら大きな違い。
次の入院時、確認してみることにします。
ご指摘ありがとうございました。
またぜひ、お越しください。

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