記録日記
2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。
2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。
2011年3月、再発。甲状腺切除手術。
これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。
2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。
2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。
2011年3月、再発。甲状腺切除手術。
これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。
7月5日(日)
癌発覚前、そして、抗がん剤治療で入院中からの父との約束が
この京都旅行。
「秋か冬に行こうね。」との約束が少し早まり、7月。
いえ、今回は次回のじっくり京都旅行に向けての下見旅行。
2日目の記録。
①ホテル
↓地下鉄
②京都駅
↓徒歩
③東本願寺
↓バス
④建仁寺&ウインズ
↓バス
⑤三十三間堂
↓バス
⑥東寺
↓バス
⑦京都駅
↓JR
⑧関空
↓飛行機
⑨千歳空港
↓車
⑩夕食
↓車
⑫私の家・解散・父帰宅
では、詳細を。
①ホテル
起床。父は起きて新聞を買いに出ていた。
なにせ今日の行程に、「ウインズ」が入ってますから。
父は事前に京都のウインズの住所を調べていた。
かわいい(?)父の希望。
京都で馬券を買ってみたかったようで(笑)
入浴し、大広間での朝食。
父はしっかり食べる。
昨夜、体重を聞くと、56kg台だって。
抗がん剤治療時は55~58kg位まであったのに、
放射線治療ですっかり落ちてしまった。
「60kgはないとな。」と父。
そうだね、体力、持久力など考えても、それくらいはほしいね。
②京都駅
ホテルをチェックアウトし、京都駅へ。
ロッカーに荷物を預け、帰りのJR時刻を調べる。
徒歩で東本願寺へ向かう。
③東本願寺
親鸞、真宗大谷派。
でっかな建物。修復工事中で鉄筋がまわりに組まれていた。
それさえ壮大。その壮大な御影堂を歩く。
いったい何人の人がここにおさまれるのだろう。
バスで祇園方面へ。
④建仁寺&ウインズ
父はウインズ、私は建仁寺へ。
京都最古の禅寺。
臨済宗、栄西。風神雷神図屏風。
歴史で習ったキーワードたち。
枯山水の庭園が素敵でした。またじっくり見に来たい。
法堂の天井には2002年完成の小泉淳作の天井画。
なんと中札内の元小学校の体育館で制作したとか。
ウインズ帰りの父と合流。バスで移動。
⑤三十三間堂
本当は父リクエストの京都国立博物館に行くつもりだったのが、
次の特別展のため全面閉館とのことで、
向かいの三十三間堂へ行く。
修学旅行生でいっぱい。
千手観音(正しくは千体観音というべき?)には圧巻。
父は先に行って見えなくなってしまう。
さて、次へ。
⑥東寺
五重塔の東寺。弘法大師、空海、真言宗総本山。
ここも父のリクエスト。
時間が迫って駆け足で見る。
でも、池の石に集まる亀をパチリ。
⑦京都駅
すぐ来たバスで接続よく駅へ戻る。
JRまでの時間で父はそば、私はコーヒーと、それぞれ別の店へ。
たいして悩まない別行動がいい。
帰りのJRも空いていた。
ほとんど寝て過ごす。
父はドームなど見たかな。
⑧関空
行きの学習を行かし、父の搭乗券をカウンターで発券してもらう。
その後、短い時間でお土産を買う。
ホントに時間ギリギリで、買い切れなかった。
ダッシュでゲートをくぐり、飛行機へ駆け込む。
帰りは父が窓際の席。
新潟辺りが確認できる。
空からの景色と旅の余韻を楽しみつつ。
⑨千歳空港
格安パーキングのお迎えで駐車場へ。
帰途につく。
母が今夜は飲み会(またかい…)とのことで、
帰り道、父と夕食をとることにする。
⑩夕食
とんでんで夕食。ビールとお茶で乾杯。
楽しい思い出と、次の楽しみを話しつつ。
今回のフリー観光で、
「今度は一人旅もいいかな。」と、父。
うんうん。それもいい。
そんな楽しみを持つのもいい。
「次は甲子園かな。」と父が言う。
「こてこての阪神の応援を見て?感じて?みたい。」と。
うんうん。
⑫私の家・解散・父帰宅
いい旅をしました。次へつなげていこう。
いい夢を見てね。
小さな夢は、終わらない。
7 月4日(土)
父の希望、父との約束だった、念願の京都旅行。
今回は出始めに1泊2日の強行日程で発つ。
①父の迎え
↓車
②空港
↓飛行機
③関空
↓JR
④京都駅
↓地下鉄M
⑤ホテル&近場でランチ
↓M
⑥二条城
↓バス
⑦金閣寺
↓徒歩&バス
⑧北野天満宮
↓バス&徒歩
⑨銀閣寺
↓バス&バス&徒歩
⑩清水寺
↓徒歩
⑪高台寺
↓徒歩
⑫八坂神社
↓バス
⑬ホテル・夕食
詳細を記録してみる。
①父の迎え
前日、お風呂の湯をはりながら寝てしまう。そのまま朝まで。
目覚ましのセットもせず、携帯の電源も切れていた。
6時に目覚める。
父のお迎え予定は6:15。
程なく父コール。
父を待たせてあわてて準備。
6:30すぎ、出発。
②空港
父の運転で空港へ向かう。
近場の格安パーキングへ。
タッチ&ゴーのwebチェックインを済ませてゲートをくぐる。
ふたり分、webチェックインを済ませたつもりが、
ICカードでの通過は一人ずつとのことで、父は通過できず、
検査ゲートで足止めを食らう。
父の分を係の人に発券しに行ってもらい、ギリギリで搭乗。
~飛行機内~
空の旅。
父は久々とのこと。
京都での行動計画を考えながら過ごす。
私は父の好きな時代を中心に見学の候補を挙げてきたが、
父は、人生初の京都。
以外と、通常の観光名所をまわりたいようで候補に挙げていた。
それを踏まえて、計画を変更&固める。
あいまいな計画のままで、かえってよかった。
③関空
そういえば、関空利用は久しぶり。
こんなにきれいだったっけ?
みどりの窓口で往復自由席を購入。
京都までは1時間20分ほど。
空の旅も2時間10分だった。
以外とかかるのね。
特急はるかは土曜なのにガラガラ。
父はドームなどを見つけて、
車中の景色を楽しむ。
④京都駅
地下鉄方面へ向かい、京都観光2日乗車券を購入。
昼を食べようとレストラン街をまわるが混雑。
地下鉄に乗ることにする。
⑤ホテル&近場でランチ
地下鉄+徒歩でホテルへ。
荷物だけ預けて出発。
途中にあった蕎麦屋でランチ。
放射線治療のため、味覚障害と食べにくさ(飲み込みにくさ)が残っていると父。
だから食事時もそれ以外も水分が必須とのこと。
「寿司より麺が食べやすい。」
と話していた。
父ランチはそばと親子丼のセット。
親子丼は、タマゴのとろり感で、ごはんも食べやすそうだった。
食についていろいろ尋ねる。
すでに13時をすぎる。
今日でどこまで回れるかな。
⑥二条城
飛行機内では、先に金閣と考えていたが、
乗り換え案内を見て、先に二条城へ行くことにする。
徳川家に縁の深い二条城。
関わって、いろいろ会話をしながらまわる。
最初の見学先にして結構歩く。
バスで金閣へ移動。
⑦金閣寺
父セレクトの金閣寺。
柱までもが金なわけでしょ。
やはり、義満さん、ハデだなぁ~。
写真撮影などしつつ。
⑧北野天満宮
はじめ間違えて反対方向のバス停に。
気付いて移動。
次のバスまで時間があったので、
バス路線に沿って2駅くらい徒歩で移動。
道真さん。
受験期なら間違いなく合格祈願をしたでしょう。
お参りし、七夕飾りがあったので、短冊に願い事を書く(私だけ)。
『また、家族で京都にくるぞぉ~』
なんとすでに16時台。
⑨銀閣寺
バス停を降りたのは、16時半をさらにすぎてたかな。
銀閣への道を登る。拝観は17時まで。
少し早足。
5分前くらいについたはず。
でも17:20位までは中にいるのがOKとのことでセーフ。
銀閣が修復工事中だったため、
駆け足で巡る。
竹藪、竹の手すりが印象的と父。
少し高台で景色も○。
拝観後、界隈でちょっと休憩。
私はグリーンティ。
父は抹茶アイス。
清水寺へは、近場のバス1本で行けるはずが、
時間も時間で、終電が行ってしまっていた。
さすが?京都。観光地に合わせてか、終電も早い。
少し歩いてもとのバス停へ。
要乗り換えだ。
バスが車庫に入るからと、よく分からない理由で途中下車となる。
でも、この頃には京都のバス路線にもなれてきて、
スムーズに次の違う系統のバスに乗り換える。
⑩清水寺
バス停に降りたのはこれまた、18時すぎ。
拝観は18時半までというのに。
ダメもとで清水坂を登る。再び早足で。
父はちょっぴり疲れ気味。
またもやギリギリ間に合う。
閉館前の清水寺は、空いていて素敵でした。
遠方の景色がきれい。
⑪高台寺
拝観時間は過ぎてるけれど、
八坂神社へ向かうため、徒歩で高台寺方面へ歩く。
三年坂、二年坂を通過。
京らしい小道。
これも時間のせいで、店がほとんど閉まっていたのが残念。
でも、風情あるなぁ。
高台寺の境内は、まだ人も多く、茶屋もやっていたのでしばし休憩。
ねねの道を通って八坂神社へ。
高級そうな料亭?らしき店構えを多数通過。
⑫八坂神社
祇園祭の期間のため、19時台にして、まだ人も多い。
記念撮影。
祇園祭が今後のニュースで流されるといい。
ここを見たことを思い出す。
ここを歩いたことを思い出す。
⑬ホテル・夕食
バスでホテルへ戻る。19時半ころ。
時間いっぱい巡った。
ビールを買って宿へ向かう。
父とビール(第3の~)で乾杯。
ノンアルコールを買おうとしてたみたいだけど、なかったようで。
父が癌になって以降、初めてのビール、アルコール。
(アルコールという意味では一度サワーを飲んでるかな。多分。)
気にしながらも、よしとしよう。
特別な日。
部屋食で、今日の疲れを癒す。
続く…