記録日記
2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。
2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。
2011年3月、再発。甲状腺切除手術。
これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。
2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。
2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。
2011年3月、再発。甲状腺切除手術。
これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。
10月29日(水)
抗がん剤2クール目の治療のため、この日、2度目の入院。
父の癌が判明して、今後どうなるかの見通しももてないままの1度目の入院。
病の重さに圧倒され、不安もいっぱい、受けとめることで精一杯だった1度目の入院。
そんな、何もかも「初めて」だった前回と比べると、
癌を受けとめているだけ、
治療を始めているだけ、
気持ちはこれからの治療と回復に向かっているだけに、
父も、そして、私や家族も、
心の余裕がある。感じられる。
午前~父と母、公共交通機関で病院へ。
母が帰ると、入れ替わりで、父の職場の方々がお見舞いに来る。
(ありがたいし、元気な父でいいタイミングのお見舞い)
そして、私は仕事が終わってから
事前に預かっていた荷物を持って病院へ行く。
今日は入院日で、治療検査はなし。
明日は胃カメラ、その他検査をするらしい。
「期待。抗がん剤って?」にも書きましたが、
抗がん剤のこれまでの効果に期待し、明日の胃カメラの結果を気にする。
父自身も、
「治療前にあった、飲み込み時の喉のひっかかり感がなくなった。」
と感じているそうで。そんな言葉は私達に元気と希望を与えてくれる。
病室は、前回と同じ部屋でした。
4人部屋。今度は窓側。
お向かいは、父の1度目の入院より前からずっと入院している方。
手術で声帯を取ったようですが(あくまでも推測)、
あの頃と比べ、元気になっていっているのを感じる。
一番交流のあったHさんは、父が入院する日に入れ替わりで退院したそうで。
~それぞれが、自分の病としっかり向き合い、闘っている~
「来年の冬に京都旅行に行こう。」
そう約束したのは確か、今年の2月。
私の就職が確定し、
ようやく見通しのきく生活が見込めたから。
さらに運良く、最初の勤務先は、実家と同じ市内でした。
春には、京都旅行へ向けた旅の本を実家へ買っていき、
夏には、旅行予定日を決めた。
そんな矢先の癌発覚でした。
父が入院し、「京都は1年先まで持ち越しだね。」と、話す。
最初は、父、母と私をメインに、
運がよければ市内に住む弟くらいに考えていた。
今回、埼玉の弟の帰省。お見舞い。
京都の話をすると、
埼玉の弟も、タイミングあえば見地合流でという話が出てくる。
それ、叶ったら素敵。
生活の楽しみが、こうして広がっていく。
父の励み、母の期待、私の楽しみ、弟の目標。
こんな風に家族の絆が繋がっていくといい。
実は私はまだ、来年の冬に行くという計画をまだ諦めていない。
治療のタイミングで可能性なくもないので。
もちろん無理もしていない。
旅を楽しめるいいタイミングで行きたいから。
どの時代の京都を歩こう。
この週末は、同じ市内の実家へ帰る。
父と母とわんこと私。
夕方帰宅。
父が、私がセレクトし、実家に届くよう手続きしていたサプリメントを見せてくれる。
1日2粒。きちんと飲んでくれている様子。
主に昼食後に飲んでいるようだが、
空腹時の方がいいよと伝える。
「そうか」と父。
母リクエストでレースカーテンの交換のため、まもなく出かける。運転手。
金曜に父が運転手になり、カーテンを買いに行ったらしいが、色が合わずに交換。
スーパー経由で帰宅。
抗がん食品の玄米、キャベツ、昆布等を購入。
夕食。
・アルコールではなく、お茶をジョッキに注いで飲む。
・ごはん(お米)を食べる。
・たばこを吸わない。
・(食事時間外は)お菓子や果物を食べる。
それがこれまでの父と違うところ。
でも、過ごす時間は、これまでとは変わらない。
抗がん剤投与。苦しい副作用。入院生活。
そんな時間を過ごしてきたけれど、
今この時間は、これまでと大きくは変わらない、いつもの時間。
母。
父の食事にがんばっている。
抗がん食品を積極的に取り入れようとして、あれこれ勉強している。
お風呂。父~母~私の順で。
入院中はシャワー浴ばかりだったから、湯船にゆったりつかってリラックスしてね。
翌日。
母は仕事。父は馬券を買いに行く。
そして私は、一度起きるも二度寝zzz。
その2時間後目覚める。
父は買い物から帰ってきている。
そして、それから朝食を食べる。
それから、水曜からの入院の荷物の荷造りをする。
私が今日預かり、病院に持って行く荷物、
自分で持っていく荷物を分けて。
あと、家の不要品(衣類)をゴミに出すためにまとめる。
来年からゴミ収集が有料になる。
無料のうちに捨てられるものは捨てようと。
私も実家に置きっぱなしにしている不要品をまとめる。
果敢に?物置へ入り込むが、
虫が怖かったり、モノが多すぎて目的物にたどり着けなかったりで、
ちょっとだけで終了。
レースカーテンの付け替え。
父が3ヶ所。私が1ヶ所。
珈琲を飲んで一服して帰る。
ごくごく普通の時間。
普通ってなんだろう。
幸せってことかな。
次に会うのは病院で。
普通ってなんだろう。
やっぱり幸せってことだ。
父の癌の病は本当につらいこと。
でも、
大切なものに気づかせてくれた。
だから、今が不幸というわけではない。
前を見て行こうね。
私は強く、信じているから。
父の体力、精神力。
強いと思う。タフだと思う。
癌は治癒する。
そして、いつもの時間がまた流れる。
10月23日(木)
一時退院の前に受けた、Dr.からの説明についてまとめておく。
○抗がん剤有効。継続治療
抗がん剤投与のサイクルは、4週~最大6週の間隔をあけ、最低3回は行う。
抗がん剤投与で、悪いものもよいものもダメージを受けるが、よい方は早く回復、悪いものはよい方よりゆっくり回復(進行?)する。そのため、間隔は最大6週間。それ以上あけてしまうと、悪い方も回復?してしまうから。
ただし、体内の各機能がしっかりと回復する前に治療を再開することを積み重ねると、低下している機能へのダメージが徐々に蓄積し、他の病気、疾患等を引き起こすおそれがあるので、4週の間隔をあけて以降、各検査項目の数値の回復状況を見て、次の抗がん剤投与のタイミングを決める。
つまり、各機能(数値)の回復状況と、腫瘍をやっつける抗がん剤の効果との兼ね合いから適切な時期を見極めるとのこと。
現在の父は、カリウムの数値の他、クレアチニンの数値がやや高い。例えばクレアチニンの数値が高すぎると(といっても8倍くらい)透析になる。
各機能(数値)が基準値まで回復していなくても、抗がん剤投与が始まることもある。その際には、抗がん剤の量を満度にではなく、少し減らして投与する。
それが「適切な時期を見極める」ということであるが、癌腫瘍への効果を一番に考えると、抗がん剤を満度に投与できる方が望ましい。
副作用はつらいけど、しっかりと癌をやっつけるためには、しっかり回復して、満度の抗がん剤投与を受けるのがいいということだ。
だから、「体力」なんだね。
○抗がん剤投与による治療、放射線治療終了後、それでも、腫瘍が残っていた場合の治療について
原巣の腫瘍を取るのであれば、声帯も取る手術になる。(QOLの低下が想定)
リンパ節のみの切除であれば、比較的安全に手術できる。見た目も首の形状が少し変わる程度。
○レーザー治療についての見解は?
今の父の状況で、レーザー治療によって腫瘍を全部取るとすると、穴があく。レーザー治療の効果は腫瘍の深さが限定される。
ちなみに、その他アルゴンガスで腫瘍部を焼くような治療もある。
○カリウムの高い栄養補助食品例
クロレラ、青汁など。これらは控えましょう。
30分ほどの説明でいろいろなことを聞きましたが、だいたいは記録できたでしょうか。
次の入院日は約1週間後の29日。
心と体のリフレッシュを第一に過ごしてほしい。
10月22日(水)
今日は父のもとへ栄養補助食品が届く日。
父が控えるよう言われた、
カリウムの含まない補助食品をセレクトしていてよかった。
今のところ1種類ですが、
「抗がんサプリメントよく効く選び方と飲み方」 にもあったように
効用の違う複数のサプリを選んでいくつもり。
今回のセレクトはβグルカン含有食品。
いろいろな食品から、それらの食品に含まれる成分だったβグルカンにしました。
βグルカンもいろいろな種類があるので、
さらに調べてβグルカンの種類も特定して購入する。
癌腫瘍にも効果があってほしいし、
これからも抗がん剤を投与していく父のために、副作用も軽減できるよう望みをかけて。
即効果ではないでしょうが、効果らしきものを感じたらまた、
記録していきたいと思います。
埼玉の弟が今日帰っていった。
次は1月にくると言って。
10月20日(月)
~Dr.の説明より~
・胆嚢の機能 正常 ~食べないと機能が低下するが、その低下はみられず。
※胆嚢は胆汁の貯蔵庫。胆汁は脂肪の消化を助ける働きがあり、必要に応じて十二指腸に分泌される。
・肝臓 やや粗い
・カリウムの数値がやや高め
~これは腎臓の機能が低下しているため。野菜、果物、海藻などはカリウムを多く含む。でも、食事として摂取する分にはいい。ただし、野菜果物のジュースやサプリメントなど濃縮して多量に摂れるものを摂取すると、カリウム過剰になりやすいので注意。
※抗がん剤の不必要分を解毒、排出するために腎臓への負担が大きい。この機能が回復しないと、2クール目の抗ガン剤治療が延期になったり、投与する量が減ったりする。抗がん剤の体へのダメージ、副作用は大きいものの、治療のメインである腫瘍への効果を考えると、治療に必要とされる量の抗がん剤投与が見込めるよう、腎機能の回復が必要。
※カリウムは、野菜、果物、海藻などに多く含まれる。一方で、これらの食品は、抗がん食品であることが多い。
いずれの食品も善し悪しがある。例えそれらの成分それぞれが、必要な栄養素であっても。
抗がん食品を上手に取り入れつつ、腎機能の回復を図りたい。
いろいろありましたが今日は限界。。。また後日。