記録日記~ステージ4からのがん治療~

父の癌発覚から治療に至る経過を綴っています。
2013年3月よりアービタックスによる治療を行っています。

記録日記

2008年9月。父が癌の診断。 咽頭部癌。stage4。重複癌、リンパ節転移を認める。父を応援する娘の日記。

2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。

2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。

2011年3月、再発。甲状腺切除手術。

これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。

抗がん剤治療終了。父退院。

2009年02月01日 23時47分27秒 | 5 抗がん剤治療4クール目

2月1日(日)

父退院。

寝坊してお迎えが送れる。
ごめんなさい。

父、エレベーターで1階に下りる。
私、階段へ4階へ上る。

見事にすれ違う。

病室のぞいてからのベッドを確認し、すぐに下へ戻る。

「弟の(購入を決めた)マンションを見に寄ろう」
と私が提案。

外観だけでもと見に行くことにした。
車中からかと思っていたが、
マンションに着くと父は下車。

「多分あの部屋」と私が言うのを聞き、
ふたりでマンションを見上げる。
不審者のように(笑)マンションの周りをうろついて帰途につく。

実家。

雪のため駐車スペースが埋もれている。
無理矢理、車を止める。
と、玄関まで入った父は、家にもあがらず、
長靴に履き替え、除雪に出る。
私には、「いい(家に入ってろ)」と言う。

父。らしい。

母は家にいた。

母の温泉、私は日帰り?と思っていたが、違う。
泊まりだった。
そして案の定決行。

また、文句を言ってはみたけどね。
また、いつものように言い訳を言う。

「もう、いい」

父と同じく、私も、話を受け流し、
割り切りモード。
いいえ、本当は、怒りモード。

やっぱり、私には、
信じられない。

「すぐ帰る」と昨日は言っていたけど、
実家で少し休んで、
仕事して、
よさこいのビデオを見て、
帰途につく。

 

 

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退院前日。家族集合。

2009年02月01日 23時26分36秒 | 家族

1月31日(土)

水曜、木曜と白血球が再び2000を切り、
隔離になる。
退院は日曜に延期になった。

夕方病院へ行く。
食堂をちらっと見やると、父の顔。
通り過ぎかけて足をもどす。

4人で談笑。
職場の人??
などと思いながらよく見ると、
弟と彼女と母だった。

びっくりな偶然。

引っ越すといった話をすると父はニヤニヤ。
マンション買うと、弟と彼女。

びっくりな偶然。

5人も集まり、そんな話に花が咲く。
久々、にぎやかなひととき。

人が集まると、父の口数は減る。
減るというか、他の人たちが話すから
必然、聞き役になる。

にぎやかさの中で。
それはそれでたわいもなく、
いい時間。

明日、4クールの抗がん剤治療を終えて
父、退院。

抗がん剤治療はこれでおしまい。

本当に、精神強く、父は闘った。
本当に、強かった。

 

退院を明日に控えたそんな中、
母は明日、温泉に行くという話を
弟から聞く。

弟も怒ったらしいが、
その場では「あっそう」と言った私も、
あきれるし、腹立たしい。

母を送る車中、
「信じられない、キャンセルすればいいじゃん。」と、
再び文句を言うが、そうする気はない母。

母を知っているからこそ、
「やっぱり」と思うが、
本当に、「やっぱり」で済ませていいもの?

強い疑問を感じる。

 

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検査日

2009年02月01日 23時05分43秒 | 5 抗がん剤治療4クール目

1月26日(月)

短時間だけど、
買った本を届けに病院へ。

父は遅めの夕食で、食堂にいた。
夕方ちょっと寝ていたよう。

お昼前の胃カメラにCT。
まだ父もその結果を見たり聞いたりはしていないらしい。

退院前に放射線用のマスクをつくるそう。

今日の白血球が1800
なのに隔離がないそうで。
なぜ?

3冊持って行った本。
すべて時代小説。
1冊は読んだことがあるようだ。

今は父が読んだ本を私が読んでいる。
戦国時代。

父と京都を旅したい。

 

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