記録日記~ステージ4からのがん治療~

父の癌発覚から治療に至る経過を綴っています。
2013年3月よりアービタックスによる治療を行っています。

記録日記

2008年9月。父が癌の診断。 咽頭部癌。stage4。重複癌、リンパ節転移を認める。父を応援する娘の日記。

2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。

2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。

2011年3月、再発。甲状腺切除手術。

これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。

明日、一時退院。

2008年12月25日 23時45分21秒 | 4 抗がん剤治療3クール目

12月25日(木)

メリークリスマス

父、明日退院。
でも白血球の数値が戻りきらない。

昨日2100
今日2700

次の再入院は1月7日。
いつもは一週間の一時退院だけれど、
今回は10日ほど。

年末年始が自宅でゆっくり過ごせる。
よかった。
家族でゆっくり。


 

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基本体重の疑問

2008年12月23日 22時48分05秒 | 4 抗がん剤治療3クール目

12月23日(火)

座椅子と帽子を持って病院へ。

父に頼まれコンビニATMへ。
アイスを買って戻る。

白血球の数値がなかなか戻らない。
土曜に2100
日曜 2000
月曜 2100
火曜 2100

退院予定は26日あたりでしたが、少し延びるかな。
明日の採血の結果を見て、退院日を決めるとのこと。

体重66kg台。
基本体重を1kgオーバーすると利尿剤の点滴が追加されていたのですが、
もうその点滴はなくなったようです。
体重気にせず食べてもいいようで。

抗がん剤を排出するためや
腎臓の機能を見るためのチェック項目だと思うのですが、
なぜ今はいいのかがわからない。
1クール目に引っかかった腎臓の機能の話も出てこないし。
はて?
ドクターに聞いてみたい。

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病院。母と3人で集う。

2008年12月21日 22時28分07秒 | 4 抗がん剤治療3クール目

12月21日(日)

もうすぐクリスマスだというのに、いまいちクリスマスの実感がない。

母と時間を合わせて病院へ。

白血球2000
回復期だというのに、昨日より落ちている。。。
今日もマスク。
父は横這いとか言うけれど、このタイミングで下がったことはない。
明日の数値も要チェックだ。

母といると会話が3倍になる。
2倍じゃなく3倍ってところがポイントです(笑)

父が母に依頼した差し入れにチーズがあった。
そういえば、昨日父とチーズの番組を見て、
どんなチーズが好きかという話をした。
それで食べたくなったのかしら。

病院食も全量に。
食事量が戻りつつあるので、明日には栄養点滴のカロリーが減るだろうと看護師さん。

昨日病院の階段を踏み外した話をする。
笑う父に尋ねる母。

高校駅伝を見ながら過ごした。
父の地元も学校も県の代表に選ばれていた。
なので、北海道を福岡を応援しつつ。

母を送る。
頂き物のくだものにれんこん、家で漬けたつけもの3種等いろいろ貰ってくる。
つけもの。子どもの頃はあまり好きではなかったのに、
今では懐かしい味がした。
私の漬物はいつも市販の浅漬けの素。
野菜が手に入らない冬の保存食。
大切にしたい食文化。

父への届け物を預かり、帰途につく。
その後は、友人とバーチャルオーロラ体験。
なんだろう。とても弛む時間でした。

 

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静かな時間と小さな災難。

2008年12月21日 09時19分44秒 | 4 抗がん剤治療3クール目

12月20日(土)

白血球は2100
カーテン隔離は解除。
まだ数値は高くないし、私も風邪気味なので、
しっかり装備して病室へ。

差し入れは
・くだもの(りんご、みかん、ぶどう)
・しおから
・たまご
・お茶
・ポットコーヒー

ふたりでコーヒータイム

保険の書類の話をして、
テレビを見ながらのんびりすごす。

病院食も半量で再開し、
食欲も少しずつ復活。
というのに、基本体重を1.5kg以上オーバーしていて、
利尿剤点滴を注射される。
体内の抗がん剤を排出するため。

でも思うのが
痩せてげっそりよりはいい。
闘う体力維持のためにも、
積極的に何かしら食べようとしている父の方が安心できる。

βグルカンも今回は飲み忘れ少なく、継続して摂ってくれているよう。

今度の検査の写真、私も見たいなと父に伝える。
Dr.に伝えてもらうように依頼。

帽子が欲しいと父。
ほとんど抜け落ちた髪。
今度は隠すというより、保温効果の高いものと。
こうして父にとって大切な髪のことも受容しつつある。

帰りがけ、階段でバランスを崩し、数段滑り落ちる。
私は手すりにしがみつきセーフ。
そのかわり、手荷物を吹っ飛ばし、
がっしゃーーん!と大きな音。
付近の看護師さん3人が助けにきてくれる。
割れたのは差し入れように持っていっていたどんぶり。
同じく吹っ飛んだコーヒーポットはセーフ。
ほっ。
先月も階段踏み外して通院している。
私、足元注意報。

 

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抗がん剤3クール目終了~保険の話など~

2008年12月16日 23時26分49秒 | 4 抗がん剤治療3クール目

12月15日(月)

日曜日に抗がん剤が外れる。

今日の白血球は3800。
まだそんなに下がっていない。

土曜にはだるさを訴えていた父ですが、
今日は横這いといったところでしょうか。
面会に行ったときにはテーブルに向かって
クロスワードをしていたくらいだから、
だるいなりにも、まずまずなのでしょう。

2度目の保険金の振り込み明細が届いたと見せてくれる。
父のがん保険の保障内容は、
入院給付金が1日10000円、
在宅療養給付金が1日7500円。
通院給付金を含め、それぞれ限度額、日数があるので、
今度詳細を調べてみようという話をする。

保険の保障内容ってほんと理解しづらい。
がんの診断給付金も、年齢で引っかかり、予想額の半額だったけど、
パッと見ただけでは読みとれない。

仕事も休職で日々の生活費のことや、医療費のこと、
金銭の問題はホントに切実です。

ちなみに私も父のがんが発覚してすぐに、
まだ入っていなかったがん保険に入った。女性疾病の特約もつけて。
これまでは、
医療保険くらいしか入っていなかったから。

 

差し入れにそうめんをつくって?持っていく。
どんぶりも持参し、どんぶりに麺と汁を入れ電子レンジで温める。
病院食を止めているのでそうめんが夕御飯。
完食。うれしいね。
今は吐き気もあるので、食べられるものも限られているだけに。

つわりのように?御飯や味噌汁などのにおいはダメみたい。
果物やアイス、カロリーメイトやパン、そしてそうめんやうどんなどが食べやすいようです。

今週いっぱいは副作用でつらい時期でしょう。
抗がん剤が4クール、すべて終わったときに、
どの程度まで癌腫瘍が小さくなっているか、いないか、
気になるところです。

 

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抗がん剤5日目~吐き気~

2008年12月14日 00時33分59秒 | 4 抗がん剤治療3クール目

12月13日(土)

吐き気にだるさ、眠さがでている。
前回の2クール目よりは副作用が強そうです。

昨夜、貧血で転倒したため、
今日、胸から上のCTを撮る。
異常なしということで一安心。
元々低血圧、低血糖気味の父なので、貧血は大いにあり得ること。
気をつけよう。

確かに今日の父はちょっとつらそうに見える。
昨日の朝から病院食を止めていたそうだ。
差し入れリクエストも、温そうめんなど食事系。

~今日の差し入れ~

・柿、ぶどう
・水
・お茶
・フランスパンとミニクロワッサン少々
・おしるこ
・温そうめん、うどん
・ドリップコーヒー

白血球の数値は3700ということでしたが、
私が不覚にも風邪をもらってしまい、マスクでお見舞い。
来週の前半はお見舞い自粛かな…。

隣のベッドに父が親しくしている方が入院してきていた。
その方は父より1回多い4クール目。
父を支えてくれた方。 
だから、隣のベッドにいることや入院期間が重なることは心強い。

全国版の小樽発の番組を見て過ごした。
小樽はいい街と、父も言う。

海があるよさ。
父が生まれ育った街にも、すぐそばに海があった。
私が長く住んだ街にも、すぐそばに海があった。
生活に海があること、大切だなと思う。
海は、心を解き放ってくれるから。

札幌に生まれ育ったくせに、
海を恋しく思う自分が不思議ではあるけれど、
父と共有できるそんな体の感覚をうれしく思う。

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抗がん剤2日目~再発への覚悟~

2008年12月11日 22時19分57秒 | 4 抗がん剤治療3クール目

12月10日(水)

夜にお見舞い。
今日は母も来ていた。

夕食後に顔を出したが、まだ食欲は○。
完食だったみたい。

発熱なし。
顔に赤み。
詳しくはわからないが、点滴にアルコールで溶いて入れるものがあるとか。

病室は4人部屋だが、2人退院して、少し広い病室。
斜め向かいのベッドだった方も、
父と同じ治療した後の再発。
今回は声帯摘出の手術入院だったらしい。

ほんとうに。
最近よく出会うのは、再発→声帯摘出手術の流れ。

Dr.は根治とは言わない。
ここに父の予後のリスクをみる。

「いつかは」という覚悟と、
その、「いつか」が、ないよう、できるだけ遠い先の話しとなるよう、
これから、
「どう生活していくか」が、大きくのし掛かってくる。

まるでロールプレイング。
シミュレーション。

今から暗い将来を考えたくはないけれど、
今は、前向きに、
いざというときのための、衝撃の緩和。
事実を受けとめるための覚悟をかためるきっかけ。

と、そう考える。

「生き方・在り方」
そういったものが問われている気がする。

 

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