記録日記~ステージ4からのがん治療~

父の癌発覚から治療に至る経過を綴っています。
2013年3月よりアービタックスによる治療を行っています。

記録日記

2008年9月。父が癌の診断。 咽頭部癌。stage4。重複癌、リンパ節転移を認める。父を応援する娘の日記。

2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。

2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。

2011年3月、再発。甲状腺切除手術。

これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。

希望をもって生きるということ

2009年05月18日 23時55分31秒 | 思うこと

父が癌になって、父が癌と向き合う様を見て、感じたことがある。

癌が発覚したときは本当に衝撃を受けていた父。
それは事実。
なのに、それを乗り越えて
強い精神力で癌と闘ってきた。闘っている。

父のあの強さはどこから来るのだろうか?
ということ。

そして父との会話を重ね、感じたことは、
父はいつも「近い将来の夢や希望や目標を持っている」
ということ。

もちろん、これまでの生きざま、得てきた経験、
そういったものが土台にあってのことですが。

そんな父に支えられ、励まされてきたし、
実感をもって学んだ。

私は今、特別支援学校の教員をしている。
命と向き合う子と、日々、生活している。

その子が、今を生き、
その子の命を輝かせるために大切なことは何だろう。

そのことについて考え、行き着いたのが、
「近い将来に夢、目標、希望を持って生きること」

父の生き方そのものだった。

これまで、多くの子どもたちの死と向き合ってきた。
初めて死と出会ったときに感じたのは、
この職を目指し全うすることへの疑問。

それでもやはり、目指し続けたい私の夢だった。
でも、当時の、「今のまま」ではいけないんだ、
「では、何をどう?」

そのときの自分が行き着いたのは、
「今を精一杯生きる」こと。

それからさらに、
5年くらいの時が過ぎ、
「今を精一杯生きること」の意味を
父に学ぶ。

その子は今、自己の目標を持ち、
希望を持って生きている。
そんな彼女は輝いている。



父から学んだこと。

 

 

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夢の第一弾

2009年05月14日 23時44分24秒 | 家族

2007年、年末。
父の癌が発覚する前に父と母に提案した計画が京都旅行でした。

「1年後の冬に京都に行こう。」

その1年後の冬が今年の1月。
父は抗がん剤治療中でした。

でも、入院中から話していた。
「治療が終わったら、今年の秋か冬に京都に行こうね。」と。

先日、ネットでバーゲン運賃の情報を見る。
発作的に?思い立ち?
7月の航空券を予約。

「千歳-京都間、1泊往復。」

ホントの京都旅行は秋か冬に取っておいて、
まずは下見旅行をしようと。

癌の治療がひととおり終わった今、
ライフスタイルのベースにあった仕事を退職した今、
近い将来の予定、生活の楽しみを大切にしたいと思う。

私も、とても楽しみ。
父はどんな計画を立ててくるだろうか。

 

 

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放射線治療。その後。

2009年05月03日 01時09分53秒 | 7 放射線治療

久々にブログを更新しました。

4月上旬に35回の放射線治療が終わった父と久々に会いました。

場所は、弟の新居。
20代でマンション購入を決め、2週間くらい前にお引っ越し。
今日はそのお披露目日でした。

新築マンション、いいですね~。
4LDKで広いこと広いこと。
我が家の2倍の広さです。

さて、久々は父はというと。

痩せていました。
抗がん剤治療時は65kg~68kgもあったのに、
今は60kg位だそう。
2ヶ月で6,7kgは減せたってことだ。

放射線の副作用で、随分食べられなかったらしい。

でも、放射線治療が終わって約3週間後の今日、
差し入れのパンにお菓子にお蕎麦、
結構食べられるようになってきていました。

髪の毛も随分と生えてきていた。

黒髪が自慢の父でしたが、
治療前よりは白髪が増えてきていました。

でもまだ圧倒的に黒髪の方が多い65歳です。

癌になって休職、3月いっぱいで退職した父は
きっと体を持て余していることでしょう。

7月からのゴミの有料化に向けて、
家のものの処分にがんばっているらしい。
私を含め、子どもたちがおいていった財産がたくさんあり、
「ごめんね~」と思いつつ。

さて、肝心の放射線後の評価ですが、
放射線の効果はあったものの、
癌なだけに、緩解。

今後は月に1回の通院検査で経過観察を続けるよう。

楽しみややりがい、生き甲斐を持ち、
今後の生活が充実していくよう、
応援、見守り、提案etcしていきたいと思う。

まずは、辛く大変な治療を乗り越えてきた父へ。
がんばったね。
お疲れさまでした。

そう、伝えたい。

 

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