よく銭湯が一番混む季節は?という質問をお受けする・・・地域性とか其の他もろもろあるから、なんとも言えないんだろうけど、「立川湯屋敷 梅の湯」でいえば、夏と冬ということになるだろう、すごく暑いか、すごく寒いに限る・・・しかも、そういう日が何日も続くのがいい・・・たまに暑いとかたまに寒いなんて言う日は、誰も外に出たくないですもんね^^でも、何日も続くとその間、引きこもるわけにもいかず、外に出る、外に出たらサッパリしたくなったり、温まりたくなったりするから、そこに付け込んじゃうわけ!(言い方考えて!)
春とか秋はダメだなあ、だって、汗かかないし、冷えもしないし、ものすごく過ごしやすいですもん・・・商売あがったりですよ(だから、言い方!)
しかし、正直言うと、季節よりなにより、やっぱり雨!雨が一番こたえます(涙)どうしたって、足元悪い中を銭湯に行くのってちょっと躊躇しますもんね・・・ただ、これ、正確に言うと、一番響くのは実際の天気というより、天気予報なんです・・・明日は大雨です、すごいの降ります!って天気予報が報じた時点で翌日の天気がどうだろうと、もう客足は絶対にのびないんです・・・逆に、明日はそんなに大降りにはなりませんって報じられると、結構な振りでも意外に来て下さる・・・人は、予報の時点で翌日の行動をおおまかに決めちゃうところあるのかもしれませんね・・・だから、天気予報に携わる皆さんには心からお願いしたい!
どうか、予報は軽めにだしてください!(ダメだろ!それ一番ダメだろ~~~)
第6回 「梅雨」
いよいよ、梅雨の季節がやってきた。雨が降るとお客様が減るというのが多くの客商売に共通するところだと聞いているが、一方、雨が降ると儲かる客商売がないわけではない。
移動手段としてタクシーの需要が増え、娯楽を求める人たちはパチンコや映画館に向かい、会話を楽しみたい人たちは喫茶店やファストフードに足を向けるという。
できれば、我々も雨の日に立ち寄る施設の仲間入りをしたいものだ。例えば、ゲリラ豪雨などの突然の雨にあたってしまった時、銭湯に行けば濡れた髪や体を拭くタオルが出てきて、入浴の間に服を乾燥できて、風呂上りには傘を貸してくれる。
そんなサービスを当たり前にできたら、雨のたびに銭湯を思い出してくれるようになるかもしれない。もちろん、すべてのサービスを無料でということではない、しっかりと利益を出しながら、なおかつお客様に喜んで頂く、そんな店づくりを目指したい。
2018.6.1 全国浴場新聞「銀輪躍動」