新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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病棟のカーテンが耐性菌問題の悪役だったという報告

2019-04-15 11:10:27 | 耐性菌/AMR/superbug

病棟大部屋、経過観察室、ER・・・日本を含めた先進国では大体どこでも、ベッド間にカーテンがぶらさがっていて、ある程度のプライバシーが保たれています。しかし、それが耐性菌問題の大敵であるという報告。

  • ミシガン大の報告。病棟のカーテン611枚から1521検体採取。
  • 28%から耐性菌検出! 5%からMRSA! 17%からVRE! VREがもっともポピュラー

う~ん。そのうち、病棟のカーテンはヤバイからやめましょうとかいう議論があちこちの感染制御委員会の議題になりだしたりするのかなあ。実は管理人は、ヤンゴン滞在中におなかが”ちょっとだけ”ゆるくなり、かつ、スケジュールに余裕があったときに、(わざと)一般庶民でごった返す公立病院救急部に”突撃体験”して別ブログにアップしたことがあります。
http://www.myanmarinfo.jp/entry/2019/02/27/000354

ここでは、カーテンがなく、シーツもかかっていませんでした。ブログ本文中ではダメな所と指摘していますが、実はそうではなくて、これ、感染制御的には先見の明(?)だったりして、、、

https://www.techtimes.com/articles/241425/20190413/hospital-curtains-could-be-carriers-of-deadly-bacteria-study.htm?fbclid=IwAR3F-Zt80keNS8tCJodkUxAPjyVqGwp9p9Gj5C0o3V0nRczfFPYudVxjWrs

Hospital Curtains Could Be Carriers Of Deadly Bacteria: Study

13 April 2019, 8:00 am EDT By Alyssa Navarro Tech Times
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