地球温暖化で気温がどんどん上がってゆくと起こる困りごと。そのひとつに「Multidrug-resistant suberbug」があります。Candida Aurisをとりあげた報告。
- Candidaは真菌、カビの一種なわけですが、人間の体温に適応できず、ヒト感染できるのはほんの一握りです。
- しかし、地球温暖化とともに、一部の真菌は(ここではCandida auris)は高気温に対する適応を獲得するとともに、すなわち、人間の体温でも適応できてしまうことになる。
- 2009年に日本で初めて報告されたCandida aurisは、2015年に米国で初めて報告され、いまや30カ国以上に拡大している。
今回の報告は、「地球温暖化したらどんどん耐性菌が増える」というよりむしろ、「すでに存在している耐性菌(真菌)が、人間の発熱ごときじゃくたばらない適応力を、地球温暖化の試練を乗り越えるとともに身に着けてしまった」という趣旨のようです。
とりあえずは、身の回りで出来る温暖化対策を地道にやってまいりましょう。
⇩ 本件と直接関係ではありませんが、どんどん気温あがればこんな商売も出来なくなってゆくのかなあ
Climate Change Responsible For The Spread Of Multidrug-Resistant Superbug
24 July 2019, 7:14 pm EDT By Diane Samson Tech Times