家庭内感染は３割弱の家で起こった（ＮＥＪＭ）

新型インフルエンザの家庭内感染のデータ。

• ２１６家庭を調査。家庭内感染が発生したのは２７％。うち２１％は（元感染者のほかに）１人だけ感染、６％は複数うつされた。
• 家庭内感染した（うつされた方の）年齢は、中央値１４．５～１６．５歳。調査対象全員の中央値は２６歳だから、”うつされる方”は年少者中心ということになる。
• 他方、元感染者（うつした方）は、特定年齢層なし。幼児も子供も若者もオジサンオバサンも等しく危険。
• 家族人数が多いほど、家庭内感染は少ない。家族数２人だけの家庭では、２８％に家庭内感染発生したのに対し、家族数６人以上の家庭では９％のみ。

ソースは１２月３０日付new england journal of medicine↓
http://content.nejm.org/cgi/content/full/361/27/2619

Household Transmission of 2009 Pandemic Influenza A (H1N1) Virus in the United States

Simon Cauchemez, Ph.D., Christl A. Donnelly, Sc.D., Carrie Reed, D.Sc., Azra C. Ghani, Ph.D., Christophe Fraser, Ph.D., Charlotte K. Kent, Ph.D., Lyn Finelli, Dr.P.H., and Neil M. Ferguson, D.Phil. Volume 361:2619-2627