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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

ワクチン安全保障強化に動くカナダ

2010-09-29 19:11:23 | インフルエンザ:対策/対策の進歩
昨年パンデミックで、やはりワクチン需給に応えられず批判にさらされたカナダ当局がワクチン安全保障を強化の動きです。

*カナダ政府は2001年にグラクソ社と単独契約(グラクソ社からみれば独占契約)を結び、カナダのインフルエンザワクチンはグラクソ1社から供給されてきた。(管理人注:一時、カナダ政府がオーストラリア政府に頭下げてワクチン分けてもらう・・・という騒動を当ブログでも紹介したことがありますが、あれは例外)
*この10年契約が来年春に満了するのをうけて、他の契約も併行する動き。1社だけに頼るのではなく、バックアップをと。
*他の製薬会社(具体名なし)と季節性インフルワクチン3年契約、オプションとしてパンデミック発生時の新型ワクチン供給契約。
*これは良い判断だとDr. Perry Kendall, chief medical officer of health for British Columbia.も賞賛。

まだ正式決定ではないですが、昨年を振り返っての着実な動きですね。
日本はどうでしょう。大手製薬会社のインフルワクチン参入の動き続々、ってのが答えなのでしょうか。

ソースは9月28日付Times and Transcripts↓
http://timestranscript.canadaeast.com/lifetimes/article/1237620
Feds want a Plan B for pandemic flu vaccine

余談ですが、日本の今シーズンのワクチン、検定通らず3割減って話が一部ツイッターで流れているのですが、真偽のほど、わかる方おられますか?
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