新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

チクングニヤ熱の大幅増でCDCが注意喚起していること

2015-09-30 07:49:43 | チクングニヤ熱

チクングニヤ熱、メキシコの感染者数が7000例越えになっちゃったタイミングで米CDCが注意喚起していること。

  • CDCはメキシコへの渡航者に対して、蚊対策をとりチングニヤ予防につとめるよう呼びかけ。

  • 特にチクングニヤに感染しやすく、また重症化しやすい旅行者として以下をあげた。
    関節炎に罹患している
    基礎疾患(高血圧・糖尿病・心臓病など)
    65歳以上
    妊娠後期の妊婦(←前期の間違いではない)
    長期間旅行者、伝道師・人道援助関係者・友人を訪問・屋外活動の長時間にわたる者・網戸やエアコンの無い部屋に滞在する者

  • 全米のチクングニヤ輸入例は467例にのぼる。2015年は国内感染例が発生していない。

    中南米では大いに暴れまわりつづけている2015年のチクングニヤ熱ですが、とりあえず米国では(昨年は発生をみて保健当局を緊張させた)国内発生はない模様で、日本も(デング熱ガイドラインにチクングニヤが併記されているごとく)厚労省も緊張しておりましたが、どうにか2015年は逃げ切りになるのでしょうか。
    ともあれ、メキシコは邦人数も多く(管理人は、親戚がかの地で日本人学校教諭の任期中に訪問)、大気汚染ともどもお察しするところであります。

    ソースはoutbreaknews
    http://outbreaknewstoday.com/mexico-chikungunya-cases-top-7000-cdc-updates-travel-warning-37082/

  • Mexico chikungunya cases top 7,000, CDC updates travel warning

    Posted by on September 28, 2015

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« デング熱@アジアの現況(201... | トップ | 世界狂犬病デー(9/28) »
最新の画像もっと見る

チクングニヤ熱」カテゴリの最新記事