WHOフクダ氏、新型インフルの安心ムード@米国内の引き締めに努めています。
- 今回のパンデミックが始まって8ヶ月。ここのところよく聞かれる質問に「もうパンデミックは終わったの?」というのがある。しかし、安心するには誇張なしに早すぎる。("The answer is, really: 'It's too early to make the call.' ")
- まだスイス・チェコ、あるいはカザフスタンなど中央アジアでは高レベルだ。
人間は目の前に無いものは忘れがちという現実があります。また、米国民の意識が内向き化しているというのも、結構前からあちこちで聞く話でもあります。
そんな意識とも戦いアピールしてゆかねばならないWHOの大変さが伝わる演説です。
日本はピークアウト後、ちょっとだけモタついた時期もあり、まだ警戒感も何がしか残っているわけですが、あと数週間後には(帰省大移動シーズンでぶり返しが無ければ)進藤医務官が出てきて同様の演説を日本語でやってもらわねばならなくなるかもしれませんね。
ソースは12月18日付sanfranciscochronicle↓
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2009/12/18/MN931B5T4U.DTL
「もうひと波が春ごろ来た場合、10月11月にワクチンをうった医療従事者などは効果が切れているのではないでしょうか?」・・という視点の記事はないのでしょうか?
病院によっては新型のワクチンの有効性は3ヶ月少々しかない(?)ので、10月に供給するが12月にうつように、との通達が来たところもあると聞いています。
透析病院、何かと気を使って大変ですね。
ご指摘のとおり、重要な視点ですが、なかなか報道が見当たりません。新型インフルのワクチンでは(当然)データは無いわけですが、「データは無いのか、出たら発表せよ」と突っ込みの報道ぐらいあっても良かろうにとは思いますが。
「有効性は3ヶ月しかない」との通達というのも?ですね。都道府県レベルでくっ付けたのでしょうか。巷間言われつつあるD225GだH274Yだっていう変異が3ヶ月後にバババッ!と拡大したら、特に前者はワクチン効果↓も指摘されているので、可能性として無いことも無いでしょうが、そんな神様しかわからない事を通達するというのも変ですね。