カナダの前オンタリオ州首席医務官Dr. Richard Schabas氏がワクチンキャンペーン猛批判。「今ごろノコノコやっても間に合わんやないか!こんなんやったらやめてしまえ!」と。すでにピーク状態で、これから打っても効果でるころには低下傾向なはずで、それは確かですが厳しいですね。
「集団接種キャンペーンは、流行が始まる前にやってこそ効果がある。でも、(カナダの現状)すでにたっぷり流行ってるやないか!今ごろやっても遅いわい!」
カナダ政府は当初、WHO方針とは異なり、あまり騒がなかった。しかし途中からトーンアップし、ワクチン接種キャンペーンに執心するところとなった。でもワクチンが足りなく、十分行き渡るころには流行終わっていると。
また、矛先はWHOにも向けられ、「WHO? あれはWorld Hysteria Organization(世界ヒステリー機関)の略や!」と毒舌を放っています。
日本でもこれから色々発言が出てきそうですね。これは想定問答集が必要か。
ソースは11月13日付national post↓
http://www.nationalpost.com/news/story.html?id=2221003
Flu vaccination campaign a ‘mess’ that should be discontinued: health official
参事官兼医務官のお話だと
ノバルティス社製Focetriaというワクチン
を使用するらしいです。免疫補強剤(アジュバント)入り!だそうで、
トルコの保健省からは
グラクソ・スミスクライン社製
ノバルティス社製
サノフィパスツール社製
を使用するという発表がありました。
カナダも混乱しているみたいですが、ここトルコも同様で、エルドアン首相が、リスクのある予防接種は、私はしない。と、公言してしまったことから、国民は大混乱しています。
おおらかなトルコ国民は、誰も、この失言に責任を取れとは言わず、ただ予防接種と新型インフルエンザにどう対応したらいいのか混乱しているばかりです。
こんな状況下で、調べてる間にここのブログにたどり着きました。世界中の情報をもたれている先生に是非お伺い立てたく、コメントさせてもらいました。
当方 4歳児の子供がいるために、脳症がどうの
肺炎がどうのと聞くたびに予防接種を受けた方がいいのかどうか、大変迷っています。
過去、、喘息予備軍として六ヶ月ほどステロイドの治療を受けた事があります。
最終的には親の判断とわかっておりますが、使用するワクチンについての安全性など、あまり情報がないために、判断に困っております。
このトルコで使用される、インフルエンザワクチンについて何か情報がありましたら、教えていただけますか?
御多忙と思いますが よろしくお願いします。
”参事官兼医務官”って・・・名刺交換ぐらいされた間柄でしょうか。
トルコの首相がそんな発言したとは、何ともビックリです。
さて、トルコ保健省から発表されている3種は、いずれも国際的に使われている(ないし使われる予定の)ワクチンですから、トルコ特異的な話ではなく、一般的海外情報フォローすれば良いと思います。
これら3種とも、今のところ特に致命的な問題は報じられていません。グラクソのカナダ工場製のごく一部製造番号のものでアレルギー反応起こり回収騒動が起こっている位です。
巷で(英加米の医療関係者中心)何となく嫌ワクチンムード拡がっているのは”アジュバントの安全性がわからない”ことゆえですが、こちらは今既に致命的問題発生したというわけでもありません。何か出れば世界共通で報道されてくると思います。
なるほど 世界的にあちらこちらで使われてる薬なんですね。
トルコでの笑ってしまう噂話ですは、裏組織がワクチンにトルコ人のDNAを変える成分入れて輸出してるとか・・・そんな話を本気でしてるところが、お国柄というか、なんというか・・・。
オスマン帝国時代の後遺症を背負ったまま、今に至るという感じです。
国際情報に注目していきます。
ありがとうございます。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=1181
ちょっと危険そうですが、日本のワクチンよりは効果があるような感じがします。
もし仮に、日本に居たならば、インフルエンザに感染してもすぐにタミフルか漢方薬の麻黄湯(まおうとう)が処方されますのでワクチン接種の必要性は低いかもしれません。ちなみに、麻黄湯は医師の処方なら全量処方で子供の季節性インフルエンザ患者の場合はタミフル並の効果があるそうですが、市販の麻黄湯は半量処方が多いので効果は不明ですし麻黄湯は漢方薬としては副作用が強いので購入時には日本にいる家族か親戚に医師か薬剤師に相談してもらって購入すべきです。
(読売新聞HP記事参照)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090508-OYS1T00249.htm
>漢方製剤「麻黄湯」タミフル並み効果、新型には未確認
しかし、トルコではタミフルは海外に横流しされ品薄で、すぐには処方されないかもしれません。[ただし、大使館には邦人支援用のタミフルカプセル(大人用)やタミフルドライシロップ(幼児用)の備蓄在庫があるかもしれませんので事前に問合せてください。]
(十勝毎日新聞HP・朝夷恵美さん情報記事参照)
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20095221655
>タミフルが手に入らない?! 新型インフル トルコ事情
[日本での個人輸入ではトルコ経由の横流しタミフルが相当数流通してるようです。尚、個人輸入ではニセモノも出回ってるそうです。]
また、トルコでは漢方薬の麻黄湯の処方は期待できないので、タミフル耐性Aソ連型に感染すると厄介でしょう。言葉や生活習慣の違いによる医療関係者との意思疎通の困難の問題もあるでしょう。
だからといって、日本に帰ってワクチン接種するのはやはり航空機事故のリスクや経済的損失や別居の不便があり、しかも日本のワクチンの効果が低いので、あまりメリットがないように思えます。(ただし、二ヶ月ほど帰国して流行のピークを避けるのは少しはメリットがあるように思えます。)
以上のように考えると、本来ならば、危険なタイプのワクチン接種は避けるのが良いように思えますが、トルコでの感染の場合の治療の問題を考えると簡単には結論が出ないでしょう。
まあ、結局は、そちらでのコミュニティーでの口コミとかの情報も踏まえて判断してください。
私なら、ワクチン接種よりも大使館に邦人支援用のタミフルの備蓄在庫がなければ、日本の家族か親族でインフルエンザに感染した人が飲み残した大人用タミフルを数錠と麻黄湯と「タイレノールFD小児用」(アセトアミノフェンを成分とする比較的安全な解熱剤)(注1)と小児用マスク(イオンオンラインショップの幼児用マスク不織布タイプ5枚+2枚が198円)と電子体温計を送ってもらい早期発見・早期治療(注2)に勤めると思いますが、それはそれでリスクがあるので推奨はしません。
尚、タミフルのカプセルは成人及び体重37.5kg以上の小児用です。
4才児の場合にはタミフル・ドライシロップですが個人では入手困難なので、大人用のタミフル・カプセルを分解して分量調節してヨーグルトかアイスクリームに混ぜて飲ませる方法があるそうです。ただし、万が一、この方法を実行される場合は大使館の医務官さんに相談の上、十分な注意を払って自己責任で実行してください。
(読売新聞HP記事参照)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091118-OYT1T00038.htm
>子供用タミフル不足、大人用の分解OKだが「大変」
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(注1)このブログでも勝田先生が指摘されてましたが、解熱剤の種類によっては脳症になる事があるそうです。
(国立感染症研究所 感染症情報センターHP記事参照)
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/iencepha.html
>インフルエンザ脳炎・脳症における解熱剤の影響について
(注2)タミフルも麻黄湯も発症初期に服用しないと効果が低いそうなので、こまめな体温測定や体調変化に対する注意が重要です。
ものすごく詳しい情報ありがとうございます。
正直驚きました。
予防接種を子供に受けさせる方向に傾いていたのですが、また考え込んでます。
副作用の危険をとるか、新型インフルエンザを取るか、日本へ帰って予防接種するか・・・。
タミフルの大人用を子供用に処方を変えてあげることもできるんですね。最悪の場合はそれもありえるんですね。
ですが、タミフルは早期段階で与えなくては効果が薄い・・・。
新型インフルエンザをどのタイミングで、どう判断するかが問題ですよね。
トルコだと病院で検査しても、結果は5日後という話を聞きますから、検査の意味は何処へやらです。
日本は今ピークでしょうし、接種前倒しのためにワクチンは不足してると聞くし、一体いつできるのかという問題もありますよね。
子供の事を考えると心配でなりません。
本当に詳しい情報ありがとうございます。