新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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インドネシア保健省vsWHO バトル第二弾

2008-06-09 09:59:24 | 政治的動き

インドネシア保健省、鳥インフルエンザの検体を出さないからネッ!とゴネた・・というニュースをご記憶の方も多いと思いますがhttp://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/09a1b22c912b0f9935b74fb0afb71c6b、またまたバトルです。

今度は、「インドネシアでヒト感染が発生しても、もう教えたらへんねん! 半年ごとで十分や」と保健大臣が宣言。

これまで、ヒト感染が発生するたびに真面目にWHOへ報告なされてきましたが、「いちいち言わんでもええやろ。WHOの連中、言うたってもバカにしよるだけや。何も助けてくれへん」とすっかりおかんむりの発言です(原文She told Reuters that announcements of H5N1 deaths are sometimes misunderstood. "It's OK not to announce it. Sometimes they only give hurtful comments instead of helping," she said without further explanation. )

WHOという組織、(臨床を知らない)疫学専門家が主流を占めエリート意識目に付く・・とは北京在勤中に何度か小耳にはさんだ話ではありますが、ハーバード公衆衛生やロンドンスクール出身欧米人あたりがインドネシアで小ばかにした発言蓄積・・なんてことじゃなければ良いがと思う次第です。

ソースは6月5日付CIDRAP↓
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/jun0508indonesia-br.html

Jun 5, 2008 (CIDRAP News)

Indonesia quits offering prompt notice of H5N1 cases

Lisa Schnirring * Staff Writer

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