新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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脳神経系障がい児のリスク(インフルエンザ)

2012-08-30 07:58:12 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

脳神経系障がい児のリスクについて米CDC報告。

  • H1N1(2009)の死亡例300例調査by米CDC.
  • 60%に合併症。さらにその2/3は脳神経系~脳性マヒ、知的障がい、てんかんなど~を合併。 neurologic disorder such as cerebral palsy, intellectual disability, or epilepsy
  • これらにより、筋力低下、肺機能障がい、咳をすることが困難、嚥下困難等により気道分泌物を除去することが困難(muscle function, lung function or difficulty coughing, swallowing or clearing fluids from their airways.")な子供では特にリスクが高いと著者のひとりDr. Georgina Peacockが語っている。

2009年当時から言われていたことではありますが、デ-タで証明。
また、その理由が「喀痰などの排出困難」であるためとの解説が加わりました。
そして、これらの子供たちに対するワクチン接種の必要性があらためて強調されています。

ソ-スは8月29日付Fox News(AP)↓
http://www.foxnews.com/health/2012/08/29/kids-with-neurologic-disorders-at-high-risk-death-from-flu-cdc-say/#ixzz24ymnsqxl

Kids with neurologic disorders at high risk of death from flu, CDC say



 


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