新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

暴力が感染拡大の原因だと証明されたコンゴの泥沼エボラ

2019-06-05 11:19:40 | エボラ出血熱・EVD・エボラ・エボラウイルス感染症

今度のコンゴのエボラは戦乱地に発生したから大変だ。襲撃されたから余計炎上してる。と、コンセンサスのように語られているわけですが、それホンマかいな?

⇒ホンマです! と証明@nejm

  • 2月まではIturiでは大体制御でき、KatwaとButemboでは減少が認められていた。しかし、医療チームへの襲撃が発生して、過去2カ月のスパイクに結びついている。
  • 今回の流行は公式には2018年8月に始まったことになっているが、実際には4月頃には発生していた(⇐国際保健医療学会で仲佐先生のご講演でも話されて会場の注目集めてましたね)。
  • 医療チーム・対策チームに対する暴力、特にBeniでの虐殺事件、大統領選挙後の暴力的抗議行動・2月のエボラ治療センター放火事件のあとに、明らかに発生数のスパイクが見られている。

地道な作業ですが、対策チーム、医療チームに暴力をふるったら病気はよけい流行るのだという事実が証明。

しかし、病院を焼き討ちしたり対策にあたる人を武力攻撃してエボラ流行を促進したり、ワクチンのないことないこと広めて世界中で麻疹を大増加させたり、あのワクチン関連では子宮がんを増やしたり・・・人類というものが劣化の始まりに立っているのか、地球上の人口が増えすぎてしまったので神様がいたずらをしているのか。

http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2019/05/experts-drc-ebola-outbreak-fueled-attacks

Experts: DRC Ebola outbreak fueled by attacks

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