新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

急速に進行する肺損傷(解剖所見から)

2009-12-26 14:15:35 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

ブラジルで亡くなった21例の解剖所見が報告され、急速に肺組織が破壊されている様子が指摘されています。

  • サンパウロ大病理学教室の発表。ブラジルで亡くなった21例(0~68歳)の剖検所見。
  • 肺組織の激しい損傷。3パターンあり。
  • 肺損傷のみのケースと、気管支の壊死も伴うケースが見られた。後者では細菌感染の合併が多かった。
  • 基礎疾患合併例では、出血所見が多く認められた。

やはり、ある種のケースでは肺が急速に破壊され重症化するものがある・・・と解剖所見でも証明されたということです。

ソースは12月25日付tech and schience↓
http://www.straitstimes.com/BreakingNews/TechandScience/Story/STIStory_470501.html
'Rapidly fatal' H1N1 flu

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グラクソ社の日本語インフル... | トップ | 年末年始へメッセージ(管理... »
最新の画像もっと見る

インフルエンザ:基礎知識/新知見」カテゴリの最新記事