Lancet(医学系週刊誌)に新型/鳥インフルエンザのおさらいが載っています。ちょっとづつ小分けに、何回かにわけて紹介します。
治療編。
H5N1の治療は2つ。
シンメトレル(アマンタジン)→M2イオンチャンネル阻害。ベトナム・カンボジア・タイで無効なるも他のアジア・欧州では感受性あり。
タミフル/リレンザ→ノイラミニダーゼ阻害。効果いまいちはっきりせぬも、投与遅れたケース多いのかも。
タミフル投与量は、いつものヒトインフルエンザに投与している量では足らないかもしれず、より長期間大量にのむ必要あるかもしれない。というのも、タミフルで下痢をおこして出てしまう場合もあるから(注:私自身、タミフル服用したとき下痢に悩まされた)
タミフルで耐性出現(途中で効かなくなる!)の可能性も。ベトナムでは7例中2例に耐性出現。
ソースは
The Lancet 2008; 371:1464-1475
DOI:10.1016/S0140-6736(08)60627-3
Seminar
Human infection with highly pathogenic H5N1 influenza virus Andrea Gambotto MD a , Simon M Barratt-Boyes PhD b, Prof Menno D de Jong MD c d, Gabriele Neumann PhD e and Prof Yoshihiro Kawaoka PhD e f