ロシア極東の鳥インフルエンザ

ロシア極東はウラジオストックから１００キロのところで鳥インフルエンザ発生。

vozdvizhenkaの農家で４２羽中２８羽が昇天。

殺処分やワクチンなどの対策が粛々とすすんでいます。

ソースは4月１２日付ProMed
全文貼り付け
AVIAN INFLUENZA (61): RUSSIA (PRIMORSKIY)
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A ProMED-mail post
<http://www.promedmail.org>
ProMED-mail is a program of the
International Society for Infectious Diseases
<http://www.isid.org>

Date: Sat 12 Apr 2008
Source: India Times [edited]
<http://timesofindia.indiatimes.com/World/Russia_ministry_confirms_bird_flu_outb
reak/articleshow/2946293.cms>


Russia ministry confirms bird flu outbreak in Far East region of Primorye
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Russia's agriculture ministry confirmed a bird flu outbreak in a
village in the Far East region of Primorye which was quarantined
after scores of chickens died.

"In 2 days, 28 out of 42 hens and guinea fowl died on a farm" in the
village of Vozdvizhenka, 110 km [68.3 miles] north of Vladivostok,
the ministry's veterinary control unit said in a statement on
Thursday [10 Apr 2008].

The dead birds had been incinerated, it added. A regional laboratory
made the discovery after testing samples taken from sick birds, and a
national laboratory was due to determine if it was the deadly H5N1
strain of the virus.

Authorities cordoned off the village, killed all other fowl on the
farm and vaccinated birds in the village and nearby areas, the ministry said.

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Communicated by:
ProMED-mail Rapporteur Mary Marshall

エジプトでも続発（鳥インフルエンザ ヒト感染）

エジプトにて鳥インフルエンザ　ヒト感染続発。

３０歳女性。
４月２日発症
　　９日カイロ病院入院
　　１１日死去。

これでエジプトの犠牲者は４９例中２２例（死亡率４５％）。

１９歳男性。
４月５日死亡。タミフル効なし。

エジプトでは民家の屋根の上で鶏を飼う習慣があります。自宅の屋根上の鶏を世話するのは主婦と子供の仕事という家庭が一般的なので、エジプトの鳥インフルエンザ患者は女性と子供に多いという悲しい現実があります。さらに、自分が鳥インフルエンザにかかったことがわかると、近所の（屋根上の）鶏も殺処分しなければならなくなるので、ご近所の目を気にして受診が遅れて手遅れ・・という悲劇があとを断ちません。

ソースは4月11日付middle east online↓
http://www.middle-east-online.com/english/?id=25356
Bird flu claims another life in Egypt

 
30 year-old Egyptian woman’s death from H5N1 strain of bird flu is 22nd among 49 cases in Egypt.

毎日のように拡大する韓国の鳥インフルエンザ

韓国の鳥インフルエンザ、４月７日以来、毎日のように新しい地区に拡大しています。

Huji-ri, Yeongwon-myeon, Jeongeup, North Jeolla ProvinceにてH5N1確定です。半径１０キロの検疫エリア設定。

また、これとは別に、 Shinbuk-myeon, Yeongam, South Jeolla Provinceでも発生。

ソースは４月10日付朝鮮日報
http://english.chosun.com/w21data/html/news/200804/200804100014.html

朝鮮日報には日本語版もあるのでつき合わせて見てみましたが
http://www.chosunonline.com/article/20080411000042
英語版よりはしょってあるようです。
特に、韓国の報道では地名表記は苦労。Huji-ri, Yeongwon-myeon, Jeongeup, North Jeolla Province（英語版）と全南霊岩（日本語版）は同じ場所だと解釈して良いのか否か？

思い出すのは、セネガル勤務時代に伝統的治療師の交流会をのぞいて見たときのこと。私以外にも欧米の民俗学者が来ていたこともあり、治療師のひとりが好意で通訳してくれたのですが、ウォロフ語（現地語）で１０ぐらい話したものがフランス語で５ぐらいになり、英語で３ぐらいになり・・・と。　たぶん韓国語で１０ぐらい報道されたものが英語で５になり日本語で３になりという構造なんでしょう。ハングルが読める人がどこかにアップしてくれたらよいのですが。
　そういえば、新幹線のアナウンスも、日本語で(乗り継ぎからどうでも良い注意事項から）延々と続いたあと、英語が数秒で終わってしまうのでその差分何を言ってるのか不安になる・・と知人の米人が言ってました。

 

インドーバングラ国境で鳥インフルエンザ

インドーバングラデッシュ国境地帯のTripulaで鳥インフルエンザ発生、殺処分がすすんでいます。

２１チーム編成で、周辺地域２万羽の殺処分に邁進してまいります！と担当大臣Aghore Debbarma氏が述べています。１チームあたり１０００羽殺処分のノルマは大変そうですが、頑張ってください。

西ベンガルでの発生以来、インドでは４００万羽以上の大量殺処分がすすんでいますが、それ以降も散発が絶えず、インドの養鶏業が蒙っている打撃は深刻です。

ソースはロイターindia４月８日付↓
http://in.reuters.com/article/topNews/idINIndia-32912620080408?sp=true

早期入院も薬石効なく・・・（鳥インフルエンザ H5N1 エジプト）

エジプトで鳥インフルエンザ　ヒト感染例発生。

１９歳男性。Kafr El-Dawar District, Behera governorate
　３月３０日発症
　　　　３１日入院
　4月４日　鬼籍へ。

３０日発症の翌日すぐ入院しているのに助かっていないのが怖いところですね。　インドネシアやインドなど、ここ最近の死亡例は発症日と入院日のあいだに（おそらく治療受けれなかったであろう）数日間のタイムラグがあり、貧困のおよぼすハンディキャップという理解もできたのですが、今回はすぐ入院してこの結果ですから、ちょっと違う恐怖をおぼえます。

ソースは４月８日付WHO　update↓
http://www.who.int/csr/don/2008_04_08/en/index.html

 

フランスの鳥インフルエンザ・・に訂正情報

昨日のフランスの鳥インフルエンザの件http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/0e6aa9404b0f5056ffa74cfeb170ed26

ProMedに訂正の投書が載っています。
投書の主はフランス農業省の広報担当で、
フランスには今現在鳥インフルエンザ発生はないこと、BBCの古い情報に基づいた誤りであることが書かれています。

というわけで、「フランスは（今のところ）シロ」です。

担当官庁の広報担当がしっかり見ていて即座に訂正の投書を送ってくるとは、フランス政府はしっかりしていますね。

ソースは4月７日付ProMed　全文ペースト↓

Date: Mon 7 Apr 2008
From: Patrick Tallon <patrick.tallon@agriculture.gouv.fr>


No case of H5N1 bird flu virus in France
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ProMED-mail's posting "Avian influenza (57): France, swan
20080406.1259" indicated wrongly new cases of H5N1 bird flu virus in
France. This information comes from an old issue of BBC News, dated 5
Jul 2007, 09:04 GMT (at <http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6272574.stm>).

The French Ministry of agriculture and fisheries indicates that there
is actually no case of H5N1 bird flu in France.

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Patrick Tallon
Ministere de l'Agriculture et de la Peche
DGAL - Communication
France

フランス東部の白鳥に鳥インフルエンザH5N1

フランス東部といえば、ドイツとの国境地帯アルザスーロレーヌ地方で、戦乱によりドイツ領になったりフランス領になったりしてきたハードな場所です。

フランス東部のAssenoncourtで白鳥の死骸が見つかり、H5N1が確定しました。これを受けて、養鶏は野鳥とのコンタクトしないよう対策がとられています。

EUで鳥インフルエンザ発生が報告されたのは昨年１３カ国ありましたが、EUではヒト感染はおこっていません。

ソースは4月５日付BBC↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6272574.stm
発生地域の地図をペースト、ソースは同上

French swans have deadly bird flu

Three swans found dead in eastern France were victims of the H5N1 bird flu virus that can be fatal to humans, tests have confirmed.

ベトナム中部でも鳥インフルエンザ

ベトナム中部Quang Nam鳥インフルエンザ発生

２万６千羽あまり殺処分。

ベトナムの鳥インフルエンザは3月以降ぐんぐん拡大してきており不気味です。

ソースは4月１日付Thamuhunien↓
http://www.thanhniennews.com/healthy/?catid=8&newsid=37260

Bird flu ravages central Vietnam province

お隣の国でも鳥インフルエンザ

４月にはいり、お隣の韓国でも鳥インフルエンザ発生、H5N1確定です。

Gimje, North Jeolla Province 地方で発生し、半径５００メートル以内の殺処分、移動制限などが粛々と進められています。

韓国ではこれまで、鳥インフルエンザの発生は１１月～２月の間に限られ、春うららに発生したのは初めてです。何らかの気候変動が影響してるんじゃないかといわれています。

気候変動といえば、このまま温暖化がすすめば、いずれ日本でもマラリア再来か・・・なんて恐ろしいことを言う人もいますが、みんなでCO2削減に努力いたしましょう。

ソースは4月４日付朝鮮日報↓
http://english.chosun.com/w21data/html/news/200804/200804040018.html

Lethal Bird Flu Strain Makes First April Appearance
Yahooニュースでも見れます(地名が漢字でわかります）↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080403-00000166-jij-int

 

２２ヶ月の赤ちゃんも犠牲に（鳥インフルエンザ インドネシア）

インドネシアの状況についてWHOからアップデート。

先日お知らせした１５歳と１１歳の２例に加えて、
２1ヶ月の赤ちゃんも感染。西スマトラのBukit Tinggiで１７日発症、２２日入院。
幸い、この赤ちゃんは快方に向かっています。

２１ヶ月といえばよちよち歩きはじめしばらく経ったころ。可愛い盛りで親御さんの心配はいかばかりでしょう。。。

ソースは4月２日付WHO↓
http://www.who.int/csr/don/2008_04_02/en/index.html