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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

日本渡航医学会@東京女子医大

2015-07-24 10:38:56 | 渡航医学関連

この週末、7/25-26、日本渡航医学会が東京女子医大で開催されます。
週末の予定が決まっていない方、よろしければどうぞ。

URLは
http://www.pco-prime.com/19jsth/

管理人からは、デング・チクングニヤ熱関連で1題、メンタル関連で1題(シンポジウムのコーディネート兼座長兼発表)発表予定です。

デング熱:
26日8時50分〜
デング熱対策に対する宗教界の意識調査

メンタルヘルス:
26日10時30分〜 シンポジウム「海外勤務者のメンタルヘルス」
(コーディネーター兼座長兼発表)
東南アジア勤務者のメンタルヘルス ~チャイナ・プラスワン諸国の実状~

デング熱、メンタルヘルスともども、それぞれ人脈に恵まれたゆえの発表です。ご協力いただいた皆さまに感謝しながら発表させていただきます。


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ゲロ菌(Vomiting bug)なる愛称でbloombergが報じたのは・・・

2015-07-09 08:59:05 | 渡航医学関連

 Vomiting bug。直訳すれば”ゲロ菌”になってしまうのですが、ビジネス畑のbloombergが見出しを立てています。これ実はノロに関する日本チームの業績。

昨年12月から今年3月にかけて日本で流行したノロウイルスのお話。正式名称はHu/GII/JP/2014/GII.P17-GII.17。で、愛称がvomiting bug

夏が終わってノロのシーズンが来る前に注意喚起しましょう。ブルームバーグが騒いだ怖い怖いゲロ菌が来るぞと。

http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-07-06/vomiting-bug-from-asia-threatens-global-wave-of-gastro-outbreaks

Vomiting Bug From Asia Threatens Global Wave of Gastro Outbreaks

July 6, 2015 — 11:54 AM JST
 
元ソースはユーロサーベイランス
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=21173
 

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香港の”乙脳”騒動?

2015-07-04 11:03:21 | 渡航医学関連

中国語新聞の大見出しに「乙脳」の大見出しがおどるとき、その文字から想像つきにくい病気が発生しています。乙脳は乙型脳炎の略で、日本脳炎。(ちなみに乙型肝炎はB型肝炎)

  • 香港の68歳男性。
  • Wah Yuen Chuen 在住。
  • 広東省に旅行歴があるが、1泊2日の短いものであり、香港での感染可能性十分にあり。
  • 在住しているWah Yuen Chuen は農村地帯。この地区における警戒、蚊対策を含めて呼びかけ、症状等の届出も。

今回は香港ですが、中国本土においても、日本脳炎の発生があるとマスメディアで取り上げられます。「乙脳」の見出しを見たら、蚊に刺されないよう注意!

ソースは7th space
http://7thspace.com/headlines/511873/chp_investigates_first_case_of_japanese_encephalitis_in_2015.html

  CHP investigates first case of Japanese encephalitis in 2015

 

 


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ベネズエラで一家総勢1ダース(!?)シャーガス病で手遅れ

2015-06-29 08:00:18 | 渡航医学関連

ベネズエラでシャーガス病の話題で騒動。

  • ベネズエラLa Macarena municipality Febres Cordero, Merida stateで12例の感染者。
  • 小児2例と成人1例が犠牲に。いずれも、売薬で8日間も様子をみていて、危機的状態になってから受診。医療機関に来るのが遅すぎた。
  • 現地に調査団派遣。食物や廃棄物取扱いに不衛生な点があった。
  • シャーガス病は別名アメリカトリパノゾーマ、ラテンアメリカ21か国に生息し、死に至ることのある寄生虫疾患。

本文ではsickened a dozen people of the same family ~とあります。同じ家族の12名って、どんな家族やねん!って感じですね。2世代3世代ぐらいが大勢、ひとつ屋根の下にひしめきあって暮らし「食物や廃棄物取扱いに問題あり」、8日間以上も受診できずに手遅れになってしまった・・・ 悲劇的な貧困物語ですね。

日本人旅行者も、テレビ番組の影響もあり、途上国一般庶民の家に泊めてもらったりするバックパッカーも増えましょうから、要注意です。

ソースはoutbreaknews Today
http://outbreaknewstoday.com/venezuela-chagas-outbreak-affects-12-oral-transmission-suspected-62499/

Venezuela: Chagas outbreak affects 12, oral transmission suspected

Posted by on June 28, 2015


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ニジェールで髄膜炎爆発(C型)

2015-05-20 09:03:58 | 渡航医学関連

アフリカのニジェールで細菌性髄膜炎の大流行。unprecedentedだと。

  • ニジェールで細菌性髄膜炎。全国各地、首都まで含めた流行。
  • 6179例。死亡423例。
  • C型の流行。これまでC型は散発的発生のみで、ここまでの規模の流行ななかった。
  • ワクチン不足の問題も。

もともとニジェールはアフリカの髄膜炎ベルト地帯にある国ですが、それでも今回は前例みない規模です。気候変動、自然破壊の意趣返しでこういうunprecedentedなことが起こるのか。。。

ニジェールといえば、青年海外協力隊のポスターでも見かける国で、(ワクチン接種は対策されてるのだろうと推測されるものの)気になるところです。

ソースはWHO
http://www.who.int/csr/don/15-may-2015-niger/en/

Rapidly growing outbreak of meningococcal disease in Niger


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米オハイオ州の教会、集団ボツリヌス中毒は自家製缶詰ポテトサラダだった

2015-04-30 09:02:37 | 渡航医学関連

米国の教会ランチで集団食中毒、そのまま天に召されてしまった人もでてしまった件で、原因究明に至りました。自家製缶詰のポテトサラダでしたと。

  • 原因は自家製缶詰のポテトを使ったポテトサラダと発表(potato salad made with home-canned potatoes )
  • ゴミ袋を捜索。20種以上のサンプル採取。また、発症した人、発症しなかった人、すべてインタビュー。
  • 行事に参加した50〜60人中、半数が罹患。確定例が21例、疑い例10例に。
  • 重症度は、汚染食材を食べた量により異なっていた。
  • 教会には激励のメッセージ殺到。心温まる多くのメッセージが、地元の教会群だけでなくはるか遠くのアイルランド・ウクライナ・日本からも寄せられている。He said he has been heartened by support of so many, not only from local churches posting encouraging messages on signs outside their places of worship, but from as far away as Ireland, Ukraine and Japan.

う〜ん、やはり自家製缶詰だったか。教会の行事といえば、ボランティア精神あふれる善男善女が何だかんだと持ち寄る場所です。ホームパーティーの習慣根付くUSAならなおのこと。なかには、ちょっと捻ったもの、工夫したもの、目新しいものを出したいというモチベーションも生まれるでしょう。そんななか「自家製」缶詰・瓶詰・酒類なんてのはちょっと自己主張がいれられるアイテムだったりします。少々以前ですが、東急ハンズで「自家製缶詰製造キット」なるものを見かけた記憶があります。この件を前回紹介した際、たまたま管理人は産業医業務の日だったので、安全衛生委員会のネタに使って「自家製缶詰だ瓶詰だなぞというものには絶対に手を出すな!」と言ったところでした(その時点では自家製缶詰と決まってたわけじゃなかったけど)。

現地には暖かいメッセージが寄せられているのはほっとします。訴訟社会の米国では暖かいメッセージが寄せられ、日本で同種のことが起こったら(関係ない第三者の)心無い電話が殺到・・・なんてことが起こると悲しいのですが、幸い、この教会に暖かいメッセージが「アイルランドとウクライナと日本」から届いているようです。しかし、日本からどんな人がメッセージ送ったのだろうかと。このオハイオ州片田舎の小さな教会の事件を日本でキャッチしようとしたらProMEDとかFluwikiとかぐらいなんだけど、感染症コミュニティの信者さん?

ソースはThe dispatch
http://www.dispatch.com/content/stories/local/2015/04/27/Home-canned-potatoes-tied-to-botulism-outbreak.html

Potato salad likely source of deadly botulism outbreak

View LargerWBNS-10TVThe botulism outbreak has been linked to a potluck at the Cross Pointe Free Will Baptist Church in Lancaster.

 
 
 
By Mark Ferenchik The Columbus Dispatch  •  Tuesday April 28, 2015 1:18 PM

 


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ジカウイルス(Zika)も版図拡大中なう

2015-04-29 09:31:25 | 渡航医学関連

ジカウイルス(Zika virus)の版図拡大。バヌアツで初報告。

  • バヌアツでジカウイルスの初報告。症例数は特定されず。
  • 3月14日に台風Pamの来襲に引き続いて発生。
  • ジカウイルスはフラビウイルス、すなわちデングや黄熱病や日本脳炎と同属、症状は軽症なことが多い。その名前は、1947年最初に報告されたウガンダのZikaの森に由来する。Aedes属の蚊(ヒトスジシマカ、ネッタイシマカ)のより媒介。
  • ウイルスの病理は未知な部分が大きいが、星状細胞で増殖してリンパ節から血流へと考えられている。
  • 症状は発熱と発疹(顔・体幹・頸部・上肢)、背部痛。
  • バヌアツでは、デング・チクングニヤ・マラリアの蚊媒介疾患がすでにある。

症状はデングに比べてマイルドですが、流行地域にはたいていデング媒介蚊がいるので、重複感染の問題もあります。蚊に刺されない対策はどこへ行っても重要というお話です。

ソースはoutbreaknews today
http://outbreaknewstoday.com/zika-virus-reported-on-vanuatu-for-the-first-time-21381/

Zika virus reported on Vanuatu for the first time

Posted by on April 28, 2015 //

ジカウイルス、Forthの解説
http://www.forth.go.jp/topics/2014/04221441.html

バヌアツ共和国(外務省HP)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vanuatu/

 

 


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米のボツリヌス騒動続報(疑われているのはポテトサラダ・パスタサラダ・チーズ・マカロニ)

2015-04-28 07:34:47 | 渡航医学関連

米オハイオ州の教会ランチでボツリヌス食中毒、犠牲者が出ている問題で、続報。

  • 症例数は増えて確定20例、疑い例9例。死亡例もさらに1例加わる55-year-old Rushville resident Kennetha “Kim” Shaw.
  • 教会のゴミ袋から採取した6サンプルよりボツリヌス陽性。そのうち4サンプルはポテトサラダ・マカロニ・チーズ・パスタサラダ。
  • これらの4品目はごみ袋の中に一緒くたに入っていたので、特定にはさらなる検索が必要。

慎重に捜査をすすめ、一歩づつ近づいている・・・途上です。
いずれにせよ、「ごく普通の平凡な食べ物」に今回のボツリヌスは棲息していたわけで、普段から注意力をオンしておくことの重要性を思いおこさせてくれます。
昔々、食中毒が日本でもちょくちょくあった時代は、口にしておかしいものは吐き出す感覚があったけれど、現代の日本人は海外に行っておかしいものでも食べてしまう・・・とは、管理人よりさらに一回りばかし年長のお方からお聴きした嘆きであります。そういう事は先進国共通のことなのでしょう。

ソースは
http://outbreaknewstoday.com/ohio-botulism-update-case-count-grows-as-health-officials-close-in-on-source-89049/

Ohio botulism update: Case count grows as health officials close in on source

Posted by on April 25, 2015

舞台となった教会

 


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ネパールの医療衛生情報(外務省)

2015-04-26 11:56:14 | 渡航医学関連

当サイトの常連さんには、これからNGO・政府系・その他で緊急救援、あるいはその後の開発等々でネパール行きの機中の人となられる方もおられると思います。

ご参考まで、外務省医務官情報のネパールの頁をコピペしておきます。

URLは
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/nepal.html
です。

******************************************************
(以下コピペ)

ネパール

1.国名・都市名

 ネパール連邦民主共和国(カトマンズ市、ポカラ市)(977)

2.公館の住所・電話番号

3.医務官駐在公館

4.衛生・医療事情一般

 ネパールの気候は亜熱帯性気候で、雨季(モンスーン:6月から9月)と乾季(10月から5月)に分かれています。地理学的変化に富み、北のヒマラヤ山岳地帯、中部の丘陵地帯、インドとの国境を接するタライ平野地帯に分けられます。首都カトマンズは海抜1,300メートルに位置します。夏の最高気温は30度、冬の最低気温は2度程度です。ネパールの上水道は首都のカトマンズと言えども不完全な状態です。カトマンズ盆地内の水の需要に対し、国営の上水道の供給量は半分にも満たず、私企業からタンカー水やボトル水が供給されています。これらの企業はカトマンズだけで260にのぼり、その殆どは無許可営業です。故にボトル水から大腸菌が見つかり出荷停止になる事もあります。水道水を直接飲む事は止め、フィルターを通した水かミネラルウオーターの飲用を推奨します。

 また、下水システムは存在せず、トイレの普及率は20%と不衛生な環境にあります。水を介する感染症(腸チフス、赤痢、A型・E型肝炎ほか)が雨期を中心に多発し、これによる死亡例は、貧困層を中心に年間360例以上と報告されています。乾季には大気汚染も深刻です。

 ネパールでは、医師はカトマンズに集中していて、地方では医師が不足しています。病院には私立と公立がありますが、在留外国人、旅行者は清潔度、看護のあり方、支払い方法などの点から、主に私立の医療施設を利用しています。医師との会話は英語が中心になります。重症である場合には、日本、シンガポールあるいはバンコクで医療を受けることになります(国外緊急移送)。トレッキング中に高山病に罹った場合は、ヘリコプター移送となりますが、その費用は30万から50万円と高価です。このような重篤な病態での出費に備えて、当地に旅行する前に緊急移送特約を含んだ海外旅行傷害保険への加入をお薦めします。入院費は外国人の場合、一日1,000ドルを請求されることがあり、先に述べた国外への緊急移送費も非常に高額です。旅行前に自身の加入している保険の内容をよく確認しておくことが大切です。

5.かかり易い病気・怪我

(1)感染性胃腸炎(下痢症)

 最もよく罹る病気です。下痢のみの場合には、しっかり水分を補いましょう。紅茶に砂糖を入れて飲む、ソフトドリンクを清潔な水で薄めて飲みます。濃い色の尿が通常の色に変わるまで水分を補給してください。下痢止めを服用しないのか通常です。しかし、下痢に血液、粘液が混ざっている、熱がある、吐き気がある、腹痛がひどい、胃痙攣を伴う、便が臭う、これらの場合には医師を受診してください。雨季の腸チフス(数週間高熱が出ます)も注意が必要です。

(2)ウイルス性肝炎

 ネパールで注意を要するウイルス性肝炎には経口的に感染するA型肝炎、E型肝炎と、血液等を介して感染するB型肝炎、C型肝炎があります。A型、E型肝炎は年間を通して発生していますが、特に雨季に患者の増加がみられます。一般に感染してから約1ヶ月以上の潜伏期間を経て、38℃前後の発熱、食欲不振、倦怠感、黄疸などの症状が現れます。A型肝炎・B型肝炎の予防としてワクチン接種が勧められます。

(3)狂犬病

 ネパールでは近年、人と犬に対するワクチン接種が行われるようになり、患者数は減少しつつありますが、依然として地方では死亡者が出ています。主な感染源は犬、猿、猫、ジャッカルなどですが、犬による咬傷が殆どです。野犬や野生動物等に噛まれないように注意することが必要で、特に野犬が活動的になる夜間の徒歩での外出を控えることが大切です。また野犬や野生動物に咬まれた場合には、直ちに傷口を石けんと流水で十分洗い、エタノールなどで消毒し、医療機関を受診して暴露後免疫のスケジュールに従ったワクチン接種を受けることが必要です。ワクチンはカトマンズ市内では、CIWEC clinic等の私立病院やPatan hospitalのような公立病院で接種できます。ただカトマンズやポカラから離れた地方都市やトレッキング中に咬まれた場合は、近くのヘルスポストに狂犬病ワクチンの在庫が無い可能性が高く、緊急的に大都市に戻る必要があります。

(4)マラリア

 ネパールの75郡のうち65郡でマラリアは風土病となっており年間約4-6千人が発症しています。多くはモンスーン時期の発症です。 約70%が三日熱マラリアで、約30%が熱帯熱マラリアです。マラリア予防薬としてネパールではクロロキンとプログアニールの併用が薦められています。入手は当地医療機関で可能ですが、流行地滞在期間、副作用、発病後に近くに治療を受けられる医療機関があるか否か等を考慮して服用を判断することになりますので、希望される方は医療機関に相談されることを勧めます(下記クリニックで可能)。マラリア流行地域を旅行する際は、蚊に刺されないように、虫よけスプレー、蚊取り線香や蚊帳の使用、夜間外出時は長袖、長ズボンを心掛ける必要があります。

(5)日本脳炎

 タライ地域で夏に流行がみられます。蚊によって媒介されるウイルス性疾患で、感染から脳炎の発症までの潜伏期間は5-15日です。一般に頭痛を伴った突然の高熱で始まり、倦怠感や食欲不振、悪心、嘔吐を伴います。この感染症は感染しても発病しない“不顕性感染”が多いとされていますが、発病すると高い確率で後遺症を残し、死に至るケースもあります。流行地に滞在される方は事前の予防接種が勧められます。

(6)高山病

 高山病は、高所における低い大気圧の酸素濃度に身体が順応できないことによって発症します。高度に対する感受性は人によって個人差がありますが、2,500メートル位から注意が必要です。対策として(イ)ゆっくり登ること。(ロ)3,600メートル、4,300メートル地点で最低1日の高度順応日を設ける。(ハ)十分な水分補給(1日3L以上)。(二)高山病の症状である頭痛、不眠、食欲不振、吐き気、手足や顔のむくみ、めまいが生じたら、それ以上は高度を上げない。そして症状が軽快しない場合は一晩待つことなく、高度を下げる必要があります。(ホ)ヘリコプター移送となる場合もあります。事前に海外障害保険に加入しておくことが重要です。 ★邦人旅行者でも、高山病による死亡事例が毎年発生しています。ガイドの忠告に従うこと、ヘリ移送の要請を躊躇わないことが重要です。

 人気のあるトレッキングコースでは、期間中のみ欧米医師がペリチェとマナンの診療所に常駐しています。予防薬としてダイアモックスがあります。事前に医師に相談して、服用方法、副作用について理解しておく必要があります。

(7)不慮の事故

 ネパールに限りませんが、不慮の事故による入院や死亡事例があることを認識してください。トレッキング中の滑落(単独トレッキングは避け、ガイドを雇うこと)、悪路での転倒(舗装道路でも陥没穴にはまっての転倒・死亡事例あり)、転落(観光地といえども街灯がないのが普通です。夜道で側溝に転落しての死亡事例があります)などです。日本とは道路事情が異なることを認識してください。

(8) 花粉症

 春先(2月から5月)はヒマラヤ杉などの花粉が舞います。日本でスギ花粉などでの花粉症がある方は、使い慣れた薬剤や専用ティッシュを持参下さい。

6.健康上心がける事

(1)手洗い,うがい

 感染症予防の基本です。

(2)食事に注意

 飲み水,氷,サラダ,生もの,牛乳,ヨーグルト,古い油で揚げた食品は気を付けてください。

(3)野犬に注意

 カトマンズでは野犬が多く日中でも注意が必要です。路上で寝ている犬に手を出さないこと,踏んづけないこと。夜間は野犬の活動が活発になりますので,徒歩での外出時は更に注意が必要です。

(4)南部タライ地域では昆虫・毒蛇に注意

 蚊対策をしてマラリア,日本脳炎を予防しましょう。毒蛇による被害の4分の3は日暮れから夜明けまでの時間帯(特に雨期)に生じています。

(5)高山病対策

 トレッカーは十分な高山病の予備知識をつけておいてください。

7.予防接種

現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF) ⇐ おそらく壊滅していると思われます

(1)赴任者に必要な予防接種 

 日本からネパールへの入国に際して義務づけられている予防接種はありませんが、健康管理の点から、A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎の予防接種が薦められます。小児は日本の定期予防接種に加えて、B型肝炎・ポリオの追加の予防接種が勧められます。

ネパール連邦民主共和国国旗

 


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教会でランチをおよばれしたら天に召されてしまった話

2015-04-24 20:31:55 | 渡航医学関連

教会のランチ・ピクニックに参加した21人がボツリヌス食中毒でバタバタ倒れて、天に召されてしまった人も出た・・・という皮肉なお話し。

  • Cross Pointe Free Will Baptist Church で催された日曜日のピクニックランチ。約50人参加。
  • そのなかで18人が食中毒発症。搬送された病院によれば、明らかにボツリヌス食中毒。(ただし報道時点では検査確定しておらず疑い例扱い)
  • 54歳女性が助からず亡くなった。
  • 現在、何が原因か調査中で、疑われているのは20品目に及ぶ。
  • ボツリヌス食中毒は、本来、死亡率3〜5%と高くないが、今回の犠牲例は重症化していたもの。
  • 教会関係者は「私の心は泣いている。被害者とそのご家族のためにお祈りしています("My heart is crying, and I pray for the people and their families.")」とコメント。

ボツリヌス食中毒、嫌気性菌にて缶詰や瓶詰など可能性があるわけですが、教会のランチということで、ボランティア素人がつくった缶詰なんてものもふつうに転がっていそうで、ゆえに20品目も精査中にて結果未定ということになるのでしょう。ご冥福をお祈りします。

ソースは
http://www.philly.com/philly/news/nation_world/20150422_Reuters_Report_KBN0ND087_One_dead__23_others_sick_from_suspected_botulism_at_Ohio_church.html

http://www.foodsafetynews.com/2015/04/botulism-suspected-in-1-death-18-illnesses-following-ohio-church-potluck/#.VTooIOkfrVL

http://www.foodsafetynews.com/2015/04/botulism-suspected-in-1-death-18-illnesses-following-ohio-church-potluck/#.VTooIOkfrVL

Botulism victim was 54-year-old woman

Jeff Barron, jbarron@lancastereaglegazette.com 6:36 a.m. EDT April 23, 2015

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