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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

結局全部陰性

2009-05-01 19:04:56 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

昨日紹介した成田の女性も横浜の高校生も、全部陰性で、今のところ日本国内はゼロです。

この一喜一憂の中で、横浜市が枡添大臣に叱られてみたりと、色々これから改善されてゆく部分があるということでしょう。

フェーズ5になったこの世界、次のフェーズ6は、ヒトーヒト感染が効率よく行われる証拠が見られたときWHOから宣言されます。
当たり前の話ですが、確認まで。フェーズ6は、日本に感染者が出ていようが出ていまいが、グローバルな視点で判断されます。
 日本に感染者が出ていなくてもフェーズ6ということは理論的に十分考えられます。日本に感染者が出ていようがいまいが、今、貴重な時間を無駄にしないで粛々と食料備蓄・咳エチケット練習、マスク備蓄・・・すすめてゆきましょう。


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成田で「簡易検査」陽性の報

2009-04-30 20:36:48 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

成田空港にて「インフルエンザ簡易検査陽性例」の第一報です。

ソースはレスキューナウHP↓
http://xn--ecki6b6goeybd8410fdni5mybo8c.jp/2009/04/post-67.html

検疫官の働きに感謝です。
なお、現時点でわかっているのは「簡易検査」のみ。「なんらかのインフルエンザ」のみです。早トチリされませぬよう
なお、フライトはLA発で、メキシコ発ではありません。

新型インフルかどうかは、それから6時間かかります。


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新型インフルエンザ発生地がエジプトなら日本の水際作戦は・・・

2009-04-21 15:07:54 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生
日本国の新型インフルエンザ対策、「水際作戦」と「拡大防止(緩和)」の2本建てで検討されたが、後者が主力に・・・というのが現在までのところでした。
「水際作戦」については難しいんじゃない・・という声が根強くあったものの、やらないよりはやった方が良いというのも何となく皆が思っていたところ。 新型インフルエンザの発生はインドネシアか中国・・・何となく世間一般、そう思っていたところから、若干の合理性はありました。インドネシアからの直行便の、中国からの直行便の旅客を、検疫官がねじり鉢巻きで頑張る。 
 では、ここのところ世界中のウォッチャーの頭に浮かんでいる「エジプト」という場所から日本への旅客はどうやって入ってくるの・・・ということになりますが、これが難しい。 エジプト航空が成田と関空へ直行便を飛ばしているものの、飛ぶ曜日が限られていることや信頼性の問題等で、旅行者の間でも必ずしも主流になっていない。エミレーツ航空でドバイ経由、エールフランスでパリ経由、ルフトハンザでフランクフルト経由、KLMでアムステルダム経由あたりが現実的選択肢。すると、成田なり関空なりの検疫カウンター通過時には「ドバイからの旅客」「パリからの旅客」「フランクフルトからの旅客」「アムステルダムからの旅客」という事になります。日本の優秀な検疫官はあらゆる知恵を絞りファイトを燃やすものと思われますが、ジャカルタに比べれば相当難易度アップは間違いないでしょう。 ちなみに「Yahoo! 知恵袋」で日本―エジプト間のフライトで検索してみると、ベストアンサーに選ばれているのは
「関空から考えられる経由地は、ドバイ(エミレーツ)、ドーハ(カタール)あたりがいいのでは。ちなみに各空港でのカイロ行きの乗継時間はドバイ 往路2時間55分(火、金、土)、9時間45分(それ以外)、 復路2時間25分 往復1日1~2便ドーハ 往路7時間15分 復路2時間50分 往復1日1便スケジュールが組みにくいということを考えると大韓航空のソウル経由はソウルから先が週3便とエジプト航空と同じなので直行便で行かれた方がいいでしょう。
ヨーロッパ経由はエールフランスのパリ経由は復路でパリ1泊、KLMのアムステルダム経由は復路で7時間待ち、ルフトハンザのフランクフルト経由は往路で7時間半待ちとそれほど乗り継ぎはよくないです。ヨーロッパからカイロへは1日1(AF、KL)~2便(LH)ですね。空港内施設の充実度から考えるとドバイ経由かアムステルダム経由をお勧めします。」ということのようです。
ソースはYahoo知恵袋。 ↑の回答者はkyotoshimin1976さん。

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アライグマにH5N1

2009-04-05 22:23:22 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

ここ数日、日本国内のアライグマにH5N1感染! のニュースが世間をにぎわせています(新型フルウォッチャーだけに限定すれば、ミサイル騒動よりホットかも)

とりあえず朝日↓
http://www.asahi.com/eco/TKY200904040146.html
Yahoo↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090403-00000506-san-soci

アライグマと聞いて思い出すのは、昨年11月にアップしたこの記事。
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/cb16c005116e255d6ea30139cecf4958
当初、アライグマ=racoon と タヌキ=racoon dogが管理人の頭の中で”遺伝子交雑”おこしてしまい(笑)、タヌキが(ヒト)インフルと鳥インフル同時感染も とアップしてしまったことを思い出します。親切は読者の方に教えていただけて訂正できたのですが、アライグマと聞くとこれを思い出します。

で、この記事には、スカンクやミンクも同様の可能性と書いてあったのですが、これらの動物に関するデータも知りたいところですね。

スカンクって日本にもいるのか? と思い、検索してみたら、ペットとして結構出回っているらしく、こんなページ見つけました。
http://allabout.co.jp/pet/smallanimal/subject/msubsub_skunk.htm
スカンクの飼い方。「スカンクは可愛いです♪ ですが、飼える方はそう多くありません。お金に時間、そして何より愛情をしっかりかけられない方は飼うべきではありません」 のだそうです。 う~ん、パンデミックオタクとスカンクオタク、ちょっと相性は良くないかも・・・



 

 

 


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豊橋のウズラ事件続報はこちら

2009-03-18 22:41:29 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

takaさん情報。

ここのところ管理人の注意散漫気味(反省)な豊橋ウズラ事件の続報ですが、農水省および愛知県HPで詳報が続いています。

愛知県の発表は第68報まで粛々と続いており、
http://www.pref.aichi.jp/nourin/nousuibu/webpress/toriinhuru/index.htm
から見ることができます。
県に寄せられた質問一覧には「補償措置について」も含まれており、何らかの検討はなされているのかなあと期待されます(少なくとも、エジプトの如く「補償なし、補償なし」とロイター他国際メディアに書かれて国際的赤っ恥にはならぬよう・・・)。

また、農水省のHPは
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
です。


 


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豊橋の鳥インフルエンザ3例目/農家向け説明会

2009-03-11 14:07:16 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

豊橋のウズラの鳥インフルエンザ、3例目の発生が報道されています。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090310k0000m040133000c.html?inb=yt
ひなの出荷と通じて拡大している模様。

また、農家に対する愛知県と農水省による説明会が行われています。
感染経過や支援措置について説明されるも、内容は非公開とか。

鳥インフルエンザの拡大を迅速に封じ込めるには、農家に対する補償がカギであると言われ(韓国が◎、インドが×、エジプト×というのは紹介してきたところ)それが実施されないと、通信社から世界に発信されてしまう・・という事例も目にしてきました。

せっかく「支援措置」をやるのなら、ドンと大きなものを大きく発表せねば、非公開ではダメダメじゃないか・・とウォッチャーの視点からは思うのですが・・
それとも質疑応答が非公開でその直前まで記者が入れていたのなら報道してほしいものです。

ソースはYahooニュース↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090311-00000080-mailo-l23


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在日米軍もインフルエンザにメロメロ

2009-03-08 14:11:50 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

今日は日本で起きたことだけど日本の報道に載らないニュースを米軍の隊内報から。

北海道 真駒内キャンプの在日米軍、ここでインフルエンザに対する警戒が呼びかけられています。North wind2009作戦にともない、米ケンタッキーから北海道へ兵士が移動してきていますが、長時間フライトの閉鎖空間の感染など警戒。

昨年2008年2月に長野で展開されたOrient Shield演習では、米軍参加者の実に2割に相当する65名がインフルエンザでダウンしてしまい、もうちょっとで中止に追い込まれるところだったとか。
 この時は、地元との交流イベントがあり、長野の地元民からもらってしまったのか、あるいは、他から合流した兵士にもたらされたのか、疫学的に不明のままのようです。患者の隔離と接触者へのタミフル予防投与で乗り切っています。

この、昨年長野で大量のインフル感染者を出してしまった教訓は活かされ(wake up call)、食糧取扱者の医学的検査、トイレや食堂の衛生検査、また、テント1張あたり定員を4名に(以前は8名だった)など様々な予防策がとられ、結果、今年はA型インフルエンザの大発生は回避されています。

そしてワクチンの呼びかけ。 米軍は今季、344万人分のワクチンを発注し、うち180万人分は経鼻ワクチンでした。 米軍にように、毎年キッチリとワクチン接種している群に対しては、経鼻より従来型の注射ワクチンの方が有効であった・・・というのは以前当ブログでも紹介したところですが、さらに、これまでちゃんと接種してこなかった群でのデータだとか、ワクチン株と実際の流行株が一致しなかった年のデータも必要だねと指摘されています。

ソースは3月8日付stars and stripes↓
http://www.stripes.com/article.asp?section=104&article=61177
Flu fighters: Army stays vigilant against potential influenza outbreaks
By Vince Little, Stars and Stripes
Pacific edition, Sunday, March 8, 2009

 

 

 


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厚労省HP(豊橋の鳥フル)

2009-03-04 17:28:30 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

豊橋の鳥フル案件、厚労省HPの発表です。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/07.html

厚労省の守備範囲は、農場従業員や処分にあたった人々の健康管理ということですね。

 

 


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豊橋のウズラさんはH7N6

2009-03-02 10:15:02 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

昨日は、講演(本職メンタルの方)→主催者の接待→二次会でアルコール満杯状態、あえなく運休してしまいました。 学会発表→懇親会とか、大仕事の後のアルコールは当ブログ運休パターンですね。それにしても、講演の日もちゃんと更新される外岡先生というのはすごいなあと、アルコール漬けでも頭脳は回転するのか、それとも毅然と接待を断られているのか・・凡人と違うなあとつくづく。

そんな事やってるうちにも豊橋の件は次々と迅速に発表が行われています。
弱毒性H7N6。

農水省HP発表シリーズ↓
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/090301.html
いただいたお便りでも、発表の迅速さを賞賛する声が寄せられていますが、やはり「慣れ」の力は大きいのでしょうね。
京都→宮崎→岡山→十和田→野付半島と、続けて「本番」を踏んでいる人々は強いです。

 


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25万羽処分(豊橋の鳥インフルエンザ)

2009-02-28 14:50:48 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

豊橋の鳥インフルエンザ感染、25万羽殺処分決定!です。

現場視察に来た愛知県知事の渋面とともに報道されています。↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090228-00000002-maip-soci

この推移、次の見所は、25万羽殺処分に対しどんな補償がおこなわれるかです

これまで世界の鳥インフルエンザ事例をウォッチしてきて、きちんとした国とそうでない国の分かれ目は「補償がきちんと行われるか否か」です。

きちんとした国: 農民が納得できる補償を提示し、混乱なく殺処分が進行してゆく
 ex. 韓国では、1羽1000円相当の補償により、スムースに進行。速やかに封じ込め。ちなみにこの補償金額はソウルの食堂でサムゲタン(鶏1羽丸々使った煮込み料理)の値段。

そうでない国: 誰も納得しない相場以下の補償の提示。 農民は怒り、殺処分担当者を襲おうとして警官同伴が必要になるなど混乱。(ex インド・パキスタン・・)

そう、この「殺処分への補償」は単なるカネの問題ではありません。封じ込めを進行させる協力が得られるか否か、当局の「姿勢の問題」なのです。

食堂で1羽食べる代金分相当の補償を保証できれば胸が張れますが、この農家を泣かせたら「インド以下」ということになります。

さあどうする、神田さん(↓)、麻生さん・・
鳥インフル 25万羽殺処分へ 愛知・豊橋のウズラ農家

関連記事↓
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/9b64d0fc403eda8eb1745232bcc609b5

http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/3afedf4c0a77221fb5f234d795e744d9


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