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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

日本国内も1000人→2000人@2週間弱

2009-07-08 16:31:51 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

日本国内の感染者数も、世間の関心低調な中、コンスタントに数字を伸ばしています。

6月25日に1000人越えから2週間足らずで2000人越えです。

ソースはYahooニュース↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090708-00000040-mai-soci

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日本のワクチンは1400万~1700万人分

2009-07-05 14:49:31 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

以前、照る照る坊主さんほかから質問いただいていた、日本の新型インフルエンザワクチンはどれだけ用意できるのか?は、

一昨日ようやく回答が出てましたね。
「1400万人分から1700万人分」です。

ですので、どのような群から接種するのか、議論が急がれます。

ソースは報道各社、とりあえず毎日↓
http://mainichi.jp/select/science/news/20090704k0000m040040000c.html

 


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タミフル効かぬ新型インフルエンザ(大阪)

2009-07-03 11:16:52 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

新型インフルエンザのタミフル耐性。イヤなニュースです。

今朝はマスコミ各紙ワッと報道しているわけですが、先日のデンマークとの違いに改めて見入っています。

デンマーク(世界初)のタミフル耐性確認=各紙ともベタ扱い。
大阪(日本初)のタミフル耐性確認=皆さまご覧の通り。

マスメディアのニュースの選択基準には

  • 意外性
  • 新奇性
  • 場所の価値ー有名性 近接性
  • 時機性
  • 喚起性
  • 人物の価値

があるとは、マスメディア学の入門書をぱらぱらめくれば書いてあるところですが、しかし、それにしてもこの違いは・・と感心してしまいました。

国内報道、各社出ていますがとりあえず詳しいのは日経BP↓
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/pandemic/topics/200907/511412.html

 


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ソーシャルワーカー養成の世界も影響いろいろ(新型インフルエンザ)

2009-06-28 11:48:36 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

昨日は、当直明けの思い身体を新幹線のシートにもたせかけ博多へ日帰り出張。
精神保健福祉士養成校協会の集会(近畿医療福祉大学は精神保健福祉士国家試験合格者数ベスト10・・・なんてPRはおいといて)へ。 会場の西南学院ではここの教授として余生おくっている旧知のWHO OBとばったり会ったり、なかなか面白い日ではありました。 同じく養成校の面々と話していると、新型インフルエンザで2週間閉校になったので、指定カリキュラム+実習をこなすのに、夏休み全部つぶしても足りない。連日18時まで補講やってる。。。と涙涙の話も。

それにしても、第二波では(大学に対する)閉校の強制こそ無いものの、実際問題、発熱者が万の単位で出たらどうするのか・・・ ソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)国家試験は1月最後の土日で模擬試験は秋から始まる。 ”入口”の方のセンター試験もシーズン真っ最中・・・ まあ、”入口”の方は、大学受験生は新型インフルエンザシーズン前までに合格決めておくのが吉なのでしょう(たとえば、近畿医療福祉大学 AO入試は7月からエントリー受付、エントリー順に面接設定するので新型インフルエンザシーズン前に合格内定ゲット可能! http://www.kinwu.ac.jp/nyushi/ao.html )


 

 


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「医療の確保、検疫、学校・保育施設等の臨時休業の要請等に関する運用指針」の改定

2009-06-26 10:39:37 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

昨日は四国の果てまで丸一日出張(計算してみたら合計9時間ローカル列車に揺られていた!)にてEモバイルも範囲外、浮世から遠ざかっていました。

携帯の「厚労省緊急情報」メール着信は2度確認すれど中身はさきほど確認。

「医療の確保、検疫、学校・保育施設等の臨時休業の要請等に関する運用指針」の改定について
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/06/info0625-02.html

カンカンガクガクやムッとする事を経ながら、ちょっとづつ、ちょっとづつ良いものが出来てゆく・・・というのが日本の文化なのだなあと、とりあえずの感想ですが、重要なことがてんこ盛りなので、プリントアウトしてじっくり読みましょう。


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安井・岡部氏の熱弁@関西大倉高校

2009-06-14 21:24:51 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

複数の皆さんから情報いただきました。

関西大倉高校の新型インフルエンザ集団発生の後、疫学調査に訪れた感染研 安井専門官や岡部センター長が講演し、「皆さんの協力で分かったことが多大。しっかりWHOに発表する!」と謝意をあらわし、「感染した皆さんが悪いわけじゃない!」と強いメッセージを伝えています。盛大な拍手をもらっています。

素晴らしく良い話です。
進学校の関西大倉高校。 この、安井・岡部氏の講演を聞いて「医学部にすすんで将来は感染症/公衆衛生をやるんだ!」とか「国際舞台で活躍するんだ! WHO医務官(願わくば外務省医務官も・・)になりたい」とか思い始めた高校生がいたら良いなあ、いや、きっといるに違いない! などと勝手に空想していました。

しかし、新型インフルエンザと「心のケア」の話題に精神科医が誰も出てこんのはイカンなあ・・・と。 この分野、感染症分野とのおつきあいが乏しいという事情が大きいのですが。 当管理人、03年SARS@北京の修羅場に放り込まれた唯一の日本人精神科医として、もっともっと孤軍奮闘せねばと思った次第。

 

ソースはキャリアブレイン↓
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/22533.html
感染症は「正しく怖がって」―新型インフルと「心のケア」

「皆さんの協力で、貴重な情報を得られた。ありがとう」―。新型インフルエンザ感染者の集団発生で学校閉鎖になってから2週間後の6月1日、学校を再開した関西大倉学園の全校集会で、国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官が講演し、生徒らに呼び掛けた。講演の目的は、生徒たちの「心のケア」。集団感染が発覚して以来、同校への誹謗中傷が相次いでいたからだ。神戸と大阪で積極的疫学調査にかかわり、複数の学校を訪問した安井研究官は、「感染した人が悪いのではない。感染症を不必要に怖がる必要はないし、『正しく』怖がるべき。病気に対して粛々と対応していけばいい」と話す。
関西大倉学園は大阪府北摂地域の中高一貫校。5月17日までに64人の新型インフルエンザ感染が確認された。学校は閉鎖され、「関西大倉学園」の名前は連日報道された。 「今でこそ、季節性インフルエンザとあまり変わらないといわれているが、当時はどんなウイルスなのか、どんな影響があるのか分からない状況だった」と、同校の大船重幸教頭は振り返る。「防護服を着た人たちに突然、連れ出されることになった生徒や、家族全員が1週間、自宅で缶詰めになった生徒もいた。これを思うと言葉にならない」。同校が「ウイルスをばらまいている」といった誹謗中傷も後を絶たず、学校関係者のタクシーの利用や、制服のクリーニングを断られることもあったという。
 学校の再開前には、校内の消毒もした。「専門家から、(ウイルスは既に死滅しているので)消毒の必要はないと聞いており、意味がないということも分かっていた。しかし、こういう風潮の中では、やらざるを得なかった」。
安井研究官が同校を最初に訪れたのは5月17日。積極的疫学調査を行うためだった。安井研究官は学校側の協力を得て、感染者の情報収集や家庭訪問を実施。症状の特徴や感染ルートなどの情報が得られたが、「生徒が近所で『関西大倉学園の生徒だ』と言われるような状況だった」という。感染者が出たほかの学校も訪問したが、校長はじめ学校関係者や生徒の家族の多くが「誹謗中傷」されている状況。ある学校の校長は、心労で声が出なくなってしまっていたという。「絶対にあってはいけないことだ」(安井研究官)。

■「誰が悪い」というのはナンセンス
 関西大倉学園の生徒への講演は、安井研究官自身が同校に対して頼んだことだった。「校内で新型インフルエンザが流行したことで、生徒はみんな不安に思っていた。誹謗中傷もあった。心に傷を抱え、2週間頑張って自宅待機していた子どもたちに、何とかメッセージを伝えたいと思った」という。
 学校側も専門家による説明を歓迎した。大船教頭は「生徒は不安を抱えていたと思う。安心感を与えることが一番の目的だった」と話す。
 こうして迎えた1日の全校集会には、安井研究官のほか、同研究所の岡部信彦・感染症情報センター長も駆け付けた。安井研究官は新型インフルエンザについての科学的な説明をした上で、「この学校だから流行したわけではない。なぜか(新型インフルエンザが)高校生の間で流行していて、それがたまたま入り込んだだけ。入り込んでしまったら、感染が広がるのは全然不思議ではない」「感染症では、『誰が悪い』などと考えるのはナンセンス。誰も悪くない。胸を張って、これから人生を歩んでほしい」と呼び掛けた。
 岡部センター長は「皆さんがインタビューに答えてくれたおかげで、症状の分析ができた。これまでわたしたちが得ていたのは、米国やメキシコの状況に関する情報だったが、自分たちの状況が自分たちの手で分かってよかった。この情報はきちんとした形でWHOなどに報告する」と謝意を表明。安井研究官も、「この情報は世界中の多くの人たちの役に立つ。2週間本当によく頑張ってくれた」と語った。
 「関西大倉学園に何か問題があったわけでも、自分たちが悪かったわけでもない。そういう話を丁寧にしてもらえてよかった。効果は抜群だったと思う」と大船教頭。講演後、体育館には生徒らの拍手の音が鳴り響いた。
 安井研究官は「インフルエンザが日本に入ってきたことに対し、粛々と対応する。それでいいと思うし、それ以上ではないと思う」と話す。「感染症を不必要に、過剰に怖がる必要はない。『正しく』怖がってほしい」。風評被害が広がると、疫学調査で患者から協力を得ることが難しくなる可能性もあるという。
 「忌み嫌うというのは、ある意味、怖いからやっているのだと思う。だが、それはやめてほしい。感染症に立ち向かっていかなければならない」。


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神戸の43例まとめ

2009-05-20 22:16:52 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

神戸の新型インフルエンザ感染例について、西神戸医療センター&神戸中央市民病院の43例の概略について厚労省HPにアップされています。

とりあえず、明日の地元紙の講演に間に合わせるべくパワーポイントに追加したものです。2分間で話せる内容のみ抜粋。

元ソースには他にも色々書いてありますのでクリックしてください↓
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090520-01.html

 年齢:中央値17歳(5~44歳)

基礎疾患:慢性気管支喘息(15.8%)

昨シーズン季節性インフルワクチン接種歴:52.4

昨シーズン季節性インフルエンザ罹患歴:7.5

臨床症状:38℃以上の発熱(約90%)

     倦怠感・熱感・咳・咽頭痛(6080%)

     鼻汁・鼻閉・頭痛(約50%)

     消化器症状(嘔吐・下痢)(約10%弱)

     結膜炎(約7%)

検査所見:白血球320011400

     CRP 0.19.2

治療:抗インフルエンザ薬投与 3943

   (タミフル19例、リレンザ20例)

   非投与 3例

入院適応:大半は入院要する臨床状況なし。

     人工呼吸:なし

     死亡例:なし

入院が必要と考えられたのは1例。

 強い下腹部痛。

 

 
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東京の第一例

2009-05-20 21:25:57 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

東京にて新型インフルエンザA(H1N1)インフルエンザ感染第一例が確認されています。 八王子の高校生。 

日本の報道各社、競ってアップされています。 今頃各社整理部は差し替え、差し替えで大変なのでしょう。

Yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090520-00000623-san-soci

 

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神戸の発生→独自の休校措置(近畿医療福祉大学)

2009-05-16 16:30:42 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

渡航歴をともなわない新形インフルエンザPCR陽性例、地元の県で出てしまいました。

管理人の勤務先、近畿医療福祉大学では独自に1週間休校の決定をしました。
神戸市からはかなり離れ、その間に明石市、加古川市、姫路市と3市を挟むのでとりあえず閉鎖の義務はなく神崎郡福崎町当局からおふれは無いのですが、医療福祉系大学として、先駆けて独自の措置です。
 厚労省出身の学長やら自衛隊出身の精鋭やら色々いて、こういう決断は本当に早い(午前中に連絡来た)のは、わが勤務校ながらさすがです(注:管理人が何も言う必要がないうち決定。寮とか学食とかいくらか意見は求められましたが・・)。
教員も原則出勤停止外出自粛ながら、さすがに管理人は対策会議に出勤へ。
「学食は2メートル離して」などと決めていても席はどう配置するかとか、詰めねばならぬことはあります。 参考になることあればアップします。

国としても「国内発生早期」に引き上げになっています。

Yahoo news↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090516-00000561-yom-soci

新型インフル対策「国内発生早期」に引き上げ

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名古屋で「簡易検査」陽性例

2009-05-01 23:05:53 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生

名古屋でインフルエンザ簡易検査陽性例。 米国帰り。

名古屋衛生研究所でPCR法実施中。

米国発ですから、昨日の”成田の女性”と似たような経過になりそうな予感。
結局在来型のヒト感染でしたで終わるけれど、その過程で結果として「迫真の真剣訓練」に・・・と。 で、名古屋市はそれをうまくやれるのか、横浜市のように舛添大臣に叱られてしまうのか。 マスコミ対応はちゃんと出来るのか。 こちらもじっくりウォッチいたしましょう。

でも、市は「厚労省が発表するまで、途中経過については答えることができない」としている。 ・・・なんて、マスコミ対応ちょっと不安だなあ。

ソースは5月1日付Yahooニュース↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090501-00001040-yom-soci
名古屋で受診の患者、新型インフルの疑い…市が遺伝子検査

 


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