H7N9は春節の頃に暴れ出すというジンクスが今年も実現か

例年、春節をはさんだ時期に盛り上がる鳥インフルエンザH7N2。今年もなんとなくジンクス実現みたいな雰囲気になってきました。

• 江西省で３例。83歳女性、７２歳女性、４８歳男性。
  http://afludiary.blogspot.jp/2017/01/jiangxi-province-reports-3-h7n9-cases.html
• 中国本土、上海・山東省・河南省・江西省で合計６例発生、香港当局ピリピリ
  http://www.info.gov.hk/gia/general/201701/08/P2017010800323.htm
• 香港３例目（輸入例）、濃厚接触者は陰性
  http://www.info.gov.hk/gia/general/201701/08/P2017010800438.htm
• ツイッター特集
  http://h7n9flunews.com/
  
  

疫学カーブを見る限り、ピークの山は年々少しづつ低くはなってきているH7N9
今年酉年はどのぐらいで勘弁してもらえるのでしょうか・・・ 

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NYど真ん中で猫から鳥インフル感染した件が騒動に

ニューヨークの保護シェルターの猫のあいだで鳥インフルエンザH7N2が蔓延、さらに施設職員の獣医が感染しています。場所が場所だけに注目を集め世界中で報道。

H7N2は2002年と2003年にヒト感染が発生していますが、ヒトヒト感染はなくリスクは高くないと当局呼びかけています。

ともあれ、日本にもネコ好きの方々は山のようにいますから（H7N2は別として）、「（途上国じゃなくても、NYのど真ん中でも）ネコから病気がうつることはあり得るのだ」と注意喚起するには、使いやすい一件かもしれません。

 

↑Yahooフリー画像

ソースは
http://www.silive.com/news/index.ssf/2016/12/cat_virus_has_low_risk_of_spre.html
Vet catches bird flu from cat in city shelter
http://www.asianage.com/life/health/251216/first-spread-of-bird-flu-from-cat-to-humans-detected.html

First spread of bird flu from cat to humans detected

PTI

Published : Dec 25, 2016, 4:09

http://indianexpress.com/article/lifestyle/health/new-york-first-detection-of-bird-flu-spread-from-cat-to-human/

New York: First detection of bird flu spread from cat to human

Since last week, more than 100 cats have tested positive for H7N2 across all NYC shelters.

鳥インフルH5N6とN5N8の注目点手短に

いま話題になっている鳥インフルエンザは・・・H5N6とH5N8の要点手短な紹介記事＠CIDRAP

H5N6のこと
　•中国で感染者散発　直近は１１／２０に死亡例（47歳女性）
　•韓国の農場で大量殺処分
　•鹿児島県出水市のツル集積地の水からH5N6抗体検出
　　　　　→保有する鳥類が居た状況証拠

ヒト感染可能性警告

H5N8のこと
目下、世界中の養鶏農家を悩ませている

　　・2014年～
　　中国・ドイツ・イタリア・日本・オランダ・韓国・ロシア・英国

• 昨年
  北米・台湾・中国・ハンガリー・スウェーデン
• 現状は 
  オーストリア・クロアチア・デンマーク・ドイツ・ハンガリー・インド・イスラエル・オランダ・ポーランド・ロシア・スイス
  
  ヒト感染の可能性はほとんどないとWHO談

ソースはCIDRAP
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2016/11/who-says-human-h5n8-risk-low-more-h5n6-reported

WHO says human H5N8 risk low as more H5N6 reported

 

Filed Under: 

Avian Influenza (Bird Flu)

Stephanie Soucheray | News Reporter | CIDRAP News

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Nov 18, 2016

 

 

 

 

プリンスの死はインフルエンザ説？

Princeのナゾの急死報道が世界中のファンを嘆かせていますが、その死因がインフルではないか？との説が報じられています。

• Princeの死因はインフルエンザ説の背景。今回ミネソタ州Chanhassenの自宅で死亡しているのが発見された。その以前、この4月初頭にインフルエンザで２つの公演がキャンセルされていた。さらに、次の州、アトランタ公演の帰路、機内で体調不良をうったえイリノイ州内で緊急着陸の騒動があった。そのとき病院で数時間静養した。
• インフルエンザで死亡することがありうるのは、高齢者や免疫低下についてはよく知られている。しかしながら高齢者や免疫低下や小児以外でも、また、基礎疾患のない健常者でもおこりうることはあまり知られていない。
• 直接、インフルエンザ肺炎で死亡につながることもあれば、間接的に、二次性細菌性肺炎や脳炎やサイトカインストームで死に至ることもある。
• 識者インタビューではいずれも、断定できずと歯切れ悪いなかに否定もできずとのニュアンス。

可能性として理論的にありうることではありますが、現役のスーパースターがインフルエンザ関連で孤独死・・・っていうのが剖検で証明されたりしたらすごく切ない話になりますね。あらためてインフルエンザのリスクの啓発になるのでしょうか。

写真はwiki

ソースはSTAT
https://www.statnews.com/2016/04/21/prince-flu/

 Did the flu kill Prince? We don’t know for sure, but it’s possible

【追記】

プリンスの死をめぐっては諸説紛々。他にこの手の事件でお約束の「薬物説」のほか、なんと「ジカ熱説」も流れていると教えていただきました。ジカウイルス感染症もエンタの世界になってるのか・・・（苦笑）
薬物説はこちら（日本語）
http://www.afpbb.com/articles/-/3084883

 

 

 

ミャンマー ザガイン州で鳥インフルエンザH9N2・・・の現場画像

ミャンマー　ザカイン州で鳥インフルエンザH9N2発生。地元当局が現場に駆け付け殺処分・・・の画像が現地紙に載っているのですが、なんだかヒヤヒヤ光景。こんな感じです。

現場到着。なんだかマスク装着あやしそうな人もいます。

鶏は素手でさわるは、ロンジー（ミャンマーの民族衣装。和服やチマチョゴリとは異なり普段の日常で定着している）にもじかに接触している模様

いまミャンマーは世界中の注目を集め先進国からの援助もどんどん流れ込んでくる状況にあります。こうしたバイオセキュリティの支援もぜひ！と思うわけです。

ソースは７Days
https://www.facebook.com/7daynews/photos/pcb.1140591106002522/1140591016002531/?type=3&theater" ၾကက္ငွက္တုပ္ေကြးျဖစ္သည့္ေနရာသုိ့ စစ္ကုိင္းတိုင္းဝန္ႀကီးခ်ုပ္သြားေရာက္စစ္ေဆး"

https://www.facebook.com/7daynews/photos/pcb.1140591106002522/1140591016002531/?type=3&theater

" ၾကက္ငွက္တုပ္ေကြးျဖစ္သည့္ေနရာသုိ့ စစ္ကုိင္းတိုင္းဝန္ႀကီးခ်ုပ္သြားေရာက္စစ္ေဆး"  

ミャンマーニュース
http://www.myanmar-news.asia/news_a5ytk6RWYU_819.html?right

 

インドネシアのH5N1問題はまだ継続中

インドネシアの鳥インフルエンザH5N1。2007〜08年頃に世界を震撼させていたニュースでしたが、いまだ（震撼はしなくとも）継続中という話。

• 南ジャカルタCilandakにて鶏のH5N1報告。
• これを受けてジャカルタ当局は、裏庭農家や零細と殺場を禁止するお触れを発布。
• しかし、適切な施設が足りておらず、これを実行に移すのには困難を伴うことも認めている。

ヒト感染の話題ではないものの、どっこいしっかりH5N1はかの地で根を張っているという話。エジプトでもクレード２・２・１が進化・・・なんてこと書いてあるサイトもあり、忘れちゃいけないH5N1です。

ソースはジャカルタポスト
http://www.thejakartapost.com/news/2016/03/22/backyard-poultry-be-shut-down.html
Backyard poultry to be shut down Agnes Anya, The Jakarta Post, Jakarta | Jakarta | Tue, March 22 2016, 8:05 AM - See more at: http://www.thejakartapost.com/news/2016/03/22/backyard-poultry-be-shut-down.html#sthash.2naFiMer.dpuf

エジプトのクレード２．２．１の件が書いてあるのはこちら
http://afludiary.blogspot.jp/2016/03/virology-journal-evolution-of-h5n1.html

Virology Journal: Evolution of H5N1 Clade 2.2.1 In Egypt

ここ最近のインフルエンザ話題は・・・

蚊媒介に押され気味なインフルエンザの話題ですが、ここ最近のトピックスとパンデミック可能性のあるものを羅列した記事。それなりに動いてそれなりに脅威が迫っているインフルエンザです。

以下、見出しのみ。
元ソースからそれぞれにリンクしてあります。

• 高病原性鳥インフルエンザＨ５Ｎ１のクレード2.3.2.1c＠西シベリア
• H7N9ヒト感染例におけるアジュバントステロイド治療の話題
• ナイジェリアのH5N1はさらに１５か所で。ナイジェリアはラッサ熱と二重苦にさいなまれています。
• 中国　新疆の原因不明死。H7N9か？
• アストラゼネカ社のMEDI8852。モノクロナール抗体薬の承認審査促進byFDA
  http://www.pmlive.com/pharma_news/azs_influenza_drug_fast_tracked_in_us_949426?SQ_DESIGN_NAME=2&

ソースは
http://h7n9flunews.com/

鳥インフルエンザH7N9は院内ヒトヒト感染,医療者へ

鳥インフルエンザH7N9の院内感染報道。感染者⇒医療者へ。

• 鳥インフルエンザH7N9の総感染者数は現在までに約700例。
• 今回、院内感染が発生したのは中国Shantou の病院。１～２月にかけて、感染者⇒医師への感染が２例発生。元の感染者ともども３例すべて、その後回復をみている。
• 遺伝子レベルではヒトヒト感染可能性へ近づく変異が見られている。まだ現時点では効率的ヒトヒト感染が拡大する可能性は薄いが。

H7N9案件も少しすすんでいます。医療機関内感染、感染者⇒医療者の方向というのは、2003年SARS渦中を思い出すと結構イヤな事象だったりします。

ソースはHealthday
http://consumer.healthday.com/infectious-disease-information-21/bird-flu-news-724/patient-to-doctor-spread-of-bird-flu-reported-707950.html

Patient-to-Doctor Spread of Bird Flu Reported in China

But odds are slim that deadly virus will spread easily among people, experts say

鳥インフルエンザH5N6＠深圳

久々の鳥インフルエンザH5N6の話題。

中国広東省深圳で２６歳女性。危篤状態。接触者に感染確認されず。

これまでH5N6ヒト感染は４例報告され、当サイトで紹介したものもありますが、いずれも孤発例でヒトヒト感染は報告されていません。

ソースはibtime
http://www.ibtimes.com/h5n6-avian-flu-china-reports-new-case-patient-critical-condition-2243756

H5N6 Avian Flu: China Reports New Case, Patient In Critical Condition

By Sneha Shankar @SnehaShankar30On 12/30/15 AT 1:02 AM

 

http://www.scmp.com/news/china/society/article/1896488/woman-critically-ill-shenzhen-after-catching-h5n6-strain-bird-flu

Woman critically ill in Shenzhen after catching H5N6 strain of bird flu

 

 

 

PUBLISHED : Wednesday, 30 December, 2015, 12:06pm

UPDATED : Wednesday, 30 December, 2015, 12:06pm

 

Staff Reporter

鳥インフルエンザＨ７Ｎ９、今年の香港も警戒態勢

広東省東莞でＨ７Ｎ９ヒト感染（61歳男性）発生をうけて香港当局警戒態勢。当該症例は１２月２２日入院、２３日死亡。

すべての出入国管理でサーモグラフィー始動。感染地域からの、呼吸器症状の有る者はただちにマスク着用し受診するよう呼びかけ。

Ｈ７Ｎ９シーズン入りした中国大陸、これから春節を経て春まで、なかば年中行事化したＨ７Ｎ９案件が続きます。ご注意を。

ソースは香港衛生庁
http://www.chp.gov.hk/en/view_content/42691.html

26 December 2015

CHP closely monitors a human fatal case of avian influenza A(H7N9) in Guangdong Province