9月5日開催の、新型インフルエンザ対策専門家会議の資料がアップされています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001o0a2.html
から、それぞれダウンロードください。
9月5日開催の、新型インフルエンザ対策専門家会議の資料がアップされています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001o0a2.html
から、それぞれダウンロードください。
東京検疫所の医師募集が出ています。
詳細は↓
http://www.forth.go.jp/keneki/tokyo/0829doctor.pdf
参照ください。
某所からの補足情報。
「お台場という立地から、貨物船舶を対象とした検疫業務、衛生検査業務や、港湾地域の外来種ベクター(蚊族・ネズミ族)の調査などの業務もあります」
「航空機の検疫にご興味のある方は、信州松本空港、茨城空港での航空検疫活動、一部の米軍基地での検疫業務に参加機会も」
「都内であることからさまざまな研究会・勉強会へも日帰りで参加が可能であり、厚生労働省・国立感染症研究所・国立国際医療研究センターでの講習会等に参加する機会も多く、また近隣の大学病院感染症科やトラベルクリニックとの交流も」
という魅力もくっついているようです。
「お台場という立地」って、イナカ者から見るとすごく魅力的にうつりますね。
あと、黄熱病ワクチンを接種するバイト医の募集もある模様。HP内の連絡先に直接お尋ねください。
内閣府 新型インフルエンザ対策行動計画改定案 の公表およびパブリックコメント募集がおこなわれています。
〆切は8月29日。週末にでもどうぞ。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060110815&Mode=0
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(以下コピペ)
案件番号 | 060110815 |
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定めようとする命令等の題名 | 新型インフルエンザ対策行動計画(改定案) |
根拠法令項 | - |
行政手続法に基づく手続であるか否か | 任意の意見募集 |
所管府省・部局名等(問合せ先) | 内閣官房新型インフルエンザ等対策室 電話:03-5510-9010 |
案の公示日 | 2011年08月15日 | 意見・情報受付開始日 | 2011年08月15日 | 意見・情報受付締切日 | 2011年08月29日 |
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意見提出が30日未満の場合その理由 |
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とりあえず管理人的には、「帰国者・接触者相談センター」なる名前に結構”あのときの光景”をフラッシュバックするものがありますので、送ってみました。あのとき、あれを経験した者としてこれは言っておかねばと。以下、コピペ
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「帰国者・接触者相談センター」の名称について
(新型インフルエンザ対策行動計画 改定案 p51)
近畿医療福祉大学 教授 勝田 吉彰
本名称につき、事態発生時に大きな混乱・風評被害・人権侵害をもたらす可能性があり名称変更を提言いたします。
私は2003年にSARS流行渦中の北京にて、在中華人民共和国日本国大使館 参事官兼医務官として、当時約7500名であった邦人社会に対し、リスクコミュニケーションや相談の任にあたってきました。その経験から意見を述べたいと思います。
1. 海外在留邦人(特に感染発生国)に与える直接的影響
03年のSARS流行にあたり、赴任者の帯同家族、帰国命令の出た赴任者など多くの邦人が一時帰国をしました。流行収束後、一時帰国から北京に戻られた方々にお話をうかがうと暗然たる気分にさせられました。一時帰国中、日本社会の中で「北京帰りと言われ石を投げられた」「SARS君と呼ばれた」「子供の転校を断られた」「親戚の葬儀に行ったが出席を断られた」等々、子供の社会から大人の社会まで排斥的な行動が数多く報告されました。
これらの行動の依って来るものとして“ウチ側にいる普通の人”vs“ソト側から来た特殊な人”という図式があります。「帰国者相談窓口」なる、海外から戻ってきた者を特別視する印象を与える名称は、この図式を益々強化します。すなわち、帰国者に対し無用かつ無意味のストレスを強化する働きがあり、不適切です。
2. 海外在留邦人(特に感染発生国)に与える心理的影響
SARS流行時の北京において、在留邦人の大きな懸念事項のひとつが「我々は日本の国から迎えてもらえるのだろうか」ということでした。大使館主催の説明会を開催すると決まって出る質問が「日本へ入国することが出来るのでしょうか」というものでした。自分たちが日本の国からどういう扱いを受けるのか懸念、疑心暗鬼のようなものも感じられました。これが、新しい感染症が発生したとき、その発生国にいる邦人の心理です。このような中で、「帰国者相談窓口」のような、“ウチ側にいる普通の人”と“ソトから来る特殊な人”を分けるかの如き印象を与える名称はいまや100万人を越える海外在留邦人に疎外感を与えるものであり不適切です。
上記理由により、同センターの名称に「帰国者」の文字を入れることに懸念と反対を表明するとともに、
「新型インフルエンザ あんしんセンター」
「新型インフルエンザ よろず相談センター」
の名称を提案いたします。 (了)
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WHOのラボ&サーベイランス マニュアル。
量は膨大ですが、ダウンロードできるようになっています。
URLは↓から
http://www.who.int/csr/disease/influenza/manual_diagnosis_surveillance_influenza/en/index.html
岩田健太郎先生の話題の本、「1秒もムダに生きない」が世に出てちょうど1カ月が経ちました。
岩田先生のハイパーパフォーマンスのノウハウが惜しげもなくてんこ盛りになったこの本、これを片手の”ミニ岩田”や”未来の岩田”先生方が全国の医局にいっぱい出没したことでありましょう。
さて、では、「近くにいると頭の回転音が聞こえてくるような頭(←内田樹氏による岩田先生の形容ね)」じゃあなくて、「ぎっこんばったんの凡庸な頭」にも応用可能なことはあるのか・・・1カ月たったところで凡庸頭によるレビューです。
6月3日スタート、厚労省感染症エクスプレス。
詳細、手続きとも↓から。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001de8f.html
厚生労働省では、一般の医療従事者などに対して、全国で斉一的に提供すべき感染症の情報を速やかに直接配信することを目的に、メールマガジン「感染症エクスプレス@厚労省」を制作・発信していくこととし、6月3日(金)に第1号を創刊します。
本メールマガジンには、厚生労働省が公表する通知・事務連絡・報道発表などのほか、国内外の感染症発生に関する統計情報、個別の感染症の発生状況、注意喚起などの情報を毎号掲載し、感染症の診療に有用な行政からの情報を医療従事者に早く、わかりやすく、確実にお届けします。
原則として毎週金曜日に定期的に配信するほか、緊急の情報については国の発表を素早く速報します。
配信希望者は、厚生労働省ホームページから登録が可能です。
配信する主な内容は別添のイメージのとおりです。内容の充実を図ってまいりますので、関係者におかれましてはぜひ登録をお願いいたします。
震災関連でパラパラ読んでる本のひとつ。2004年、いまから7年前の出版ですが、「いま、この時」心すべきこといろいろ。
これでわかる!医療のしくみ 中央公論新社
読売新聞(大阪)の連載をまとめた本です。
巷に医療の話題は多けれど何となくピンとこない人は多いと思います。あるいは医療関係者だって、自分の関係する部分はわかるけど、境界越えたらやはり霧の中というのが通常でしょう。
新聞記者というのは、入社したら「中学生でもわかるように書きなさい」と教育されます(いく人かに聞いてみたら、どうやら本当にそうらしい)。だから、この本は特に基礎知識なしでおおまかなアウトラインがつかめるようになっています。
ちなみに、管理人的には「標欠病院」「薬局と薬店」「医療扶助」「不妊治療」「死因究明制度」あたりが「へぇ~そうなんだ 状態」でした。 「感染症法」を人に説明するしかたの参考になるでしょう。
(以下、コピペ)
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■「大事典 これでわかる!医療のしくみ」(中公新書ラクレ)
著者:読売新聞大阪本社。出版:中央公論新社。3月10日刊行。
548ページ(新書2冊分に相当)。税別1400円。
医療制度、医療問題を中心にまとめた実用的な本です(もとは新聞連載)。
主な特徴は、
1:初歩的なことから、わかりやすく説明している。
2:患者の役に立つ情報を詳しく提供している。
3:いろいろな医療問題をほぼカバーしており、医療関係者にも有用。
4:図表や実証的なデータをたくさん盛り込んでいる。
各章と、項目ごとの見出しは、以下の通りです。
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◆第1章 医療で損をしないための必須知識
差額ベッド代/保険外負担/高額療養費制度/ソ-シャルワーカー/医療費控除
/傷病手当/保険料が払えない/副作用被害救済制度/歯科の治療/労災保険/
交通事故
◆第2章 医療機関を選ぶ時、これだけは知っておこう
病院と診療所の違いは?/自由標榜制/専門医制度/かかりつけ医/看護ランク
/食事療養費のランク/特定機能病院/研修医/紹介状
◆第3章 患者の権利と安全の確保
インフォームドコンセント/セカンドオピニオン/EBM/診療記録開示/レセ
プト/治験/倫理委員会/麻酔科医/患者参加型の安全対策/患者アドボカシー
◆第4章 医療保険を理解しよう
国民皆保険/診療報酬/保険診療の守備範囲/混合診療/保険外併用医療/出来
高払い・包括払い/自己負担割合/協会けんぽ/保険料/社会保険の加入資格/
「支払基金」「国保連」/中医協
◆第5章 医療の基本を押さえておこう
カルテ/病床の種類/コメディカル/看護師/公的医療機関/救急医療機関/集
中治療室/地域医療計画
◆第6章 様々な制度を活用する
公費負担医療/妊娠・出産/難病/小児慢性特定疾患/自立支援医療/医療扶助
/健康診断/特定健診・特定保健指導/職業病/過労死・過労自殺/アスベスト
◆第7章 医療事故に遭ったら
医療事故/診療関連死の第三者調査/カルテ改ざん/医療訴訟/医賠責保険/産
科医療補償制度
◆第8章 人の死をめぐって
死亡診断書/異状死/死因究明制度/緩和ケア/終末期医療/脳死/臓器移植
◆第9章 医師の義務と不正行為
保険診療の基本ルール/守秘義務/無資格行為/医療費通知/標欠病院/不正請
求/保険指定取り消し/医道審議会
◆第10章 どうする医療政策
医師不足/医師の偏在/医療体制の危機/看護師不足/医療費をどうみるか/医
療の国際比較/後期高齢者医療制度/入院料の逓減制/平均在院日数/社会的入
院/療養病床/医局講座制/医療法人/日本医師会/医療界の団体
◆第11章 くすりをめぐる問題
薬局と薬店/医薬分業/薬価基準/ジェネリック医薬品/適応外使用/薬害/毒
薬・劇薬・麻薬・向精神薬/薬学6年教育/MR
◆第12章 精神科・生殖医療などの課題
精神科の入院制度/退院請求・処遇改善請求/精神科の長期入院/心神喪失者等
医療観察法/不妊治療/代理出産・卵子提供/出生前診断/妊娠中絶/リハビリ
/献血/骨髄バンク・さい帯血バンク/医業類似行為
◆第13章 感染症と免疫
病原体/感染症法/予防接種/抗菌薬/院内感染/肝炎/免疫/自己免疫疾患/
アレルギー
◆第14章 主な検査を知る
進化するCT/MRI、エコー/生化学検査/血液学的検査/血液型/尿・便の
検査
◆第15章 知っておきたい臨床の知識
がん/内視鏡/血管内治療/人工透析/経管栄養・経静脈栄養/東洋医学
◆この医療用語、わかりますか?
誤解しやすい用語/わかりにくい用語/知っておきたい病気・症状
◆困った時の相談先・市民団体など
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ふと気が向いて本棚から引っ張り出してみました。岩田健太郎先生の名著「患者様が医療を壊す」。「いま、この時期」に読みかえしてみたらと。
やはり思ったとおり、「いま、この時期」に役立つこといろいろ。いくつかかいつまんで。
レトリックではなくてダイアレクティクで(p27~)
「自分が正しい」とばかり相手をとにかく説得(言い負かす)のがレトリック、「ひょっとして自分は正しくないのではないか?」と省みながら「対話」してゆくのがダイアレクティック。前者の不毛性を指摘し、後者でと。
これ、被災地に医療ボランティアで(医療じゃなくても)乗り込むとき、頭に置いときたいことですね。“熱き想い”を胸に乗り込むとき、“正しいこと”しにゆくのだと確信し、診療契約じゃなくてボランティアなる一方的に与える関係性が加わるとリスク高く。
地震から1カ月のこの時期、PTSDも増えてくる中で、過覚醒の症状から、焦燥感・怒りの感情を制御しにくく悩んでいる被災者も多くなります。なにかの拍子に「良いことをしたのに怒られれた」という思いを経験する援助者も出てくるかもしれない。この中で、ダイアレクティックな対話的態度がトラブルを防いでくれる場面は多々あることでしょう。
これから被災地に乗り込もうという方は読んでみて。
「お医者さん」ごっこのファンタジーな関係を(p48~)
“素敵”“偉い”“素晴らしい”というファンタジーをもって接しつきあえば、相手のパフォーマンスが上がって、結局得るものも大きくなるという話。
「お医者さんごっこ」を「援助者―被援助者ごっこ」あるいは、「教わる人―教える人ごっこ」に置き換えてみれば良いでしょう。前者はわかりますね。後者。ボランティアに行く人はしばしば、「ボランティアをやると自分も得るもの大きいですよ。学ぶもの大きいですよ」と言って送り出されたりします。被災地に入り、被災者(=教える人)に対して上記ファンタジーもって対話すれば、それはそれは大きな収穫をもって帰れそう。被災者→援助者の方向にも、被災者←援助者の方向にも、ぜひぜひ。
まだまだじっくり読んだらいろいろ出てくるのですが、この、3月11日に先立つ1月25日発行の本が「いま、この時期」に示唆を与えてくれるのは、「先見の明」じゃなくって(地震を予知・・ではオカルト!)、「不朽の名著」じゃなくって(大げさ!)、「永~く本棚に置いとく価値ある一冊」あたりが妥当な表現でしょうか。
http://amzn.to/eGr54T
http://bit.ly/elh7pT
管理人のツイッター、こちらブログ転送のみでご覧いただいてる東日本の方。
本日、役に立つ情報をつぶやいている方々のツイートを、リツイートしております。
http://twitter.com/tabibito12
ご参照ください。こちらにも転送されますが明日になりますので・・・