今日の朝刊をめくったところ、
女性詩人茨木のり子さんが亡くなられたとの記事が
飛び込んできた。
私自身それほど詩というものを好んで読むという訳でもないけど、
茨木さんの次ぎの詩は勇気をもらうようで大好きな詩です。
茨木のり子さんの死を悼みその大好きな詩を書き記します。
「自分の感受性くらい」
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが、ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
ー茨木のり子詩集「自分の感受性くらい」よりー
心よりご冥福をお祈り致します。
女性詩人茨木のり子さんが亡くなられたとの記事が
飛び込んできた。
私自身それほど詩というものを好んで読むという訳でもないけど、
茨木さんの次ぎの詩は勇気をもらうようで大好きな詩です。
茨木のり子さんの死を悼みその大好きな詩を書き記します。
「自分の感受性くらい」
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが、ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
ー茨木のり子詩集「自分の感受性くらい」よりー
心よりご冥福をお祈り致します。
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