先週、天山酒造(小城市)の秋の蔵開きに行った際に、その手前に
棚田・彼岸花の案内看板が目に付き、この地域の棚田の存在を
知らなかった私たちは、酒蔵からもそう遠くなさそうだったので
お酒の試飲をしたりして1時間半ばかり過した後、その棚田に
行って見ることにしました。
さて、行っては見たものの道はどんどん山奥へ入って行き、棚田なんか
あるのだろうかと少し不安になりかけましたが、彼岸花祭りの幟が
道しるべのように延々と立っていたのでそれを頼りに進んでいきました。
すると木々越しに突然、見上げるように山の斜面いっぱいに広がる
西日に映えた棚田の風景が見えてきました。
この「江里山の棚田」は「日本の棚田百選」にも選ばれたらしく、
天山山系南側の中腹、標高250mのところにあるんだそうです。
棚田を縁取るように咲く彼岸花が本当にきれいでした。
棚田の数は約600枚あるそうです。
棚田の周りには猪対策のためのフェンスがめぐらされていました。
確かに彼岸花がいっせいに咲く棚田の風景は美しいけれど、
急斜面に細かく区切られた田んぼ、道は坂ばかりで、実際の
農作業は大変だろうなとつい考えてしまいます。
アマチュアカメラマンの方々。
ありきたりの所からではいい写真は撮れませんね。
シャッターチャンスを待っていました。
どんな写真が撮れたんでしょう?
棚田を撮るのは難しい。
私自身、なかなかいい構図を見つけられませんでした。
日が更に傾き山の影が棚田を覆い始めます。
彼岸花が咲き終わった頃が稲の取り入れでしょうか?
おいしい棚田米、きっと今年も豊作ですね。