ドラフト会議が行われ、日ハムが菅野投手を指名した以上に驚いたのが、同じく日ハムが7位で指名した大嶋匠選手でした。大嶋選手は少年野球から中学高校はソフトボールの名門の新島学園で、大学はこれまた名門の早稲田大学ソフトボール部出身で、日本代表にも選ばれています。
硬式野球の経験がないらしいのですが、ソフトボールでの長打力と遠投力を買われての指名でした。大嶋選手のプレーは見たことがありませんが、新島学園の中学生のプレーは、関東大会で何度も目にしたことがあり、機敏なプレーやダイナミックなプレーを前に、「この子達が硬式野球をやったらどうなるのだろう・・・?」と考えてしまうほどの衝撃でした。
前任校の両国高校/附属中学では、中学ではソフトボール、高校では硬式野球に取り組んでいました。また、都大会優勝1回、準優勝5回などの実績をあげ、またソフトボール中学男子東京代表チーム監督として、全国大会ベスト8に入ったこともあります。また、知的障害者東京代表チームのコーチとしては、ジャパンチャンピオンシップで優勝、障害者国体準優勝の経験もあります。その知的障害者チームは、今年の障害者国体で全国制覇を果たしました。
ソフトボールと硬式野球を同時に指導する中で、ソフトボールの技術や練習方法は硬式野球に通ずるものが多くあるというのが私の持論でした。少しそれが証明された気分がして嬉しかったですが、まさかプロのドラフトにかかる選手が出る日が来るとは・・・。
中学男子ソフトボールなどの情報も載っている両国ベースボールクラブ(両国高校野球部OB会)のHPも是非チェックしてみてください。
両国ベースボールクラブ http://www.ryogoku-bbc.jp/
全国のソフトボーイズに夢と希望を与えてくれた大嶋選手の活躍を期待しています。野球界で「スラップ」を流行らすのが私のささやかな夢です!