T-NETWORK

教育、保健体育、スポーツ(野球、ソフトボール、サッカー、トレーニング)などについて日々感じていることを書き綴っています。

障がい者の生涯スポーツ

2006年03月31日 | 野球

「色々な顔」でも紹介したが、様々なスポーツ現場へのサポート活動を行っている。その中で異色?とも言えるのが(本人はごく自然に行っているが)「障害者スポーツ」のサポートである。知的障害を持つ高校生の部活動や卒業後の社会人ソフトボールチームのトレーナー兼コーチ(たまに監督)をやらせてもらっているが、毎回本当に彼らからパワーをもらっている。コーチを務める障害者の社会人の東京都代表チームのエースSさんのボールは、下から100キロは出ている速球である。毎回打撃練習をさせてもらうが、バットに当てるのがやっとである。運よく毎回ヒットを打てていて、「まだまだだな!」とえらそうに言っているが内心は「今日も打ててよかった!」とホッとしている。

普段は皆社会人として働いている。一般企業で働く選手もいれば、福祉作業所などで働く選手もいる。中には車の免許も持っていて、練習や試合も車で来る選手もいる。彼らと一緒にボールを追っていると、いつも障害のことを忘れて本気で付き合っている自分に気づく。スポーツは、障害者と健常者の見えない壁(バリア)を簡単にも取り去ってくれる。そこには「ボランティアしてあげよう」などと偉そうな想いは一切なく、むしろどっちがサポートされているかわからないほど熱中してしまう。そんな体験をしたくて、貴重な休日を使って、障害者スポーツのお手伝いをしている。

バリアフリー実現のためには、スポーツの秘めた可能性は計り知れないものがあると毎週思わされている。

 


底辺拡大

2006年03月19日 | 野球
 日本野球界の頂点である「王ジャパン」がWBCで宿敵韓国と対戦しているその時、私は日本野球界の底辺拡大を担うべく、勤務する養護学校の校庭にて、野球に似たスポーツ「ティーボール」の指導と知的障害者のソフトボールボールの東京都代表チームの練習を指導していた。対象は、知的障害者の養護学校に在籍する生徒、卒業生、大学生ボランティア、教員である。
 いずれの活動も、野球界の底辺拡大や障害者の余暇活動の充実のために、非常に重要な活動で、養護学校に勤務して以来、ライフワークにしている。フットサルや野球などのトレーナー活動がある日も極力障害者スポーツのサポートを優先してきた。
 奇しくも今日ティーボール交流会で優勝したチームが名づけたチーム名が「王ジャパン」であった。
 頂点である日本代表の活躍と地道な普及活動、どちらも日本野球界の発展のために欠かせない活動である。「谷沢野球コミュニティ千葉」の活動等を通して、微力ながら野球を見るだけでなく、プレイする人が一人でも多くなればなぁと思う今日この頃です。

記念すべき日

2006年03月18日 | 野球
今日はYBCフェニーズの練習試合(VS流通経済大学)だった。私にとって試合以上に特別な日であった。現在、私の立場はトレーニングコーチであるが、フットサルやYBCで夢を諦めずトライしている選手を目の当たりにして、コーチ業だけでは物足りない自分に気づき始めていた。その思いを久保田コーチに相談していたところ、その想いが谷沢監督まで届き、本日クローズドテストを受けることになった。野球歴こそ、15年になるが、実践練習は大学3年で野球部を辞めて以来、8年間遠ざかっている。(その間軟式やソフトボールはやっていたが・・・)
 打撃練習では、2球ほどつまり、バットが折れなかっただけで幸運だったが、すぐさまグリップを3cmほど短く持ち、対応した。右中間への大きい打球と三遊間への鋭い打球を打つとができ、自分でも驚いた。(現役時代に打ったことがない打球だったから・・・)
 トレーニングコーチを務める中で、打撃技術を見る目が肥え、それが自分に反映したのではないか?と考えている。特にメジャーのキャンプに帯同し、トニー・グウィン、イチローさんの打撃練習をゲージにしがみつきながら見れたことが大きいのではないかと思う。
 守備はまだまだ距離感がつかめていない。打撃、守備、走塁とまだまだ感が戻らない(練習していないので当然か)が、谷沢監督より「基本が大事。一からまた技術を構築せよ」とのアドヴァイスをいただいた。
 その言葉を励みに現役復帰への道を進もうと思う。

いろいろなかお

2006年03月17日 | 野球
私はスポーツ指導者として色々な現場に出没している。

①野球:YBCフェニーズ(元中日の谷沢健一氏が作った千葉県のクラブチーム)のコンディショニングコーチ兼選手?
②野球:法政一高硬式野球部のトレーニングアドバイザー
③フットサル:府中アスレティックFC(関東リーグ所属)のアスレティックトレーナー
④ソフトボール:知的障害者東京都代表ソフトボールチームのコーチ        
         養護学校男子ソフトボール部および和太鼓部顧問

その他、随時中学や高校でコンディショニング指導が入る。誤解されては困るが、上記のどのチームからもお金はもらっていない。全てボランティアである。体がいくつあっても足りないが、必要としてくれる選手・監督がいる限り、できる限り現場に出たいと思う・・・。