だんなっちょんのブログ

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甲斐性無しの二児の父

3月11日 最も長い1日

2016-03-11 02:02:59 | 生活漫談
3月11日は震災の日。改めてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災者の方々の日々の負担や復興活動が1日も早く終わることを願っております。

この日は皮肉にも自分の会社において、「1年間で最も長い1日」で
1年間で最重要の日となる。それは公立高等学校入試の結果発表の日であり
喜びも悲しも一気に交錯する、本当に辛い1日になるからだ。
ちょうど5年前の今日、合格発表祝賀ムードを一瞬にして台無しにしたのが
東日本大震災だ。あの時の状況は今でも脳裏に焼き付いている。
震源地から随分離れていたのにも関わらず死すらも覚悟したあの大地震は震度6弱。
2分以上に渡る揺れは自分の自由を奪い、生徒が狂乱する中、身動き1つとれず
自分の身を案ずるのが精一杯で、まさに為す術無し。
幸い誰一人けが人は出なかったものの、安堵する暇もなく停電の中
車のラジオを回し地震速報を回しつつ、生徒を即座に自宅に戻す。
地震でめちゃめちゃになった教室を片付けつつ、気になるのは自分の妻の安否。
携帯電話は混雑してつながらないから確認も取れない、かといって一般回線も完全に遮断。
教室で掃除しながら、不安で仕方なかった。
身内や自分自身のこと以外でこんなに不安で辛い経験したのは人生で初めてだった。

そういう辛い体験を毎年毎年思い出しながらも、
今日は合格の報告に来る生徒を心から喜び、また不幸にも不合格になってしまった生徒と
その保護者を心からお詫びし、励まさないといけない。
小学生から面倒見ている子からすれば5年の付き合いの最後のけじめであり締めでもある。
誠心誠意を持って付き合わないといけない。
こういう言い方は良くないことだが、とても精神的に疲弊し、
毎年自宅に戻ったら即座に寝込んでしまうほどだ。

しかし個人的都合は言ってはならない。それが私の仕事だ。
結果はどうあれ、苦楽をともにした愛する生徒の未来が満開になるよう、
全力で叱咤激励し、笑顔で送り出したいと思っています。