だんなっちょんのブログ

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1月11日日記 欠陥センター試験の勉強法

2016-01-11 06:32:29 | 生活漫談
センター試験はイレギュラーが兎に角発生しやすく、実力通りの結果に結びつかないことが
実に多く、正直欠陥品としか言い様がない。これは今も昔も思い続けていることである。
英語・国語・数学はまずは時間の勝負。じっくり考えるタイプに不向きで瞬発力と処理能力の高さを
競う内容でミスも基本的に許されない。特に英語や国語は笑って済むような配点になっておらず、
1つ7点8点もゴロゴロあり、最もイレギュラーが発生しやすいと思ってます。
また悠長に考えている暇もありませんので、「早く・正確に・判断良く」の3つの要素が最も求められます。

自分は理系でしたので数学は生命線というより高得点は義務みたいなもので
非常に苦しみました。記述試験は割りとじっくり問題の解法を考える時間はあって困ることはそんなに
なかったのですが、マークはそうはいきません。
初めてマーク模試を受けた時に最後の大問1つをまるごと解けずに
終わってしまった衝撃は今でも忘れません。
国公立大学しか頭になかった自分は流石に焦りました。
でも「いつか何とかなるだろう」と悠長に構えて、今までの勉強方法を変えずに
ダラダラやっていたせいもあり、最後の最後になっても思うように点数が伸びず大変焦りました。

そこで勉強方法を全て一新しました。それは全科目の勉強にもつながったことなのですが、
今まで見向きもしなかった「教科書」と心中することです。
センター試験は建前上教科書以外からは出題しないというルールになっているはずです。
それを信じることにしました。
そこで1ヶ月前に数学ⅠⅡABの教科書を開き、
「見た瞬間に解法が頭の中で全部思い浮かぶか」というトレーニングを始めました。
それからセンター試験対策の副読本も念の為に用意しました。

要するに暗記です。解法そのものを考えるより、見た瞬間にその問題の答えが
全部出るような形を作る。
パッと思いつかないものは、ノートにまとめて置いて絶対に試験本番まで
忘れないよう毎日見返しました。だいたいノート2冊ぐらいになりました。

一応保険として学校で使っていたセンター対策の比較的薄めのパターン問題集も
暗記作業に入りました。こんな勉強したこともありませんでした。不安もありましたが
「大学入試センターよ。本当に教科書からって言ったよな?言ったよな?
嘘ついたらクレームの電話入れっからな」という腹積もりで残り1.5ヶ月この勉強を押切りました。

いつも7割前後で苦しんでいたのですが、最後の直前マーク模試で数学ⅠA90点 ⅡB80点と
急上昇。「こりゃ200点目指さないといかんな」と思い、ラスト1週間は
過去の模試の出来ない問題の暗記に入りました。
この頃になると自信しかありませんでした。後は悔しさですね。
だいたい1.5ヶ月で6~7割前後で苦しんでいたのがいきなり9割だの200点だの逆転できる
どんだけふざけた試験なんだろうと。
記述の数学でこんな短期間で偏差値や点数を上げるなんて夢もまた夢じゃないですか。
そう考えると別の意味で大学入試センターを恨みましたよ。

結果は数学1Aは当時難しかったこともあり88点、数学ⅡBは96点でした。
200点は無理でしたが、あれだけ苦しんでいた試験時間も互いに5分余るほどで
終わってみたら「センターなんかまさに糞」状態。(数学ⅡBなんか格好つけて早めに退室なんかしちゃってさ・・・見直ししとけよアホ・・)

私は大学卒業後、何人かの高校生を見ましたが
堂々とこの勉強を推し進めましたよ。根本から考え方変えないとダメで
学校や予備校の先生はキレイ事しか言わないし、数学=暗記をタブー化するのが
カッコイイと思っているし、そもそも数学が強い人間の言うことなんか何の参考にもなりません。
偏差値50前後あれば180点は取れると今でも思ってます。

教科書を何度も読んで、「隅から隅まで瞬間的に解法が頭の中で浮かぶ練習をひたすら1ヶ月繰り返せ!」

だからセンター試験の数学なんて暗記力や直感力が優れている
文系のほうが実は有利とさえ思ってます。


次に生物の話題に行きます。

高校2年の時に「理系に化学は必須。残りは物理か生物か選択しなさい」と迫られた際、
生物を女子が多い理由や「楽そう」で安易に選ん自分がバカで今でも少し後悔しているほどなのですが、
こういう安易な理由で選んだ科目は大概ダメなもので、ずっと最底辺を彷徨っていました。
偏差値40前半ぐらいでお話にならないどころの騒ぎではないホームラン級のバカでした。
理由は暗記量の多さでウンザリしたのもあるのですが、そもそも「糞面白く無い」

数学は好きなのに、何故か選んだのは生物。
同じ教室で物理選択の男子生徒が問題解法を話し合っていたのは本当に羨ましく思えました。
生物にそんな解法会議なんてありません。せいぜい遺伝組み換え等の理論ぐらいで、
後は知ってるか知らないかの基本的に文系の世界です。

そりゃ受験生になっても取れる訳もなく、60点マーク試験で取れれば御の字で
通常5割か4割でこれも悩みの種でした。
これも勉強方法を見直さないといけない対象でした。

これも数学と同じなんですよね・・・・はい「真っ白な教科書と出来る限る薄いパターン型のセンター副読本」
これも隅々まで暗記です。とりあえず10回ザッと読んで5回じっくり読んで蛍光ペン引き
10回サッと読んで、3回鉛筆引き、これをラスト1ヶ月隅々までやりました。
基本的に生物は大嫌いですから、理屈抜きにひたすら覚える・・覚える・・・
青虫が葉っぱを食い散らかすように、貪欲に覚える覚える・・・。

線の引きすぎで教科書の厚みが1.2~3倍ぐらいになりました。
これは感動しました。
センター前日は家に閉じこもって「まだ覚えられる。
明日になると忘れるかもしれない!」という気持ちでダメ押しで
5時間ぐらい生物の教科書読んでました。
試験会場についての休憩時間や休み時間は全部教科書を貪欲に読む読む・・・。

終わってみれば90点。

でもこの生物は感極まったなぁ・・・。数学は義務を果たした安堵感だったけど
生物は苦手なものを完全に克服した達成感で、センター試験で1番嬉しかったかな。
数学の時にも申しましたが、やっぱり「教科書から出題」は嘘ではなく
どれだけこれと心中出来るかでしょうね。

あとは偏差値40代の自分があっさり9割取ってしまう試験内容は少し考えなおさないとね。
確かに昨年度平均点5割後半だったのが、私の時は6割~7割?で
比較的簡単だった運のよさもあったとはいえ、それでも平均を余裕越え。
偏差値で換算すれば65はいってるでしょうね。
そういう意味で欠陥品。年によって難易度が違う時点で欠陥の極みですけどね・・・。

んで最後の欠陥品は英語。
最も得意で最も安定して、常に160代はキープしていたのに、
本番でまさかの108点(死)これは出鼻くじかれるというか、もう真っ青でしたね。
直前期は生物と数学と日本史に力を入れすぎて、英語を
「まぁ150か140を最低限取れればいいや」という安易な考え方を持っていたのも敗因。
長文が何故かポンポン頭に入ってこずに、無駄に時間を食ってしまい、
試験中まさかの涙目状態。「おれが108点とかありえっか!!!」
と自宅で自己採点してブチ切れ(笑)

次の欠陥品は国語。
これも結構直前期やりこんだのもあるのですが、文章を書くのが面倒になったので割愛。
生物同様色々やりましたよ。にしても、
模試で110点前後が積の山の私が150取れたらまずいっしょ。。。
国語に関しても言いたいことは山程あるのですが、まぁ運もありました(笑)
運が良ければ30点前後は平気で変動します。だってそういう点数構成だものこの糞試験。


運悪くこのブログを読んでしまった受験生の皆さん。
どうでもいい参考書や授業を受けている暇あるなら
教科書をひたすら読んで下さい。まだセンターまで100時間ぐらいありますよ。
教科書と心中して下さい。