相撲協会、2親方を処分…木瀬部屋は閉鎖に(読売新聞) - goo ニュース
昨夏の大相撲名古屋場所で、暴力団幹部らが一般では入手できない維持員席で観戦していた問題で、日本相撲協会は27日午後、両国国技館で理事会を開き、チケット(整理券)の確保にかかわったとされる木瀬(きせ)親方(40)(元前頭肥後ノ海)は役職を2階級降格として木瀬部屋は閉鎖の厳罰となった。
木瀬部屋の力士は出羽海一門預かりとなる。また<RP>)</RP>清見潟(きよみがた)親方(64)(元前頭大竜川)はけん責処分とした。
木瀬親方の地元・くまもとは大変である。
木瀬親方の聴取、県内に驚きの声 暴力団便宜?-熊本のニュース│ くまにちコム
木瀬親方(元肥後ノ海、熊本市出身)が、暴力団へ観戦便宜を図った可能性があるとして愛知県警から事情を聴かれたことが明らかになった26日、県内の関係者からは一様に「信じられない」と驚きの声が上がった。
木瀬親方は熊本工大高(現文徳高)-日大卒。元学生横綱。角界入り後は玄人好みの堅実な取り口でファンをうならせ、2002年に引退。その後、三保ケ関部屋から独立して部屋を開いた。
05年からは九州場所の際、熊本市上代の高橋稲荷神社境内に宿舎を構え、地区住民との交流を深めていた。
同神社の竹内博宮司は「とにかくびっくりしている。暴力団との付き合いなんて聞いたことがないし、考えられない」。同神社木瀬部屋後援会の田尻将博代表も「有望な若手力士が育ち、地元の期待も膨らんでいた。日本相撲協会が処分を検討しているというが、どうなるのか…」とショックを隠せない。
力士たちの胸を借りることもある木瀬親方の母校・文徳高相撲部の本田浩二監督は「九州場所の宿舎をわざわざ郷土熊本に構えてくれる律義な人柄。暴力団とかかわるようなことはないと思う」。
その上で「親方がチケットを渡した後のことが問題で、親方はむしろ被害者ではないか」と擁護した。