体育祭に保護者も出場 募集停止の松島商高-ホッとニュース │ くまにちコム
県立高の再編に伴い今春から新入生の募集が停止された上天草市松島町の松島商業高で15日、体育祭が開かれた。不在になった1年生の代わりに、保護者も多数出場。生徒たちと一緒に大会を盛り上げ、山あいの校庭に歓声を響かせた。
今春53人が卒業後、同校の生徒は2、3年生だけの計120人に。学校側は体育祭が寂しくならないよう、生徒の出場機会を増やしプログラムを充実させた。保護者も綱引きや障害物競走への出場などで協力。地域住民も多数訪れた。
生徒たちは周囲の励ましに応え、組み体操やダンス、徒競走などで元気と笑顔をあふれさせた。生徒会長の垣岩佳澄さん(17)は「1年生がいなくても松商生らしさを出そうと臨んだ。昨年とは違った盛り上がりで、最高です」と満足そう。
ただ、保護者や応援に来た卒業生の中には、うれしさの一方で複雑な表情を見せる人も。2年生の次男を応援した卒業生の本多良介さん(46)は「母校への誇りと愛着が強く、2年後の廃校は悔しい。来年が最後の体育祭と思うと悲しく、生徒たちがかわいそう」と言葉を詰まらせていた。
以前ブログにも書いたと思うが、
県立高の再編に伴って、あまくさでは「上天草高校」が誕生した。
この高校は、天草東高校、松島商業高校、大矢野高校が再編された学校。
大矢野高校に上天草高校が併設されている。
そのため、いわゆる「大矢野高校」も、
天草東高校も松島商業高校も2年後には閉校になる。
さて、その松島商業高校だが、
熊本日日新聞の記事によると、
地元の信頼がとても厚い学校だったと聞く。
場所は天草上島の教良木というところにあり、
かなり山の中にある。
それにもかかわらず、この地区には幼稚園から高校までそろっていて、
「天草の文教地区」と呼ばれていた。
松島商業高校の昨年の就職率は、
他の高校が大苦戦しているのを尻目に、
100パーセントを達成したという。
その松島商業高校の体育祭が昨日行われて、かなりの盛況だったそうな。
その一方で、保護者の思いは複雑だったという。
とても切ない気持ちだったろう。
特に松島商業高校の卒業生としては。
その気持ちをおもんぱかって、上のようなタイトルにした次第。