あまくさ人のひとりごち

あまくさ人のひとりごち、つまり独り言です。
撮りだめした写真も併せて載せます。

牛深小森海岸の夕陽

KKC48

第955回 島野修さん逝く

2010-05-11 20:40:41 | スポーツ
球団マスコットの先駆者、島野修さん死去(読売新聞) - goo ニュース


 巨人、阪急(現オリックス)の元投手で、引退後はオリックスのマスコット「ネッピー」役などで人気を集めた島野修(しまの・おさむ)さんが、脳出血のため、8日に兵庫県内の病院で死去していたことが分かった。
 59歳。10日に親族による密葬を済ませた。
 島野さんは1969年、神奈川・武相高からドラフト1位で巨人に入団。76年に阪急に移籍し、79年に退団した。通算成績は24試合で1勝4敗、防御率5・05。
 現役引退後は、球団マスコットの先駆者として球界に貢献。阪急で「ブレービー」、オリックスでは「ネッピー」としてファンサービスに尽力し、96年には“通算1000試合”を達成。
 98年に辞めるまで主催試合では1日も休まず、18年間、1175試合で選手とファンのパイプ役を演じてきた。


 「(巨人)ドラフト1位の島野、今ではピエロ」


そんな心ない記事が載ったせいか、球場で自分にヤジを飛ばされたという。
島野修さんが現役を引退し、阪急のマスコット「ブレービー」の中に入って間もない頃である。


一時期ものすごく悩んだけれど、
「ブレービーが楽しかったね」という親子の会話を聞いて迷いが吹っ切れたという。
それからの活躍は、皆様ご存じのとおりだ。


島野さんの一番の功績は、単なる「お飾り」でしかなかったマスコットを、キャラクターにまで進化させたことだろう。
そのために涙ぐましい努力があったと聞く。


その努力が実って、今ではどの球団マスコット担当者も、
「島野さんのネッピーのようになりたい」
と尊敬されるほどになった。

プロで1勝しかできなかった男、マスコットで金字塔を打ち立てる。
やっぱりこういう人がいないと、プロ野球というのは面白くない。

ご冥福をお祈りします。


第954回 葦北鉄砲隊、宮島へ

2010-05-11 20:13:22 | くまもと
葦北鉄砲隊 7月、黒澤明生誕100年祭に出演-ホッとニュース │ くまにちコム

 芦北町の自営業者や会社員などでつくる葦北鉄砲隊(平江大八隊長)が、7月1日に広島県廿日市市で開幕する「黒澤明生誕100年祭IN宮島」のオープニングセレモニーで演武をすることが決まった。全国に約50団体ある鉄砲隊の中から唯一参加する。
 故黒澤明監督(1910~1998)は映画「七人の侍」や「影武者」「乱」など大型時代劇を発表し「世界のクロサワ」と呼ばれた日本映画界の巨匠。生誕祭は昨年から、モナコ公国や香港など、映画とゆかりの深い国々で順次催されている。「IN宮島」は7月20日まで。
 葦北鉄砲隊は2003年10月に結成。これまで町内外の祭りや式典で祝砲を放つなど、年間約50回の演武を披露してきた。
 生誕祭での演武は、三段撃ち、釣瓶[つるべ]撃ち、一斉撃ちの計3回の予定。隊長の指揮の下、鎧[よろい]を着た大筒班や細筒班の火縄銃(合計12丁)が、ほら貝の合図でごう音を響かせる。
 平江隊長は「堂々と郷土の文化を伝えてきたい。誇りをもってサムライを演じてきます」と張り切っている。 

黒澤映画、中でも時代劇を見た人ならだれでも思うこと。

「やたらと鉄砲が出てくるなあ・・・」

例えば、「七人の侍」。
例えば、「隠し砦の三悪人」。
例えば、「影武者」。
さらには、「乱」。

鉄砲ではないが、「用心棒」では仲代達矢演じるヤクザがピストルを持って登場する。

だから、黒澤明生誕100年を記念するイベントに鉄砲隊が出てくるのは、至極当然のことである。

その鉄砲隊に、くまもとの葦北鉄砲隊が選ばれて、宮島で行われるイベントで「お手前」を披露することになった。
まことにめでたい。

夏の宮島に、思い切り号砲を響かせていただきたい。


天草西海岸の夕陽