逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

咸臨丸と清水の次郎長

2014年01月14日 | 社会・歴史

『戊辰戦争と咸臨丸事件』

咸臨丸(620t)は徳川幕府の洋式の軍艦としては、観光丸(外輪船)に次ぐ2番艦であるが、洋式のスクリューを装備する船としては初の軍艦でオランダで建造されている。
勝海舟など日本人だけで初めて太平洋を往復したことから名を知られるが、その後はスクリューや蒸気機関を外して純帆船として使用していた。
日本の軍艦で太平洋を初めて横断したのはサン・ファン・バウティスタ号で、伊達政宗が1963年仙台藩桃生郡水浜(宮城県石巻市雄勝町水浜)で建造したガレオン船。(約500トン級で最初の日本製西洋型軍船)
支倉常長ら慶長遣欧使節はバウティスタ号(日本人120名、ポルトガル人40名)で1613年10月28日(慶長18年9月15日)宮城県石巻市月浦から3ヶ月の航海でメキシコのに到着、1618年(元和4年)に帰還する。
幕府軍艦咸臨丸は154年前の1860年(万延元年)、日米修好通商条約の批准書交換の遣米使節団として太平洋を横断しているが、1868年戊辰戦争(明治維新)の勃発で榎本武揚の指揮で品川沖を脱走、函館を目指すも台風により大きく損傷、航行不能になり修理の為に清水へ入港。
咸臨丸は武器弾薬など兵装を下ろしていた。ところが新政府軍艦三艘が一方的に至近距離から砲撃し白旗を掲げて降服する意思を見せている乗組員の多くを殺戮、遺体を海中に投棄したというが無茶苦茶である。
軍艦の遺体の海上投棄(水葬)の習慣は良く知られていることであるが、これは『洋上だから仕方が無い』のである。
腐敗しやすい遺体を狭い船内に保管すれば腐乱による悪臭だけではなく伝染病の蔓延など衛生上の深刻な問題が発生する。
昔の軍艦などが行った水葬の風習には『やむを得ない』事情があったののである。
ところが外洋とは条件が大きく違う狭い静岡県の人口密集地の港湾内での遺体の投棄という、新政府の軍艦の行った常識外れの蛮行で、無関係な清水港の近隣住民や漁民が大迷惑を被ったのである。
この時、岸に流れ着いた旧幕府軍戦死者の亡骸を集めて埋葬したのが、何と、侠客の清水の次郎長であった。

『次郎長任侠伝説と歴史的事実との乖離』

『街道一の大親分』との清水の次郎長の言い伝えであるが、幕府の封建秩序に歯向かった国定忠治とは大違いで、何故か不思議な事に次郎長には任侠の武勇伝の類がほとんどない。ヤクザの親分としては小物なのです。
次郎長の場合は咸臨丸事件の時に、新政府に睨まれたく無いとして、誰もが嫌がってやらなかった旧幕府軍艦の乗組員の埋葬を自費で行ったことが当時の人々に圧倒的に支持されて、『清水の次郎長は街道一の大親分である』と世間が褒め称えたのです。
通常これ等の土左衛門とか行き倒れなど身元不詳の死体は放置せず、出来る限り速やかに庄屋とか名主など村役人が責任を持って埋葬していたが、この時には住民自らによるそれらの江戸時代の自治機能が失われていたのでしょう。
なにやら、1945年の敗戦で戦勝国民となった朝鮮人を警察力で抑えることが出来ず、やむを得ない成り行きで行政(警察)が住吉会や山口組など組織暴力団の力を使って戦後の闇市を管理した話に少し似ている。
外国(世界基準)では表の政治の世界と『ヤクザ』の裏社会とは、建前上無関係であり暴力団を公認している国は何処にも無いが、その唯一の例外が我が日本国なのです。

『世界一不思議な日本のヤクザ事情』

警察資料が何故か外部流出して、暴力団との親交を理由にタレントの島田神助は芸能界を追放されている。
神助とは正反対に芸能事務所のヤクザ支配をラジオでからかった北野誠は、やはり同じ様に芸能界を永久追放になっているが、辻褄が合わない。(北野誠の追放はソウカが原因との説が有力)
暴力団対策処置法等は存在するが、日本では暴力団は基本的に合法で、その意味では健康に害がある依存性薬物の『煙草』と同じような存在である。
WHO推計値によると2005年の日本で喫煙による死亡は男性163,000件、女性33,000件。
神助がヤクザと付き合って芸能界を追放されるのであれば、同じように煙草と関係したタレントを全員追放しないと整合性が無い。
ちなみに世界中で暴力団が合法化されているのは日本一国だけの椿事。
街中に組の事務所の看板が堂々と掲示されていたり暴力団構成員が組織のバッジを胸に付けて組員であることを誇示していても逮捕されないのは日本だけの特殊な話であり、他国では全く類似例が無い。
現在日本国が行っているヤクザの合法化とは、世界から見ればヘロインやコカイン、覚醒剤などのハードドラッグの解禁と同じなのです。
我が日本国ですが空前絶後。絶対に『有り得ない』無茶苦茶な理屈である。

『安倍の晋三 怖くは無いが 安晋会は恐ろしい』

日本では昔から表の政治と裏社会(ヤクザ)とは縁が深くて、『裏』『表』は別々ではなくてリバーシブル構造なのである。
ハマコーこと浜田幸一のように千葉のヤーさんと国会議員の二束の草鞋を履いた小物政治家だけではなくて、1945年の敗戦以前は政友会や民政党など与野党が住吉会など関東のヤクザ組織を政治組織に改編して利用していたし、戦後には大野伴睦自民党副総裁本人がヤクザの親分だった。
小泉純一郎の祖父も神奈川県のヤクザの親分だったし、安倍晋三とヤクザのフロント企業による財界の秘密後援会組織『安晋会』の関係はあまりにも有名である。
マフィア等のプロの犯罪組織による『口封じ』の為の殺人事件で特徴的なのは、そもそもの目的が他の構成員全員に対する恫喝なので、『誰が』『何の目的で』悲惨な殺しをやったかは関係している全員が判る様に行うが、犯人に繋がる証拠の類は残さない。
第一次安倍内閣での松岡利勝農水大臣が突然ドアノブで首を吊った変死事件や、同じく自殺として警察が捜査しなかったライブドア副会長で会計責任者だった安晋会理事の野口英昭氏の刺殺事件疑惑。
あまりに成り行きが不自然で、事件全体が不思議すぎるのである。

『何でも有りませんと繰り返す爆笑、絆創膏大臣』

マフィアの殺人はアマチュアの趣味や道楽などではなくてプロ(営利事業)なので費用対効果を重んじるが、犯人逮捕に繋がる証拠の類は一切残されていない。
ところが、他のメンバーには『誰が』『何の目的で』殺したか、全員に知れ渡る宣伝効果は抜群なのである。
『農水大臣は謀殺された』と、松岡の死で安倍内閣の閣僚達は震え上がって、能天気な明るいだけがとりえの小池百合子の顔からも笑いが消えた。
松岡利勝の後任で2007年第21回参議院選挙の直前に農水大臣になった赤城徳彦農林水産相は、欧州から帰国後に数日間行方不明となり、その後左ほおと額に大きな絆創膏を貼り付け、閣議室に登場して世間を驚かせた。
記者からの質問に『何でもない』『大したことはありません。心配ありません』とオウムのように同じ言葉を繰り返したが、無精ひげのままで皺くちゃスーツ姿の赤城徳彦農水大臣では説得力がゼロ。
誰が見ても公園で寝ているリストラされたホワイトカラーのホームレスに見えた。(誰かに監禁されていたか、それとも謀殺を恐れて自分から何処かに閉じこもっていた可能性が高い)
その後皮膚炎であったと公式発表されるが、これでは絆創膏の説明にはなっても、もっと不思議な(服を着たまま寝たと思われる)皺だらけのスーツ着用の説明が出来ない。
この『何でも有りません』としか言わない前代未聞の爆笑絆創膏大臣の出現で、自民党敗北は必至の政治情勢に陥ったのである。『何でもない』どころか、誰が見ても尋常では無かった。
中身は判らなくとも『何か大事なとんでもない問題が発生している』らしい事は明らかなのです。

『安倍晋三を一番良く知っている男』

小泉純一郎元首相秘書官の飯島勲氏によると『ヘタを売れば殺される。』として『松岡農水相変死事件』について、安晋会の恐ろしさを語っている。
飯島氏は松岡利勝氏とは旧知の仲で『変死』の前日にも一時間以上も電話で話をしていて、慶応病院にも一番に駆けつける。
>なぜ松岡は死なねばならなかったのか。 水か、事務所経費か、それともヤミ献金がバレたからか。
しかし、その程度のことで死ぬような男ではない。 悪党特有の不貞不貞しさが身上の男なのである。 では、なぜ自殺をせねばならなかったのか。
そこには、謎と同時に闇がある。
安晋会に連なる闇だ。
安倍内閣の癌とも言えたのが松岡利勝。
自発的に辞めないのなら、更迭すれば良かったのだ。 しかし、辞めさせるとなると、松岡は牙を剥きだして敵対する。 松岡が握っている安倍の弱み、それを武器としてである。
ならば消すか。 そう思っても不思議はない。 他殺を自殺に見せかけることなどプロの殺人者なら容易なことなのだ。
が、真相は分からぬままで終わるだろう。 総理特権をフル稼働すれば、全てを藪の中に葬り去ることが出来るからだ。
安倍政権、と言うより安晋会は恐ろしい。 そのことだけが実感できる。安倍政権は死臭に満ちた政権なのだから。
『ヘタを売れば殺される。』
その意識を多くの議員が共有する。 もの言えば唇寒しで、党内からも閣内からも、笑顔がスッカリ消え去った。
空前絶後とも言える閣僚の変死。 その現実を見せられれば、恐怖感に陥るのも無理はない。
亀井派きっての武闘派で、おまけに悪い噂が絶えなかったのが、松岡利勝だ。
鈴木宗男とつるんでの『むねむね会』・・・ここをベースに利権団体から汚い金を集めもした。
ヤクザさながらの恫喝ぶりで、霞ヶ関の役人たちから、毛嫌いされる政治家No1なのである。
松岡利勝の強みは、飯嶋勲の背後に控える小泉純一郎の存在だ。 郵政政局の折り、亀井静香を見切り、小泉に忠誠を誓った。
その政治判断が、政界屈指の悪徳政治家を大臣職に押し上げたのだ。
還元水がどうあろうと、事務所経費がどうであろうと、小泉には関心がない。 郵政政局時に勲一等を与えるに相応しい働きぶりをした男。
小泉の、松岡に対する評価はそれだけだ。
風さえ読めれば、政界という大海原を縦横無尽に航海できる。 稀代の悪徳政治家が、それを見事に証明してみせる。

『長州藩(官軍とか靖国神社)戦死者の不法投棄の悪行三昧』

官軍ですが流石に100万都市である江戸(東京)の彰義隊の遺体は衛生上大問題なので直ぐに収容して埋葬したが、咸臨丸事件のように遺体を放置した悪例が戊辰戦争では続出する。
NHK大河ドラマ『八重の桜』の舞台ともなった最激戦地の会津若松城(鶴ヶ城)攻防戦の戦死者が翌年の夏まで放置されている。(会津戦争は1868年6月10日から11月6日の三ヶ月間)
相当する公式文章が発見出来ない為に官軍による賊軍の『埋葬禁止令』なるものは無かった、冬季に土が凍って埋葬出来なかっただけだとの一部研究者の指摘もあるが、福島県は永久凍土のシベリアではない。
『冬季には埋葬できないので、仕方なく翌年夏まで放置していた』など、官軍の蛮行を隠蔽する目的以外、普通では有り得ない話ですよ。(シベリアでも夏まで待たず出来る限り早期に埋葬する)
衛生上大問題の戦死者の遺体の放置ですが常識的に判断すれば、反対勢力に対する『見せしめ』とか一般住民に対する『恫喝』である。(安晋会が関与したらしい松岡利勝農水大臣変死事件や、ライブドアの野口英昭刺殺事件も同じ理由が考えられる)
官軍は、日本人市民に対して『見せしめ』や『脅かし』を目的として、わざと無残な遺体を放置していたと考えられるのである。
戦死した遺体の放置という、これらの150年前の長州藩(官軍)の野蛮極まる風習が、70年前の第二次世界大戦の負け戦で復活したのですから恐ろしい。
世界中で一番貧しい国民でも、一番未開な種族でも同胞の亡骸を、そのまま野辺に打ち捨て朽ちるに任せ、葬らないなどは考えられないが、日本は平気で行っている。
日本軍将兵の遺骨が半分近く収集されず、フイリッピンやニューギニアのジャングルには膨大な野ざらしになった遺骨が苔むすまま。
無念の犬死を、そのまま放っておいて、何が『英霊』の『慰霊』か。大嘘である。
遺体を回収せずに、死者のむくろを道端に打ち捨てて置いて、英霊の顕彰などと言う自称愛国者や靖国神社などは日本の大恥、世界のものわらいである。安倍晋三や田母神は恥を知れ。

『一心同体のヤクザと政治家、今に続くヤクザリセッション』

現在の危険な福島第一原発の事故処理にはヤクザによる『人集め』が必須要件であるが、これは17世紀のヤクザの誕生時からの日本の特徴なのである。
ヤクザが他国のような反社会勢力ではなく公権力と一体となって国家に奉仕するとの日本国独自の伝統が長年続いていたのが本当の事実なのです。
歌舞伎や講談の題材となった博徒の幡随院長兵衛は徳川幕府の管理の下で労働者を雇い入れて城の造営を行っていた。
20世紀初頭権力と一体化していたヤクザは有権者の脅迫や買収、政治的殺人を請け負っていた。1930年代児玉誉士夫は斉藤首相暗殺予備事件で3年間服役後、1939年から1941年まで満州で、その後上海で特務機関(児玉機関)を作り物資の隠匿や麻薬密輸などで莫大な資金を調達し、1945年東久邇首相の内閣参与となり無条件降伏後はA級戦犯として拘留されるも、絞首刑に処せられた東条英機首相とは大違い。米国諜報部に委任され傍若無人に振舞うヤクザをコントロールして支配下に置く。非合法に児玉誉士夫が集めた資金によって1955年に自由民主党が作られた事実はあまりにも有名である。
代償として日本の民主主義が『犯罪者の閉鎖的非合法集団』ヤクザの影響下に置かれる事になったが1950年代終わりまでに、権力当局とヤクザとの間に暗黙の合意が形成され、それによりヤクザは、左翼や労働組合活動を抑えるサービスに従事し引き換えに芸能界や飲食店主など一般市民や企業からみかじめ料を合法的に受け取るシステムが作られていた。
児玉誉士夫等日本の組織暴力団は国の経済の根本的利益に害を及ぼさないよう行動していたので1960年代日本が奇跡的な経済成長を遂げる事ができた。しかし、その同じヤクザが行った1980年代終わりから1990年代初めの地上げなどの投機活動が不動産市場の破綻(ヤクザリセッション)を引き起こし、その後長く続く日本の経済危機の原因の一つになったと言われている。
日本では小泉純一朗は首相在任中に、『日本には、地元のヤクザの組長と知り合いでないような議員は一人もいない』と断言している。ところが、この事実は海外メディアは報じても日本のマスコミは誰もが怖がって報道しない。

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14 コメント

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安晋会とは? (どろろ)
2014-01-13 01:54:49
安晋会というのは聞いたことがないのでウィキペディアで検索してみましたが、別にヤクザとのつながりを示すようなことは書いてありませんでした。どこでどうヤクザとつながっているのか、説明していただければありがたいです。
安倍さんといえば、第一次安倍内閣のときに文京区のマンションで読売新聞の総務省メディア戦略担当の記者が後ろ手に手錠をはめられ、口に靴下を突っ込まれた死体で発見されたことがありましたね。駆けつけた富坂署の警官たちは、一時間後に「事件性なし」と結論付けて引き上げましたが・・・
いまだに気になっています。
普通は防犯カメラを調べたりとか、もっと時間をかけて調べますよね。「変態窒息プレーだ」という情報も総務省のメディア戦略だったのではと疑っちゃいます。
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去るものは日々に疎しとはいうが, (宗純)
2014-01-13 14:41:35
どろろさん、コメント有難う御座います。

安晋会というのは聞いたことがない『ウィキペディアで検索してみましたが、別にヤクザとのつながりを示すようなことは書いてありませんでした』。とは、
『幾らなんでも、それは無いでしょう』と思って、自分でもgoogleのウィキペディアで検索してみました。
すると、本当に『何も無い』。とは絶句するしかない。
日本ですが北朝鮮も真っ青な徹底したインターネット状態ですね。
ネット世界だけではなくて大手のマスコミが大騒ぎしていたのは、たったの7年前の話ですよ。
これでは70年前の世界を勘違いしているらしい頭が空っぽで目が節穴の安倍晋三とかネットウョを笑えない。
そもそもwikipediaですが、暇で脳みそが腐っているネットウョさんが大勢いるので、政治的に微妙な話は丸っきり信用できません。
ネット世界では常識ですが、
現代の『ウィキペディア』とは、古代ギリシャ神話の永劫の刑罰を受ける『シーシュボス』の石だと言われています。
艱難辛苦して、険しい山の上まで重い石を運び上げるのですが、頂上に着いたとたんに岩は元の谷底に転げ落ちてしまうのです。
あまりウィキペディアからの引用は慎んだ方が無難なのですが、今回『何も書いていない』とは次から次ぎえと書き込みを徹底的にすべて消しまくったのですよ。
このように『ウィキペディアで検索してみましたが、何も無い』とか、『安晋会というのは聞いたことがない』とは、それがとんでもなく大きく『危険なタブーに抵触する』と言う意味ですよ。
当然『あるべきものが無い』場合ですが、これは、
『無い』のではなくて、組織的に誰かが『なくした』と考えるべきなのです。
返信する
なにかありますか (どろろ)
2014-01-13 22:09:00
宗純さま、お返事ありがとうございます。
でも、安晋会がヤクザとつながりがあるのかどうかという肝腎な点がわかりません。
7年前に安晋会のどのような点が話題になっていたのか教えていただければ幸いです。
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ダグラス・グラマン事件 (宗純)
2014-01-14 10:27:43
どろろさん、コメント有難う御座います。

『でも、安晋会がヤクザとつながりがあるのかどうかという肝腎な点がわかりません。』という所が、この場合にはミソなのですよ。当然『あるべきもの』が何処にも無いのですね。
素人の犯罪者は必ず証拠を残すのですが、プロでは残さない。
犯罪組織が誰にでも判る証拠を残す場合には、逆に何かのデモンストレーションなのですよ。
記事に書き加えたので読んで欲しいが、普通の犯罪行為とは、この部分が大きく違っているのです。
『あるもの』ではなくて、『無いもの』に注目すると、隠されている真実が見えてきます。
日本ですが組織犯罪の場合には、警察とかマスコミとかの『公』の部分と、犯罪組織が一体化しているのですね。だから、もっと表に出てこない。
ライブドアの野口英昭氏の刺殺事件疑惑では沖縄県警とか国家公安委員会などが不思議すぎる。
ヤクザのフロント企業ですが、逆に考えて下さい。日本では読売と毎日などのマスコミでもヤクザと無関係では無い。ましてや一般大企業で無関係なところは一つも無いと考えるべきですよ。山口組本部がある兵庫県では兵庫方式と言って暴力団関係の犯罪は警察が直接関与せず、先ず組を通すとの恐るべき取り決めがあった事実が大学院生殺害事件で発覚しています。
にほんでは警察さえヤクザと繋がっているのですよ。それなら『安晋会がヤクザとつながりがある』などは当然でしょう。日本では数々の疑獄事件では最後はヤクザによって決着をつけているのです。
田中角栄のロッキード事件より本質的に犯罪性の高いが、闇に葬られた中曽根が主犯であるダグラス・グラマン事件では、第一次安倍内閣での松岡利勝農水大臣が突然ドアノブで首を吊った変死事件とそっくりな事件が起きています。



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危なすぎる (のすひろ)
2014-01-14 10:31:16
安晋(あんしん)会とは名ばかりで危なすぎる裏組織のようですね。
政治経済関係では今までも数々の疑獄がありましたが
当然裏表が引っ付き、一体となって行われているのだろうなとは思いますが、そこにマスコミも当然一枚も二枚も関わっているのですね。

関わるどころか・・・そこが首謀者だったり

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警察とヤクザとマスコミ、邪悪なトライアングル (宗純)
2014-01-14 15:27:46
のすひろさん、コメントありがとう御座います。

日本の場合には公権力(警察)と裏の権力(ヤクザ)と第三の権力(マスコミ)が一体化しているムラ社会なのです。
日本ですが世界唯一の絆社会なのです。全ての事柄が融通無碍、対立ではなくて協調が基本なのです。
相手を思いやる、表と裏と第三の、三つの権力が相互に対立したり干渉したりする外国とは大違いなのですね。
警察とマスコミとヤクザが一体化すれば不可能は無くて、何でも出来るのですよ。
そもそも、日本のようなヤクザの合法化など、世界中でも日本だけ、前代未聞、空前絶後なのですよ。ところが多くの日本人は生まれた時からなので誰も気が付かない。
マスコミも当然一枚も二枚も関わっている。
関わるどころかマスコミが首謀者だった事件では、
鉢呂大臣「死の町」辞任劇、アメリカンドリームが悪夢に変る時
2011年10月15日 | 政治
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/129fc05188760235fcb2af7557f956cd
この摩訶不思議な鉢呂経済産業大臣の辞任劇ですが、
鉢呂大臣が福島第一原発から帰ってきた直後に大問題に成っている。
現在の危険な福島第一原発の事故処理にはヤクザによる『人集め』が必須要件であるが
東京電力が払う金の数分の一に減ってしまっている。ヤクザに中抜きされているのですね。
鉢呂は現場に行って声を直に聞いている。
作業員にとってはヤクザ支配は大問題。もしも現場で是正を陳情されたとしたら鉢呂大臣は、ヤクザのあくどいピンはねを止めるが、マスコミが先手を打って大臣の首を取ったのですよ。
危険な原発の作業員ですがゼネコンが主導する除染作業よりも手取り賃金が低い逆転現象が起きているのです。基本的に無茶苦茶。根本的に狂っています。
返信する
当然「あるべきもの」が、「無い」場合 (宗純)
2014-01-15 14:17:38
どろろさん、主張が辻褄が合っているようで、其れではすこしも合っていません。
全く同一の主張が、意味無く繰り返えされている。
また、逝きし世の面影ブログでは、タイトルやNHが無い場合には不掲載とすると言い続けているのに、今回は抜けている。不愉快です。
残念ですが今回どろろさんのコメントは不掲載とします。
『ソースを出せ』とはネットでは常識かもしれませんが、御自分が無茶苦茶を言っているとは何故気が付かないのか、
不思議です。
何遍も何遍も、繰り返し繰り返し、懇切丁寧に説明していると思うのですが、何故理解出来ないのでしょうか。
現状ですが、
当然『あるべきもの』が無いのですよ。
この事実こそが、一番の問題なのですよ。
ヤクザですが表に明らかにされている事柄は、(無いものに比べれば)それ程重要ではありません。
『非合法に児玉誉士夫が集めた資金によって1955年に自由民主党が作られた事実はあまりにも有名である。』
が、まさかどろろさんは、児玉誉士夫とか自由民主党が『事実である』と認めたとか、公的な借用書のような文章があると思っていないでしょうね。
そんなものが世の中に残されると考える方が、根本的な間違いなのです。
素人の犯罪者は必ず証拠を残すのですが、プロでは残さない。
犯罪組織が誰にでも判る証拠を残す場合には、逆に何かのデモンストレーションなのですよ。
記事に書き加えたので読んで欲しいが、普通の犯罪行為とは、この部分が大きく違っているのです。
『絶対に、証拠を残さない。』のだと考えて下さい。
話は逆なのです。
『安晋会とヤクザがつながっているのだろうと思わせるような手がかりになるような要素』とは、
通常なら『有る筈のもの』が、安晋会の場合には完璧に空白になっている。
完璧にゼロなのですが、これは異常事態なのですよ。『絶対にありえない』と考えるレベルなのです。
ネット世界だけではなくて大手のマスコミが大騒ぎしていたのは、たったの7年前の話ですよ。
7年前は、今とは大違いだった。
確たる証拠もなにも、
そもそも、当時は『安晋会とヤクザがつながっているのだろう』と全員が知っていたのですよ。
惨殺されたライブドア野口英昭氏は安倍晋三の安晋会の理事だった事実は誰もが熟知していた。。
ヤクザ関連の暗殺と思えるこの記事は今でもネット上に沢山残っています。
ところが『でも、安晋会がヤクザとつながりがあるのかどうか。確実な証拠が無い』と言い続けるとは不真面目すぎるでしょう。
ヤクザの殺人はビジネス(営利事業)なのですから無関係な人は無闇に殺さないのです。
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『何も無い』とは、 (宗純)
2014-01-15 14:39:07
安晋会が、何かの高度なタブーに抵触しているのです。
このタブーですが、統一協会や創価学会のような破壊的カルトかもしれないし内閣調査室とか陸幕別班や公安警察のような諜報組織かも知れないが、
安晋会の場合にはその可能性が低すぎるのですよ。
消去法で、ヤクザしか残らなかったと言うことですね。
鉢呂大臣の件もTPPに反対していたので、政治的に嵌められたとの見方が、一番説得力があるのですね。私もTPP原因説が正しいとは思うが、
TPPだけでは到底説明が付かない、なんとも不思議な辞任劇なのですね。
『彼が降ろされた理由が他の原因ではなくて除染作業員のピンハネ』
と言うような白か黒か。善か悪か(原因や答えは一つ)的なネットウョの発想は駄目です。
単眼ではなくて、総合的に複眼的に見てください。
日本は北朝鮮のような単純構造の独裁国家ではなくて、みんな仲良く暗黙の談合による異分子を排除する恐怖の絆国家なのですよ。
しかし日本は25年間穏やかに死につつあるので、だんだんとパイが小さくなって行く。
今までのように『犯罪者の閉鎖的非合法集団』ヤクザに甘い汁を吸わせる余裕が社会全体から無くなっているのですよ。
橋下徹ですが管理売春の顧問弁護士ですよ。素人衆ではなくてヤクザそのもの。
ところが誰一人ヤクザとの関連を口に出さないが、これは『ヤクザと関係ない』を意味していない。不思議の答えは簡単で、『ヤクザだから』なのですね。
管理売春など素人の仕事ではありませんよ。ヤクザのしのぎです。。
日本の政治や経済を考える場合にヤクザのキーワードを加えると、今まで見えなかったものが見えてきます。
パズルのピースが抜けている場合、その空白部分にヤクザというピースがピッタリと当てはまる。
wikipediaですが
『安晋会とヤクザとつながりがある』部分が完璧に空白なのですね。
惨殺されたライブドア野口英昭氏は安倍晋三の安晋会の理事だった事実が削除され、消されているのです。。
返信する
更地になっても残る問題 (のすひろ)
2014-01-15 15:44:24
この政治家そのものがヤクザ、マスコミも同様の構図は
この国がどうしようもなくなって一旦白紙、更地になっても結局そこが力を持って再び同じ構図の国づくりになりはしませんでしょうか?

すでに放射能汚染でどうしようもなくなっても国民は文句も言わず、恐怖も覚えずそこへ帰ろうとし、それに注意喚起を行う人を反対に叩くのですから、まともな 国 では無いように思いますが。

これ以上に国民に分からすというとそれこそ再び戦争(経済破綻)でも起き完膚なきまでにやられるしかない。
それでも国民は分からないし、その時もやっぱり裏組織が仕切るのかな??と考えますと情け無くなりますが。
返信する
相関図を見ました (N.O.)
2014-01-16 02:08:25
仕方がないので「安晋会 ヤクザ」で検索すると、相関図が出てきたので、人名や企業名を1つずつ検索していくと、かなり広範な業種を網羅しており、そのなかに元暴走族や薬物で逮捕された人物や惨殺された人なども含まれることがわかりました。暴力団のフロント企業も結構あるみたいですし、公的援助や株価の操作で錬金術のようなこともできるようですね。安晋会の副会長のアパグループの会長の写真を見ると、短髪のマオカラーで、ヤクザそのものの風貌でした。
これでは安倍さんが「自分の後援会ではない」と言うのも道理ですね。
駅近で火事が頻発するのもアベノミクスかと疑っていましたが、意外と消防署も癒着しているのでしょうかね?
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