『バディ・コンプレックス』第三話

なるほど、２１世紀初めに新エネルギー物質が発見され、大産地のあるゾギリアが勢力を伸ばして、それに反抗する勢力が自由条約軍を結成したわけですな。しかしまぁ新エネルギー物質が発見されたからといって巨大ロボがぶんぶん飛び回るのも、無理があるような気もしますが、ひょっとしてその物質は反重力物質だったりするのでしょうか。

キグナスは全力で離脱しようとした時、ガラント中佐の攻撃で被弾。これは出力不足ですぐに基地へ帰還できなくなると言う、サンライズの王道展開か（＾＾；。その逆に倉光艦長は、サンライズ作品には珍しいタイプの指揮官ですな。飄々として腹が読めない。その一方でちゃんと気配りも出来てるという面白いキャラです。青葉がヒナを敵と思っていないと指摘するなど、ひょっとしたら７０年前の事件を聞き及んでいるのかも知れません。年齢的には同級生の誰かの息子という可能性もありますね。

ゾギリア軍の描写も中々面白い。特務武官というのは旧ソ連の政治士官みたいなものですかね。ガラント中佐も次は失敗できないと考えてるなど、鉄の規律が支配する全体主義国家というのが見え隠れしてきました。ヒナ＝雛はいずれ自由条約側に来るのでしょうか、ゾギリア側の国家体制も影響してくるんでしょうな。

次回予告だとどうやら学園跡地に青葉が行く様子。オープニングにも同じようなシーンがありますが、本当に未来に来てしまい、もう元の時間には戻れないと悟った青葉が戦う決心をするのかも知れません。