オジサマ専科 Vol.2 Memories母の手帳の設定を超改変してあります。なのでネタバレも含まれております。BOYSLOVEテイストにしてお届けなので、実際の商品とは一切何も関係ありません。もぐ菜は古川透CV:中田譲治しゃん推しなのでよろ。それと古川透氏は黒髪サラサラ和装で物静かな優しいアーカード様をイメージしてねんVv
gentleman's&boy(11)
目を覚ますと見た事のないベッドルームだった。遮光カーテンで仕切られた窓際から、少しの隙間から陽射しが零れ出す。
隣を見ると同じベッドがあるが、掛け羽毛布団がめくれており寝て居た主(ぬし)の姿は見当たらない。
上半身をベッドから起こし自分の姿を見ると昨日のままである。歩道を歩いて居たら、車に乗った斉藤に声をかけられ車に乗ってからどうしたか覚えてない。
ベッドルームのドアがノックされる。
「失礼するよ。」
そう声の主(ぬし)は斉藤である。
ドアが開き斉藤が入室した。
白のタオル生地のバスローブを軽く肩に引っ掛けて羽織(はお)り、水着のパンツを履いて居るだけ。頭には白の大判のタオルを乗せて、手でわしゃわしゃと髪の毛を拭いていた。
「おはよう。」
「おはようございます。昨日は、すみません。」
「寝た子を起こすのはかわいそうだからね。腹減ってない?? 」
そう斉藤が藤宮に言うと。
藤宮の腹がグゥ~と鳴る。
「腹時計は正確だな。ルームサービスでも執(と)るか。最上階のレストランのモーニングビュッフェも眺め渡しも良いし、美味しいんだ。その前にシャワーでも浴びて来いよ。気持ち良いぞ。」
「そうしますね。」
「シャワーしてから、朝食の事は決めようか。」
「はい。」
藤宮は素直に言うとベッドから降りてスリッパを履き、バスルームへ向かって行く。
「タオル類やハミガキはバスルームにあるから。」
「ありがとうございます。シャワー、借りますね。」
藤宮はベッドルームを出て行った。
斉藤はベッドルームの遮光カーテンとレースのカーテンを両手でパッーと開ける。薄曇り空で暗闇から一気に、日射を浴びて目を閉じる。
午後からは天気は回復し青空が見えると、真夜中の天気予報は言っていたが。 日射に慣れたので目をあけた。
背伸びをしバスローブからワイシャツとスーツに着替えた。自分が寝ていたベッドへ。 勢いよくベッドに寝転ぶとスプリングが良いらしく、斉藤の身体が転がりながらも弾む。
ベッドをよじりながら上にはい上がり、ベッドボードに手をを伸ばす。
スマートフォンを手に取る。
誰からも連絡もない。
斉藤はスマートフォンの機種を三台所有しており、一台目は仕事専用で二台目は仕事の付き合い上の知人達用に、三台目は完全にプライベートで本当に親しい交遊がある友人達用。
斉藤が今、手にして居るスマートフォンは三台目の親しい友人達用の物である。
透のヤツ、ふて腐れてるなぁ────────── あいつにしては性急過ぎなんだよなぁ。石橋を叩いて渡る様な、安全第一人間が何をしたんだ?? 俺が聴く前に言うなよ、バカ。俺だって知りたいんだ真実をね。
暇つぶしにスマートフォンで経済ニュースとスポーツニュースを調べたり、動画サイトを試聴する。
仰向けでベッドに寝て居ると、ベッドルームのドアがノックされる。
斉藤が返事をすると藤宮がベッドルームに入室して来た。藤宮の洋服はそのまま着て居るが、寝起きのさっきの状態よりも良くなった。
「さっぱりしました。」
「なら、良かった。朝食はどうする??」
「最上階のレストランのビュッフェに行きたいです。」
「なら行こう。」
と、その時にスマートフォンの着信音が鳴る。
ディスプレイには透と表示され、ディスプレイをタッチすると受信したメールを表示する。
メールの文面を読んで吹き出す。
電話に着信があったが、どうした?? すまないが、今日は相手は出来ない。体調が悪いので──────── 仕事を休んだ。
まぁ、少し放置して置こうと斉藤は思った。仕事好きなヤツが仕事を休むなんて非常事態であると。槍が降るか季節外れの、それも紅(あか)い雪が降りそうだ。
斉藤は起き上がりスマートフォンをズボンのポケットに入れて、クローゼットに歩いて行く。
クローゼットからスーツの上着を取り出し羽織(はお)った。
「朝食に行こうか。」
「あの、ごめんなさい。僕、お財布持ってないんです。後でお返しします。」
「お金は良いよ。お代は君の可愛い寝顔を見れたからさ。透にだって見せた事ないだろ。」
斉藤に痛い所を突かれた藤宮は表情はギクりとした。
「透さんとは、そんな関係じゃないです!!」
「透さん??うっわぁ~そんな密接で親密な関係?? もしかしたら、俺と君は親子かな。俺としては、君の恋人候補になりたいんだけどさ。」
「ごめんなさい。僕、帰ります。」
「朝食ぐらいは一緒に食べようぜ。財布もないのに、どうやって帰るの??家まで送って行くよ。」
斉藤にそう言われて藤宮は納得はしてないが頷く。
gentleman&boy(12)
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目を覚ますと見た事のないベッドルームだった。遮光カーテンで仕切られた窓際から、少しの隙間から陽射しが零れ出す。
隣を見ると同じベッドがあるが、掛け羽毛布団がめくれており寝て居た主(ぬし)の姿は見当たらない。
上半身をベッドから起こし自分の姿を見ると昨日のままである。歩道を歩いて居たら、車に乗った斉藤に声をかけられ車に乗ってからどうしたか覚えてない。
ベッドルームのドアがノックされる。
「失礼するよ。」
そう声の主(ぬし)は斉藤である。
ドアが開き斉藤が入室した。
白のタオル生地のバスローブを軽く肩に引っ掛けて羽織(はお)り、水着のパンツを履いて居るだけ。頭には白の大判のタオルを乗せて、手でわしゃわしゃと髪の毛を拭いていた。
「おはよう。」
「おはようございます。昨日は、すみません。」
「寝た子を起こすのはかわいそうだからね。腹減ってない?? 」
そう斉藤が藤宮に言うと。
藤宮の腹がグゥ~と鳴る。
「腹時計は正確だな。ルームサービスでも執(と)るか。最上階のレストランのモーニングビュッフェも眺め渡しも良いし、美味しいんだ。その前にシャワーでも浴びて来いよ。気持ち良いぞ。」
「そうしますね。」
「シャワーしてから、朝食の事は決めようか。」
「はい。」
藤宮は素直に言うとベッドから降りてスリッパを履き、バスルームへ向かって行く。
「タオル類やハミガキはバスルームにあるから。」
「ありがとうございます。シャワー、借りますね。」
藤宮はベッドルームを出て行った。
斉藤はベッドルームの遮光カーテンとレースのカーテンを両手でパッーと開ける。薄曇り空で暗闇から一気に、日射を浴びて目を閉じる。
午後からは天気は回復し青空が見えると、真夜中の天気予報は言っていたが。 日射に慣れたので目をあけた。
背伸びをしバスローブからワイシャツとスーツに着替えた。自分が寝ていたベッドへ。 勢いよくベッドに寝転ぶとスプリングが良いらしく、斉藤の身体が転がりながらも弾む。
ベッドをよじりながら上にはい上がり、ベッドボードに手をを伸ばす。
スマートフォンを手に取る。
誰からも連絡もない。
斉藤はスマートフォンの機種を三台所有しており、一台目は仕事専用で二台目は仕事の付き合い上の知人達用に、三台目は完全にプライベートで本当に親しい交遊がある友人達用。
斉藤が今、手にして居るスマートフォンは三台目の親しい友人達用の物である。
透のヤツ、ふて腐れてるなぁ────────── あいつにしては性急過ぎなんだよなぁ。石橋を叩いて渡る様な、安全第一人間が何をしたんだ?? 俺が聴く前に言うなよ、バカ。俺だって知りたいんだ真実をね。
暇つぶしにスマートフォンで経済ニュースとスポーツニュースを調べたり、動画サイトを試聴する。
仰向けでベッドに寝て居ると、ベッドルームのドアがノックされる。
斉藤が返事をすると藤宮がベッドルームに入室して来た。藤宮の洋服はそのまま着て居るが、寝起きのさっきの状態よりも良くなった。
「さっぱりしました。」
「なら、良かった。朝食はどうする??」
「最上階のレストランのビュッフェに行きたいです。」
「なら行こう。」
と、その時にスマートフォンの着信音が鳴る。
ディスプレイには透と表示され、ディスプレイをタッチすると受信したメールを表示する。
メールの文面を読んで吹き出す。
電話に着信があったが、どうした?? すまないが、今日は相手は出来ない。体調が悪いので──────── 仕事を休んだ。
まぁ、少し放置して置こうと斉藤は思った。仕事好きなヤツが仕事を休むなんて非常事態であると。槍が降るか季節外れの、それも紅(あか)い雪が降りそうだ。
斉藤は起き上がりスマートフォンをズボンのポケットに入れて、クローゼットに歩いて行く。
クローゼットからスーツの上着を取り出し羽織(はお)った。
「朝食に行こうか。」
「あの、ごめんなさい。僕、お財布持ってないんです。後でお返しします。」
「お金は良いよ。お代は君の可愛い寝顔を見れたからさ。透にだって見せた事ないだろ。」
斉藤に痛い所を突かれた藤宮は表情はギクりとした。
「透さんとは、そんな関係じゃないです!!」
「透さん??うっわぁ~そんな密接で親密な関係?? もしかしたら、俺と君は親子かな。俺としては、君の恋人候補になりたいんだけどさ。」
「ごめんなさい。僕、帰ります。」
「朝食ぐらいは一緒に食べようぜ。財布もないのに、どうやって帰るの??家まで送って行くよ。」
斉藤にそう言われて藤宮は納得はしてないが頷く。
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